御願解き(ウガンブトゥチ)

2005年02月03日 | 沖縄 
昨日家に帰るとうちのおかんがヒヌカンに何かやってました。
よく考えたら昨日は旧暦の12月24日、
『御願解き(ウガンブトゥチ)』の日だったんですね。


↑我が家のひぬかん(火の神)↑ 


ヒヌカンに付いて詳しくは上記リンクに飛んでもらうとして、
今日は御願解き(ウガンブトゥチ)のご紹介。

御願解きと言うのはこの火の神様が天上界へ登る日の事をいいます。
そしてこの火の神様は家であった出来事やお願いされた事などを天帝へと報告すると言われております。


んでまずうちのおかんはヒヌカンの周りを掃除して、
花や米(餅)などをお供えし、火の神様が天上界へ登る準備をします。

そして準備が整うと線香を焚いて火の神、屋敷の神、
祖霊に平穏無事のこの一年間を感謝すると同時に、

「天へ報告するのはいいことだけにして欲しい」と頼むんです。

なぜなら台所でふと漏らした悪口も火の神は聞いているとされていて、
それまで報告されたら困りますよね、

悪い事などは因果応報で自分に帰ってきますカラー(^^;)アブナイアブナイ


そしてこのエントリーはD介さんのトラバで思いたんです。
D介さんのエントリーをみて、旧暦と新暦の違いがあるにしろ、
サンタクロースが降りてくる日と火の神が昇る日が一致してるのが面白いッスね(笑)


そして登ったからには帰ってくる日もちゃんとあります。
それは旧暦の1月4日の「火の神迎え」。

その日、火の神様が天帝から新たに人々の御願(うがん)を記帳する巻物を貰い、地上へと降りて来る日。
それを各家庭でお迎し、又一年どうぞよろしくおねがいします。と言うわけです。

それについては追ってネタにするとおもいますんで待ってて下さい。

久しぶりの沖縄不思議ワールドねたでした~


←沖縄情報満載画像一覧新着記事