ナルシス王子とわがまま姫

ナルシス王子(マンチカン)とわがまま姫(エキゾチックショートヘア)のねこ育て日記です。

忘れないからね。

2016-11-23 15:52:48 | 日記
すごくすごく申し訳なくて
何も出来なかったけど

絶対忘れないために
ここに書こうと思います。

11月22日
なべ氏のところに子猫が運ばれて来ました。
会社の方の寮の近くに捨てられていたとの事

なべ氏はその子をつれていつもの病院へ連れて行きました。

皮膚に炎症があり足も折れている
生後2~3ヶ月の女の子でした。


病院で処置して頂き
何を持っているか分からないので
自宅の一室を使いふーちゃんとは完全隔離状態でお世話をすることにしました。

ご飯をあげて
お水をあげて

あったかいお部屋に寝かせてあげました





名前もしめじか、えのきで2人で悩み
しめじと名前も付けました。

私は
しめじという名前をあげることも
うちで保護することも
本当はしたくはありませんでした。

なべ氏のお仕事はこれから留守が多くなる時期です。
大きくなったふーちゃんだからなんとかなっているけれど
生後2~3ヶ月の怪我をした猫のお世話をするには少し環境が厳しいこと
なにより室内隔離
万が一ふーが接触したらどうしよう?
という思い。

このまま検査しても何も無ければ3匹一緒に飼えるけど
そうじゃなかったらどうしようか。

子猫を保護するということは
それだけ責任とお金と
色んなことを背負って考えなきゃダメなんだと思い知りました。

私はいまなべ氏と別に住んでいるので
一晩考えていました。

一晩夜を越して
それでもこの子を見捨てることは出来ないから
とりあえず怪我が治るまで
皮膚が元に戻るまで
目の前にいるこの子を助けた以上
まずは生き長らえるためにお手伝いをしようと思ったんです。


私の思いが生きるのを邪魔してしまったのか

しめじは午後1時半頃
虹の橋を渡りました。


電話でしか聞いたことのない声は
ダミ声で
鳴くというよりは
叫んでいるように聞こえました。
ギャーギャーと
亡くなる少し前まで鳴いていたそうです。


ほんとになんにも出来なかったね
その思いしかありません。

私に至っては
触ってあげることもできなかったし
直接声をかけることも
会いに行くことも出来なかった。

そしてさらに
私は引き取ることに対して前向きになるのが遅かった。

邪魔に思っていたわけじゃない
嫌いだったわけじゃないけど

本当にごめんなさいという思いしかないです。



生きてるしめじの写真はこの2枚だけです。

耳がおっきい子だから
元気になったら絶対あたし好みの顔になるぞと思っていました。


いろんな人のブログや本を見て
野良猫を引き取ったお話は聞いていましたし
なにより生後3ヶ月の離乳も済んでる子だから
今一生懸命ないてるから
ご飯をたべたから

助かるものだとばかり思っていました。


なんといっていいかわからないけど
頭なでて
名前呼んであげたかったなって思っています。

私の気持ちの整理と
記録のために書かせて頂きました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しめじちゃん (ひめ)
2016-11-23 21:31:58
お名前を貰えて良かったね。暖かい家で温かい人の元から旅立てて良かったね。
しめじちゃんの一生で、一番ぬくもりを感じた時間だったかもしれませんね。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ちぃさんが頭で色々考えてしまうことはよく解る。先々まで考えてあげる事が保護の大前提。
しめじちゃんを考える前に、先住さんを守ることも親の務めだし。
それでも、この季節の草津のお外は厳しいんでしょ?

なべ氏ってそういう人なのよ(´;∀;`)  優しさの方が先に立っちゃう人なんだなって、以前お聞きしたお話からも解る。

今度は誰とも出逢っていないこの時に、なべ氏とゆっくり
またこんな事があった場合の対処方法を話し合っておくのはどうかな?

出逢わなければ普通に使えるけれど、この部屋はいつ来ても隔離に使えるぞ!という場所を確保しておくとか。
もしその子が感染症を持っていたらどうするかとか。お仕事の事だとか・・・

見て見ぬフリが出来ない人だもの(´ー`*) ヤサシイネ

ちなみに保護時は頭の中で色んな計算と(;-ω-A
・・・そして勢いも必要です(←無責任という意味ではなく決意かな)

しめじちゃんが、ちぃさんとなべ氏の心にずっとずっと生き続けますように
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しめじちゃん (花音)
2016-11-24 01:23:12
残念な結果になってしまったけど、ちぃさんのせいではないと思うよ。

ふーちゃんの事もきちんと考えながら、しめじちゃんを保護するに当たっての責任や金銭的な事も考えて、今できる事を見つけたんだもの。

なべ氏が保護してくれたから、しめじちゃんは名前もご飯も貰えて、病院にも連れて行って貰えて、お家の暖かさも知る事が出来た。
最後を看取ってくれて、しめじちゃんを忘れないよ、って思ってくれる人に出会えた。

たった3ヶ月の短い生涯でも、しめじちゃんの一生にはたくさんの幸せが濃縮されているよ。
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ひめさま (ちぃ)
2016-11-24 12:47:49
こんな自分の感情整理のために書いたブログにあったかいコメントありがとうございました。

猫を飼っている以上、捨て猫を見捨てる様なことをする人にはなって欲しくないと思っていました。
だから引き取ったことに怒ると言うことは無いんですが
私は今なにも協力出来ない立場なので
もどかしく、考えることしか出来ないからグルグル頭の中を不安がよぎってしまうんですよね。
離れて暮らすことの不便さというか
私が一緒に暮していたらもう少し出来ることも多かっただろうと思います。(通院とかお留守番の時間が短いとかの程度ですが)

そうですね。
おはぎの時から今の今までそんな話をした事がありませんでした。
しめじが来てくれて教えてくれたことを無駄にしないためにも
保護した後のことをまとめておいたりする事が必要ですよね。
またひめさんにご連絡をするかと思いますが
ご協力頂きたいなと思います<(_ _)>

しめじはダンボールに入っていたことから
捨てられた子なのかなと思っています。
どんな命でも同じですが
1度人の暖かさを知ってから捨てられるのはショックが大きいというか
さらに残酷なように思います。

どこにもお話していませんが
子猫が亡くなることがもう1件私の身近で起きています。

今回の事もあって
野良猫って道端にいて出会うのは嬉しいけど
本来はいるべきではないのかなって思いました。
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花音さま (ちぃ)
2016-11-24 12:54:29
暖かいコメントありがとうございます。

実はしめじが来た次の日から私は1週間お休みが決まっていて
それに合わせてなべ氏もお休みを取っていて
2人で旅行をする約束をしていました。

しめじが来た時、そんな状態の子をお留守番させることはできないから
デートは中止だろうと
すこし落ち込んでいる自分がいました。

事の重大さを分かっていなかったなと
本当に反省しか無いです。

なべ氏に噛み付いた傷が
今日綺麗に消えていたそうで
しめじが治してくれたのかなっておもっています。
心を開くまでいけなくても
少なからず目の前にいたお兄さんは
大事に思ってくれていたこと
そして何も出来なかったけど
会いたいな、触りたいなって思っている人間が
私を含めここに2人いたこと
私たちに会いに
もう1度来てくれることを願うばかりです。
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