goo blog サービス終了のお知らせ 

人間学 人生や魂に役立つブログ 「魂の人間学」

人間学や 人生や魂の糧になるブログ 
     魂の人間学 読書記録、随筆、探訪記・旅行記など
     

世界4大聖人について

2022年02月20日 | 魂の人間学

 世界4大聖人という言葉は、子供の頃に耳にした。
 4大聖人とは、釈迦、キリスト、孔子、マホメット、ソクラテスを入れる場合もあるようだ。
 しかし、神話の時代と呼ばれる人たちを入れれば、人数を増やして、ゼウス、モーゼ、マヌなども入ってくるのではないだろうか。
 釈迦は諸行無常、八正道、四苦八苦、慈悲、六波羅蜜多、輪廻転生、因果応報などの思想を残している。六大神通力を持っていたとも言われている。
何といっても、王家に生まれ、金銭面では、何不自由しない身分に生まれながらも、衆生の人生を見て、四苦八苦の事実を喝破し、29歳で妻子を捨てて、修行の身になり、6年もの歳月を苦行に費やし、村娘スジャータのミルク粥の布施を受け、それを飲みほしたのをきっかけに悟りを得ていった過程や、当時では80歳という長生きをして、8万4千とも言われる法を説き、当時の人を救うのみならず、弟子たちの残した数々の法によって衆生を救った実績が2500年経った今でも、その名声を世に残しているのだ。
キリストは、愛の教えをメインに説きました。山上の垂訓や今で言えば、辻説法のようなことを何回も重ねて、いわゆる信者が膨れ上がっていきました。十字架につけられてからも、(霊体として)甦って500人以上の人が目撃したといわれています。
12弟子を中心に伝道を開始して、教会組織になっていき、世界宗教になっていきました。
孔子は、仏陀の入滅後、間もなく生まれ、この世的には、自分の志を全うしたとは言えない状況でもあったのですが、弟子たちが記録した孔子の言葉を残した「論語」が人間教育の嚆矢とされ、現代でも出版されて、読み継がれています。
 マホメットは、クムランの洞くつで、アラーの神様からの啓示を受け、それを克明に記録して書いた、「コーラン」を残し、もともとは、商人でしたが、政治家的素質も生かしてイスラム教を世界宗教にまで押し上げています。
ソクラテスは、ギリシャの哲学者。ソクラテス自身は、著作を残しませんでしたが、弟子のプラトンが、ソクラテスの対話を克明に記録して、その教え残しました。
 プラトン自身もアカデメイアを設立して、教育を続けました。その精神は、アリストテレスにも引き継がれていきます。
 ギリシャの政治では、ソロン、ペイシストラトス、クレイステネス、テミストクレス、と続き、ペリクレスの時に最盛期を迎えますが、哲学の分野では、政治に遅れて、ソクラテス、プラトン、アリストテレスで世界史上の哲学の金字塔を打ち立てます。
 また、神話の時代にさかのぼれば、ゼウスは、ギリシャ文明の草創期に出た、ギリシャ神話の中心人物。ヘラは妻で、アポロンは、息子、アテナは娘、ポセイドンは弟でした。
 モーゼは、奴隷の子として生まれながら、捨て子となり王家に拾われ、何不自由なく育ちますが、奴隷の子であった事実を知ってからは、それが転機となり人生を送ります。
出エジプトを決行し、追っ手が迫った海の前で祈って、海を割って逃げ、追っては、海に阻まれてしまうという今でも語り継がれる奇跡を起こしています。十戒を天から授かり、その後の教えの指針としています。ユダヤ教の起源、教祖でもあります。
マヌは、当時の聖書のようなマヌの法典を残して、います。

それぞれに、個性を生かして、人間いかに生きるべきか、ということに、その生きざまとともに人類の指針となる、大切な教えを残しているのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿