「えっ!?そうなんですか?
わーなんか泣きそう・・・」
と目を潤ませた。
きのうのおまつりでは、食券売り場を担当した。
たくさんのお客さんを向かえ、計算を間違えないように
てきぱきお仕事。
それと共に、笑顔を絶やさず丁寧な応対を心がけた。
多世代の方が集える居場所ができたらいい、それはメンバー全員の思い。
若さあふれる高齢の女性たち、一度テーブルに付くと、
長い滞在となった。
「コミュニティカフェだからね」
となりで料理を渡しているヤコさんと笑って話す。
そんな中、今回も赤ちゃんを抱いた若いお母さんがやってきた。
もちろん、前回の方とは違う方。
にこやかなその女性に好感が持てた。
ただ、今回は食券売り場だったのでその後のその方の様子を見ていることもできず、
大わらわだった。。
(前回は食券と引き換える方の担当だったのでまだ余裕があった)
いっとき、人が途絶えたとき、さっきの女性がまた来てくれた。
追加の注文かな?と思っていたら、
「○○さんですね」と。
あー名札つけてるからか、でも何の用なんだろ?
ひょっとしてメンバーに参加してくれるのかしら??
(今回チラシとか冊子でスタッフ募集とも告知していた)
すると、やおらバッグから何かを取り出そうとしている。
赤ちゃんを抱えて(抱っこヒモで)いるのでなかなか取り出しにくそう。
出てきたものを見てびっくりした。
「この記事を見て・・・・
前から気になっていたんです。
子どもが小さいのでなにもできないかもしれないんですが、
なにか関われたらと思って・・・」
そんな話をする女性。
実は、6月ごろ、ある地域の情報誌にカフェ立ち上げメンバーとして、
私のことを掲載いただいた。
彼女は、そのときの記事をクリアファイルに入れていた。
冒頭の言葉はそのときのもの。
わたしたちがやっていることに共感し、
丁寧に記事を取っていて、それを今回のおまつりに持ってきてくれた。
記事に去年のおまつりで感じたことを書いていたので、
これをきっかけにと思ったのか。
最初に声をかけずに、しばらくたってからにしたのは、
ひょっとしたら、メンバーを見て一緒にやっていけるのか
観察していたのかもしれない。
声をかけてくれたのは、
メンバーも雰囲気も気に入ってくれたのかと今勝手に思っている。
1年前の思いが1年かけて実った瞬間だった。
その2につづく