山口草堂／雪原のおのが影へと鷲下り来

    宇都宮の帰り午後４時半　車中よりステーキ屋の牛看板　この店料金は結構高い         加藤楸邨／樫の鷲世は雪ふりてゆくばかり     . . . 本文を読む

内藤丈草／鷹の目の枯野にすわるあらしかな

  スーパーの駐車場に残る朝顔     原 石鼎／朴の木に低くとまりぬ青鷹(もろかへり)   長谷川零余子／岩に立ちて鷹見失へる怒涛かな   斎藤 玄／玄冬の鷹鉄片のごときかな     . . . 本文を読む

大野酒竹／鯨吼えて村に近づく嵐かな

      広瀬香魚／鯨の目大仏の目に似て細し   加藤楸邨／雪の上に鯨を売りて生きのこる   福本鯨洋／釘づけの映画館あり鯨来ず     . . . 本文を読む

加藤かけい／風致地区カチカチ山の狸飼ふ

    午後4時過ぎ薬局まで歩いていたら　冬の月と小鳥の群　スズメかと思ったが…若干違う　腹は白く冠羽の立つカシラダカ　下に行ったら糞を落とされた～🐦️   伊藤ちあき／保線夫の拾うてきたる狸かな   . . . 本文を読む

加藤知世子／闇をよこぎる鼻黒鼬彼の詐欺漢

  寒すぎるため2日外に出なかったが　先ほどどこの大豆畑も刈られているのを確認した次第　以前は車事故に遭っているのを見かけた鼬だが…今はほぼ見なくなった　動物の総個体数が激減している   橋本鶏二／その頃の父の零落鼬罠   . . . 本文を読む

村上鬼城／沼涸れて狼渡る月夜かな

  街路樹ハナミズキの紅葉     大須賀乙字／狼に帯の火曳きし野越かな     . . . 本文を読む

松根東洋城／熊撃てばさながら大樹倒れけり

  今日の午後5時➰寒さもひとしお　むかし寂光の滝へ登る道で月ノ輪(ツキノワ)に道を譲ってもらって？から　個人的には熊に恩義を感じている🧸　因みにツキノワの急所は胸元の白い月ノ輪模様デス🌙 　   安住 敦／生くることしんじつわびし熊を見る   木村奇行／ちやんちやんこ着て遊びゐる仔熊かな     . . . 本文を読む

冬の季語／臘八会(らふはちゑ) 臘八・成道会・臘八接心・臘八粥・五味粥・温(うん)臓粥・温槽粥

  公園にあった木だけど　名前が出てこず🥵　オオヤマレンゲ(大山蓮華)ですかね～     阿波野青畝／臘八や雪を急げる四方の嶺   永橋並木／臘八の飲食(おんじき)湯葉の黄をくらふ   今村霞外／末法の星美しき成道会     . . . 本文を読む

橋本鶏二／日輪のがらんどうなり菊枯るる

    数年前まで梅花藻のあった川　徒に改修工事をしてから梅花藻も消えた　   山口青邨／枯菊の水にうつりて色香なし   . . . 本文を読む

川門清明／葉牡丹や過密に耐ふる外(ほか)なけれ

  冬場の葉牡丹とか石蕗が好みとはいえない…まぁ今は花がないから…という消極的な仕方ない感から(笑)　   どこにでもいつの間にか立つソーラーパネル　アパートの前などに突然出現することもある       国本いさを／葉牡丹にたしかなる日の歩みあり   西島麦南／葉牡丹の渦一本にあふれたる . . . 本文を読む

佐藤鬼房／猫下りて次第にくらくなる冬木

    今年はサザンカが豊作       石田あき子／亡き犬を訪ひ来し犬や冬木縫ひ 💬あき子さんは波郷さんの妻   朝寝から昼寝となりぬ冬木昏／森 青萄     . . . 本文を読む

皆吉爽雨／霜枯の鶏頭墨をかぶりけり

    ススキと自販機　昨夜の🇰🇷ユン大統領の非常戒厳令宣言には驚いた❗️ジョンウンもびっくり～？　尹大統領は孤立しているようだ　気の毒な気もする👵　       桜木俊晃／霜枯の道一人行き又一人     . . . 本文を読む

中 勘助／銀の匙に麦粉そなへん漱石忌

      散歩コース　今日の午後4時過ぎの日光連山　風もなく穏やかである         滝井孝作／硝子戸の中の句会や漱石忌     . . . 本文を読む

『新古今集』より 「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かた敷きひとりかも寝む」

        山茶花↑冬の落葉道↓         大野林火／霜夜来し髪のしめりの愛しけれ   相馬遷子／ひとつづつ霜夜の星のみがかれて     . . . 本文を読む

石田波郷／雁(かりがね)の束の間に蕎麦刈られけり

    メランポジウム↑狭道拡幅工事中🚧↓蕎麦畠　今日は見事に蕎麦が刈られてしまっていた　工事の騒音に紛れて気付かぬ間に💦         菅原師竹／蕎麦刈にかまはず山の日は落ちぬ   篠田悌二郎／蕎麦刈つて以後月荒ぶ奥会津     . . . 本文を読む