こすた みあ Diary

旅の思い出、日々の記憶・・・

Breton

2005-12-02 | Gourmet
 
 
 
 6周年記念クラシックメニュー
 パリ3つ星レストランの技と味をお試し下さい





旬の素材がふんだんに盛り込まれたスペシャルメニューを、季節ごとに
ご案内頂くレストランが何軒かある。千駄ヶ谷のブルトンもその1つ。
そう。泣く子も黙るパリのトゥール・ダルジャンで日本人で初めて
副料理長まで上り詰めたという清水忠明シェフの名店である。
そんなブルトンから届いた6周年記念メニューにノックアウト。
気がつけば、フェアーの期間を過ぎてしまっていたのだが、特別に
お願いして予約を入れさせて頂くことに。

まずは、予約の際に、メインについて清水シェフとご相談。
なんとも胸が高鳴る心憎い演出だ。私は相談の結果、
メニュー外のピジョンのローストを頂くことに。
美しいクリスマスディスプレーに彩られた青山ツインタワーの
雑貨店をウィンドウショッピング。黄金色に染まった銀杏並木
を絵画館まで通り抜けてブルトンへ。
さぁ、見ただけでクラッと来てしまったお待ちかねの饗宴メニューはご覧の通り。

【 6周年記念クラシックメニュー】
*アミューズ
南伊豆の猪肉のコンフィとアンポ柿 山芋のブリニーを添えて 山椒風味
*オードブル
シャラン産鴨のテリーヌ ド カンパーニュ 丹波の黒豆とワイルドライスと共に
*スープ
京野菜とフォアグラを浮かべた琥珀色の蝦夷鹿のコンソメ ポトフー仕立て
*お口直し
リ ド ヴォーのブレゼとチリメンキャベツのフォン ド ヴォー煮込み
*メイン料理 ~1品お選び下さい~
青首鴨、野ウサギ、蝦夷鹿、和牛リブロースの岩塩包み焼き
*デザート
ショコラ バナーヌ パピヨット ラム酒の香り
*飲み物
エスプレッソ、ブレンド、ハーブティー、紅茶

日時:2005年10月30日から2005年11月30日まで 料金:¥10,000 (10,500 税込み)



パンにこだわるあまりベーカリーを併設してしまったこちらのレストラン。
水を一切使わず、ミルクだけで焼き上げたパンは、そのまま頂いてもとても
おいしく、勿論、清水シェフ渾身のソースもたっぷり吸い込む優れもの。
どんぐりだけを食べて育った猪肉のコンフィは、上質な脂がとろけるよう。
琥珀色に輝く濃厚な蝦夷鹿のコンソメは、そこにフォアグラが溶け合って
お口の中で絶妙のハーモニーを奏ではじめる。
香り高いトリュフソースで供されたメインのピジョン。カリッとした焼き色の皮目と、
見事なロゼ色に染まったお肉の、野禽類特有のまったりとした口当たりに
思わず悶絶。たっぷりのラム酒で香りづけされた大人のショコラバナーヌまで、
何もかもが目を見張るおいしさ。

仕入れから仕込み、調理まで、これほど手間隙かかったメニューがジャスト1万円 !!
素晴らしいコストパフォーマンスに、 ご挨拶にいらした清水シェフに思わず拍手
を送りたくなったぐらいだ。

解りました。もう浮気はしません。私はちゃんとしたフレンチを頂きたくなった時には、
未来永劫 ブルトン
ラ・トゥーエル ( 神楽坂の姉妹店 ・ お店の雰囲気はこちらの
方が私は好み。) を往復します ! そう宣言したくなるほど、素晴らしいディナーを
堪能した。( 結局、私はクラシックなフレンチが好きだということですね・・・。)
こちらのレストランのオリジナルブレンドハーブティーがこれまた大好きなワタクシ。
お願いして業務用のパックを分けていただき、大満足で帰途につく。

ジビエの季節はまだまだ続きます。あ~本当に幸せ



秋色

2005-12-01 | et cetra
   Signs of autumn   

   公園で拾った落ち葉
  京都から届いた枝付きの柿
  母からもらった銅製の茶さじ
 あざやかな晩秋のグラデーション


ちなみにこちらの茶さじは、鎌倉の工芸品店 清雅銅
の作品。
1点1点、色合いや形状が微妙に違っていてとても風雅。
我家のダークな色合いの中国茶の茶器にも華やかな彩りを
添えてくれています。