こすた みあ Diary

旅の思い出、日々の記憶・・・

空の名前

2005-11-10 | Sora-Umi
幼い頃から空を見上げるクセがある。
今でもそれは変わらなくて、大自然の中だけではなく、高層ビルの谷間に見える
切り取られたような空でさえ、気がつくと、ふと見上げている。

真夏でいえばよく晴れた日。太陽に別れを告げて暫くたった19:00少し前の空。
深い藍色に包まれて、海底にいるような錯覚を覚える一瞬がある。
都市計画に基づかずに乱立された日本の町並みでさえ、残照のピンク色を
ほんのりと映し、藍色の空に包まれれば、まるで地中海の町並みのように
見えるほんのわずかな一瞬。
それが真夏の19:00少し前の空。  

先日、友人から贈られた本がとても素敵な本だった。
空の名前


名前ってとても素敵な概念だと思う。
今まで「雲」とひと括りにされていたものが、「ちぢれ雲」「ひつじ雲」と
名前を与えられることによって、1つ1つの輪郭がくっきりと浮かび上がり、
存在自体がキラキラと輝きを増す。


 
 ニューカレドニアで見た雲は
 とても優しい雲だった。
 「うろこ雲」って言うんだね。





夜空を見上げてみてください。
見慣れない場所に赤く輝く星が見えませんか?
今夜も綺麗に 火星
が煌いています。

宙の名前
  海の名前   島の名前   色の名前
どれもとても素敵な本です。一冊ずつ楽しみに買い揃えて行く予定。