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Dandelion~美容師の生活~

ヒトのために地球のために自分ができること

成人式。

2019-01-14 18:09:06 | 美容師のわたし


成人のみなさま、本日はおめでとうございます。
お日柄もよくあたたかい日でよかったですね。

1946年(昭和21年)11月22日埼玉県蕨市で行われた「青年祭」が最初のルーツと言われています。

~おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます。~

むかしは、13~15歳の通過儀礼。
<男子>は、父親や烏帽子親と呼ばれる人に烏帽子をかぶせてもらい、彼らから一字をもらって改名したそうです。
いわゆる、容(かたち)と名を変えて「大人としての自覚」を持たせてました。
そして<女子>には、13歳ごろから初潮をむかえるなど、生理的に大人の条件を備えてくるから「大人の証」として、裳着(もぎ)・結髪などが許可されたんですよ。

いまは、振袖着て、スーツや紋付き袴を身に着けて、区市町村のセレモニーに参加して、夜はお酒をちょっと楽しむ。
どんちゃん騒ぎをしている様子もTVで見受けられますが笑。

せっかくなんで、ひとりでいるときに考えてみてください。
成人を過ぎた人も、これから成人を迎える人たちもね。

わたしは、毎年思い出すようにしています。
初めて着付の仕事をさせていただいたときのこと、そのときもらった嬉しかった言葉。
そして、初めて美容師さんにキレイに着付をしてもらったときのことを。

むかしから、儀式には必ず「意味」が込められています。
深く古くさく考える必要はないけれど、何かしら自分で「理由」「こじつけ」なんかをつくってみてください。
あと、なぜ『成人式』がこの年明けの時期なのか。

すると次の日、パンプス履く気持ちが変わったり、ネクタイを締めるときに気合いが入ります。
できれば、お気に入りの時計なんかを大切に、たいせつにしてください。
ボールペンを新調したり、習い事をはじめるのにもいいきっかけになるかもしれませんね。

何かひとつ自分の中で「大人になった!」を決める日なんですよ。プレゼント



わたしの美容師像。

2018-12-20 20:45:44 | 美容師のわたし


美容師になったきっかけ。

わたしはむかし、女優さんにあこがれてました。
その裏方さんも興味がありました。
だからね、大きなビルではたらく人たちにはならない!って思ってたんです。

美容師なんて、別世界。わたしは関わることもない世界だと思ってました。
わたしは、やってもらうことが好きだったから。
それにとても不器用だし、絶対できないって思っていました。

けどね、オシャレは好き。
毎日着る服を考えて、それに合わせてメイクや髪型変えて、もう自分だけでたのしんでました。

ある日、一緒に歌っていた仲間のメイクをしてあげたことがあったんです。
本当にたまたまです。

けど、ほんのすこしだけ。アイメイクを、色をのせてあげただけなのに、うわぁ!って変わっていくのが見えて、すごい!って。
「じぶんの手で人のかわいいやカッコいいを引き出すことができたらすごい」そう、そのとき感じました。

そんでね、冗談半分で「歌える美容師になる!」って言ってたんです。当時の仲間みんなに!

ヘアメイクさんになろっていろいろ調べたけど、地位が安定してないことがわかって、美容師の資格を取ることに決めたんです。
カットは二の次。
なのにね、カットもたのしくて、まだ意味わかんないとこあるんだけど、カットしてる時間が、ヘアスタイル考える時間、仕上がったときの満足そうなお客さんの顔、髪を切ってるハサミの音………もう、すべてがすき!

ちゃんと自分で納得できるプロの美容師になりたい。

美容師はね、カットするだけじゃないの。
ちゃんとお客様ひとりひとりの「人生をプロデュースする仕事」そう思うんです。

髪型ひとつ、メイクひとつで人は変わる。
そこで、自信が生まれて、生き方まで変わる。
着る服が変わってくる。持つ小物が変わってくる。

美容師は、その人の黒子。
しっかり観察して、そのときどきに合わせて、だけど少しずつその人のキラキラを引き出せるように寄りそう。

だからね、たくさんの武器を持ってないといけないなって。

んでもって、あたしの美しいと思う理想の女の子が「ローマの休日のアン王女」。

ちょっと気品があって、だけど少女の顔もあって、わがままだけどほっとけない。
心のまま自由に、けどちゃんと世の中のことを考えてかしこいとこもある。

そんな風な、女の子にしたい。

女の子はきっと、そんな部分を持ってると思うから、あたしはそこを引き出してプロデュースする。

やっと武器がそろったかな。


技術は持ってたり、持ってなかったり。まだまだ修行中です。

成人式。

2017-01-09 18:10:29 | 美容師のわたし



成人のみなさま、本日はおめでとうございます。

この連休3日間、何かと出掛けてはいたものの振袖姿の人を見かけたのは、たったのひとりでした。

白ベースに紫系の大きな花模様のモダンな振袖。
半襟もかわいらしいレース、着物の襟にシルバーのラインが入ってたのはちょっとビックリしました。
メイクは…あれは自分でやってるタイプかな。


あたしがヘアメイクのお手伝いをした頃、もう10年以上も前になるのか。
少し地方の地域だったせいもあるかもしれないけど「ふだんはメイクしません」という人が少なくなかったんです。
ま、まだお肌もピチピチしてるし、そのままで充分かわいいからいいと思うけどね。

女性に生まれたからには、遅かれ早かれ化粧品を選ぶ日がやってくると思います。
いまは、ほんとにたくさんのモノも情報も出回ってて、何をどう選んだらいいか迷いますよね。

けど、雑誌のランキング1位のものや友達がオススメしてくれたものがあなたに合うとは限りません。

もちろん、取っ掛かりはそれでも構いません。
けど、ちゃんと自分の肌でちゃんと試して感じて「いいかも♪」「これは嫌い」「この感じ好き」と思って選ぶようにしてください。

最初はわからないかもしれません。

けど、ちゃんとアンテナ立てて、直感を信じて選び続けたら「好き」がわかるようになります。
そして「好き」が見つかれば、毎日使うのもうれしくなるものです。

そうやってモノを選べる女性、それだけですごくステキな人だと、わたしは思います。


さて、あなたはどんな女性の大人になりたいですか?

目標とかかた苦しいことは言わないよ。
けど、つねにイメージしつづけることは、大切だと思います。


節目だからね、ちょっとこんなことも考えてみてください。




価値。

2016-09-21 22:41:22 | 美容師のわたし

会社の同僚がこんなことを言っていた。

「仕方ないから行ってるけど…高いよね…」

これ、主語は〈美容室〉です。

まだ若い彼女ですが、比較的に白髪が多いタイプで定期的に白髪染めに美容室に通っています。
長さもボブだし少しクセもあるしで、そのケアもたまにされています。

けど、この言葉ってちょっとかなしいなって思いました。

〈白髪を染めないといけないから〉→「仕方ない」
〈サービス・技術料だから〉→「高い」

これらは決して【イコール】になるものではないと思います。
そして、その人のお財布事情も関係ないものだと思っています。

だって人ってさ、自分に本当に必要でそのものが価値あるものであれば、おカネを出すことに惜しまないと思うからです。

それに、やっぱり美容室は心地よくて癒されて、キレイになってワクワクするとこでしょ!?
そうあってほしい!

…まあね、わたしもそんな思いさせられたのは、数人しか会ったことないですけどね。
けど、その人達にやってもらったときは、金額として高いモノであっても〈高い〉と感じたことはありませんでしたから。


むかしはたらいていた店は、美容室の中でも客単価が高いところでした。
そのせいもあって先生は、口酸っぱくわたしたちに伝えてました。

「金額に見合う技術を提供するのはもちろんだけど、お客様がその金額を払って、それそうの価値あるモノとして提供されているとお客様が実感できるサービスをしないといけない」

ま、いま実際仕事してるわけじゃないからそこんとこは多く語りませんがね。

ただ、おカネを使う側としては、とてもシビヤにみてるかもしれません。

どんなにケアをすることが大切だと知っていても、ちゃんとそのことを大切にしていると感じとれる美容師さんじゃなきゃ店でトリートメントもしませんから。


えーえー、そのせいで只今、毛先10cm切りたいだけでも、どこにおカネを落とそうか迷ってます。ある意味自業自得のストレスを抱えてます。…前髪は仕方なく自分で適当に切っときました。


成人式。

2015-01-12 11:10:10 | 美容師のわたし


今日は、成人式。
昨日も街を歩いてると、いる、いる!振袖の女の子。

ご成人のみなさま、本日はおめでとうございます。

きっと、昔懐かしい友人との再会
堂々と(?)お酒が飲めるようになって
どんちゃん騒ぎたくなりますよね(笑)

けど、忘れちゃいけないよ。
今日こうして成人式を迎えられるのは、家族や友人、先生、先輩、ご先祖様や・・・神様!なんてもいれちゃおうか!?
こう、たくさんの人の応援があったからなんだぞ。
たくさんの<おかげさま>が存在してるから、ここにいれてるんです。

けど、面と向かって
「お陰様でここまで成長できました。感謝してます。」
なんて言えっこありません。

もちろん言えれば、言葉で伝えてあげてください。
相手はきっとうれしいからね。

あともうひとつ、方法があります。

それは・・・
「幸せになろう」「夢を実現しよう」と決心して、努力しつづけること

それがたくさんの<おかげさま>に応えることになりますよ。

それはきっとすぐには手に入らないでしょう。
あきらめたくなったり、迷うことも、つらく苦しいこともあります。
もしかしたら、とんでもない地獄を見るかもしれません。

けど、そのままということは絶対にありません。

あなたさえ、あきらめなかったら。

大丈夫。
人生あっという間かも知れないけど、けっこう長い間楽しめるはずだから。

カメでもウサギでも、どっちでもいいです。
けど、その道を<たのしく><可笑しく>色づけて進んでくださいね。


わたしは、この日になるとある女の子を思い出します。
そして「自分!<あの気持ち>忘れてないか!?」と自問自答しています。


改めて、本日はおめでとうございます。


ふと、先日「美容師になったころ、死ぬまでハサミ持つ人になる!って思ったな」と思い出してたんです。
そしたら、あぐりさんの訃報のお知らせ。
白髪で腰が曲がってるおばあちゃんなのに、すごく凛とした姿、今でも覚えています。
ご冥福お祈りいたします。


いつも胸に。

2011-06-08 23:23:32 | 美容師のわたし

<人が自分のフィールドで輝くためのお手伝いをする>

もともと美容師というのが、社会の中でそうゆう位置づけにあると思っています。
美容室にはさまざまな人たちがいらっしゃるけど、そのどの人も自分を輝やかせるために、自分をつくりにやってくる場所。
それが美容室。
だから、美容師というのはお客様ととても密着した関係になって、長いお付き合いをする。

そして、輝くためには姿形だけでなく、中身もキレイでないといけない。
けどそれは、外見の美しさを保つためにも必要なことだから。

自分をつくる場所を大切にすると、自分を大切にすることと同じになる。。
ありのままの自分をみつめて、イヤなところ、きらいなところ、落ち込むこと
いっぱい目につくけど、中身もキレイに変えながら、そこを目立たなく、ステキなところと表現していく。

けど、髪も皮膚もカラダも、その人自身も、年齢と共に、季節と共に、ずっと変化していくものだから。
その変化を見ながら、感じながら、そのときそのときの対応をしていく。

これを淡々と、ずっとやっていく。

たまにこうして書いておかないとね。
手を動かしていない分、忘れないように。


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たまにこうゆうこと書くときは、今抱えているものはトナリに置いて、自分空っぽにします。




ひさびさに。

2011-05-05 23:10:35 | 美容師のわたし

ひさびさに自分の担当の美容室へ行き、髪を切ってきました。

ちょっといろいろあって行き難いのがあったのですが、髪を任せるならやっぱりこの人だなって思わされました。

私が昔、勤めていた美容室のお客様は、みんな先生のお客様。
先生が店変わっても、遠くなっても、みんなついて来てくれてるお客様。
先生にcutされるのが嬉しくて、もちろん、すっごく美人にcutしてくれるという腕もあるんですが、そうじゃなくて、みんな先生に会いに来てるんですよね。
働いてるときから、何がそうさせてるんだろうと思っていたけど・・・

今の担当美容師に会って、初めてわかった気がしました。


美容室にいる時間を楽しませてくれる。
大切にしてくれる。
不器用ながらも、かっこつけずに鏡の前の人をきれいにすると、一生懸命なんです。
cutしてるとこ見てるのが、楽しんです。

そして、最後仕上がり見たとき、自分にうっとりしちゃうくらい、かわいくしてくれるんです。


こりゃぁ、女の子は心掴まれちゃうなって、思います。
「参りました!!」と思います。

そして、自分はまだまだだなって、少々凹むんです。
いや、同期ですからね、やっぱり悔しいですよ。

「すっごくめっちゃ嬉しい!!」と「さすがやな」が一緒です。

けど、お客さんになるのがイチバンの勉強でもあります。
いや~彼に切ってもらってるおかげで、たくさんの引き出しを頂いています。
ありがとうございます。


なんか、イメチェンしたいなって思っている人。
今の自分より、きっともっとかわいいがある!なんて密かに感じている人。
自分の美容師を探している人。

私もそんなにたくさんの美容師さんを知っているわけじゃないけど、自信持っておススメいたします。

一緒になってかわいいスタイルを見つけてくれると思います。
新しい自分のかわいいを発見できると思います。

注:5月中旬からちょっくら買出し(?)へどっかに行くらしいので、予約をするときは注意してください。・・・ていうか、美容師が買出し!? ま、店へ行けばわかります。


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至福なひと時を。

2011-04-25 23:34:45 | 美容師のわたし


この写真たちは、先日行ったイベントの時のもの。
なんとも気持ちよさそうでしょ?

いやいや、本当に気持ち良いんです。
至福なひと時です。


される人だけじゃなくて、実はしている人も、心地好いんです。
いい顔しているでしょ?

私が大好きな時間。


人の手が、心地好い感じに触れると本当に癒されます。

だから、昔から「手当て」となるものがあったのでしょうね。
痛いところをさすられるだけで、なぜか治ってしまう感じがする。
安心する。

なんでもないただ<手>でも、「触れる」「当てる」という行為がプラスされるだけで、とてつもないパワーが発揮されちゃう感じがします。

そして、フェイシャルエステとなるとそのあとも最高にうれしいんです。
お肌が生き生きしていることを感じられますよ。


「あれ?私ってこんなにキレイだったのかな!?」と勘違い(?)しちゃったりします。
いえいえ、元々女性はみなキレイな生き物です。

人にしてもらって、気持ち良いこと知って、よかったら自分で自分にもしてみてください。
案外自分でやっても気持ちよかったりしますから。

そしてまた、人にしてもらいに行く。
少しの時間でも、なんかとっても贅沢な至福なときになったりするものです。


そしてそして、この写真たち。
昨日お会いした方から頂いた、すてきなモノの正体です。

いや~本当にキレイに撮って頂き、誠にありがとうございました。

実は今、『新宿プロムナード・ギャラリー』にてこの方の他の作品も見ることできます!
なんかどこか懐かしく、あたたかい写真たちでした。
また「ご挨拶」と書かれている言葉にも、胸打たれます。

お近くで働いてる方、いつも新宿通り過ぎる方、新宿へお買い物へ行く方も、よかったら足をのばされてみてください。

なんか癒され強い気持ちにさせられました。



撮影:Mitsuko


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5月もしますよ~。またお知らせします!


久々に。

2011-01-17 23:01:18 | 美容師のわたし

昨日、美容師らしいことをしたんです。
あまりにも久し振り過ぎて、少々興奮気味でおりました(^^;)

昨日遊びに来てくれた役者の友人。
年末に普段会うことのない人達に会い、触発されたようなこと言ってたんです。

「アタシもがんばらないと」

みたいにね。

美容師ってね、こうゆう気持ちを後押しすることができる存在だと思っています。
「人のキレイは外見、カタチではない」とここでもよく綴っていますが、「外見」から変えることによって「変わろう」と思う気持ちの自信につなげることができるような気がしているんです。

よくTPOによって身なりを変えるでしょ。

結婚式に列席するために、普段あまり着ないドレスに身を包み、髪もメイクも気合入れたりすると、それだけでウキウキしてきませんか?
この間あった「成人式」もそう。二十歳になったって実のところ何にも変わらないんです。
けど、儀式をすることによって、振袖着ることによって、少し気持ちが引き締まるんです。

ハレの日には、美容師大活躍の日なんです。

お客様とも距離が近い仕事です。
ハレの日は、緊張したりソワソワしたりすることも多かったりします。
美容師は仕事をすることで、少しだけホッとする時間をさしあげる人でもあると思っています。

昨日のように、なんでもない日でもちょこっとのことをして、ほんの少しでも背中を押してあげられるような人になりたいって思っています。

私は、ハレの日はもちろんだけど、なんでもない日にも美容室を使って欲しいなって、そんなお店つくれたらなって思っているんです。

昨日はそんな想いも思い出させてもらいました。
ありがとう。


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久し振りすぎたので、目も腕もやはり少々にぶりました。やばっ!!!


成人式。

2011-01-09 23:51:44 | 美容師のわたし
昔は1月15日と決まっていたもののハッピーマンデー法に伴って、2000年から1月第2月曜になりました。
2011年は明日、1月10日ですね。
しかし連休になるということで中日の今日行われる地域もあるみたいです。

街中を歩く振袖姿の女の子達を目をすると思い出します。
自分の二十歳の頃を・・・ではなく、「美容師の初心」を思い出すのです。

「着付け」は美容師の免許を取るための必須科目に入っていて、着物の基礎知識を含め数単位の授業があります。
他の授業と違って学校の先生から学ぶのではなく、その世界の「先生」と呼ばれる着付師さんより教えていただきます。
そして、課外授業を受けることで「お免状」をもらうこともでき、その着付けの先生が「師匠」となり、一生の付き合いになる存在を持つことができます。

正直なところ美容師になろうと思ったとき「着付け」はほぼ眼中にありませんでした。
しかし、担当になった先生の「立振る舞い」をみて、「着付けはこの人についていきたい」と思ったことを覚えています。
そして親に無理言って課外授業を受け、その先生の下で再び学び、いちよね「お免状」を取りました。
本当、カタチだけです。
なんともお恥ずかしい・・・。

しかし先生は、ただ教えて終わりではなく、私達学生に仕事するチャンスを与えてくれる人でした。
その初仕事が「成人式」での「着付け」のお仕事たっだのです。

いや~あれは本当に大変な仕事です。
朝4時入くらいで終わるのが午前中の10時くらい。
スタートしてからずっとベルトコンベアのように、新成人のお客様がやってきます。
早朝で眠いし疲れもピークになるし、途中からテンションが可笑しくなってきて、まるでお祭り騒ぎのように仕事をしてたなぁ。

「あんなの二度とやりたくない!」なんて思ってしまうんだけど、キレイになった新成人の姿を見るとなんとも嬉しく充実感で満たされます。

それからというものの毎年ある時期になると先生から仕事の依頼の電話が来ます。

「元気?どう、今年もやる?」

・・・いやいや、先生、久し振りなんだから少し世間話でもしてから本題に入りましょうよ。
いつまでたってもマイペースでありながら我が道を突っ走る、我が師匠であります。

就職してからは仕事の関係上断っていたのですが、美容師の仕事を離れてからまたお手伝いさせていただくようになりました。

そして、美容師の仕事に就いてから初めてした個人依頼の仕事。

その時の「美容師の自分」の【現実】を初めて目の当たりにしたときでした。

「こんな目線持ってたんだ」と感心した自分
全くぜんぜんできてない自分

多分このとき感じた、「緊張」と「プレッシャー」と「不安」、「お金の重み」は絶対忘れたらいけないモノだと思っています。

そして、何も出来ないからこそ、今できる精一杯で一緒に一生に一度の成人式を大切にし、キレイにしてあげようと思った「気持ち」もこの先ずっと忘れたらいけないモノです。

私にとって成人式は、「初心」をもう一度かみ締める日でもあります。


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今年は仕事・・・できませんでした。