軽井沢では7月から9月にかけてCo-Calという食のイベントが開催されます。
その中に全国の有名シェフがその場限りの特別料理を提供するという
「シェフズテーブル」という企画があり、毎年楽しみにしています。
先週末、東京のイタリアレストラン「ヴォーロ・コズィ」の西口さんが
出店するというので、早々に予約して行ってきました。
西口さんは以前、代々木上原の「ヴォナ・ビータ」でシェフをやっていて、
時々食べに行っていたのですが、5年ほどイタリアに修行に行き、
帰国後は白山に店を移したので、すっかりご無沙汰していました。
久々の西口さんの料理、そしてどんな軽井沢の旬の食材が出てくるのか、
とても楽しみです。
またイタリアワインはほとんどわからないので、
各皿に合うグラスワインのセットを注文しました。
まずはアミューズ。
どれも美味しかったですが、特に自家製ドライトマト
(お皿の9時の位置にあるヤツ)が自然の甘味があり絶品でした。
前菜一品めは「信州サーモンのカルパッチョ」。
サーモン大好きな私にとっては嬉しい一皿。
臭みもなくとても美味しくいただきました。
上に乗っているタコも味が濃厚で主役級の味わいでした。
うちのダンナ、サーモンが苦手なのですが、この料理は完食してました。
前菜に合わせたワインがこちらのリースリング。
イタリアのリースリングは初めて飲みましたが、果実味が豊かで酸は穏やか
優しいサーモンの料理とのよくマッチしていました。
前菜二品めは「ポークパテ」。
豚のいろいろな部位を使ったパテは濃厚な味わいで、
上に乗ったトマトとなす、そして薄く焼いたチーズと合わせて食べると、
より一層味わいが引き立ちました。
合わせたワインは南部の白で、酸味が程よく燻したような香りが特徴的な
すっきり系の味わいで、パテとよく合っていました。
続いてパスタ一品めは「季節野菜のラグー」。
バジルをベースにした濃厚な野菜のラグーとモチモチした手打ち太麺のコンビが絶妙。
合わせたワインは、ボジョレーのような軽めの赤ワインでした。
パスタ二品めは「牛ほほ肉の煮込みのラザニア」。
メインとしても十分通用する牛ほほ肉を使ったラザニア、
美味しくないわけはありませんよね。とても優しく上品な味わいでした。
ワインはミディアムボディーのフルーティーな赤ワイン。
優しい味の肉料理には、メルロなどのフルーティーなワインが合いますね。
そしてメインは「地鶏」。
地鶏の各部位をグリル、ソテー、コンフィにして盛り付けたお皿です。
私は真ん中の「胸肉のソテー トリフ添え」が気に入りました。
ダンナは右側の「手羽先のコンフィ」を食べて、
「鮭のハラミの味がする!」と妙な感動をしていました・・・。
合わせたワインはカベルネ主体のフルボディーの赤ワイン。
料理がシンプルな味付けの鶏なので、濃厚な白ワインというマリアージュも面白いかと思いました。
そして最後はデザートとポートワイン。
私は甘いものは食べないので、ダンナが一人で食べていました。
今回の食事、料理が9000円、ワインが5000円(グラスワイン3杯分相当の量)ですから、
とてもリーズナブルで満足度もかなり高かったです。
近いうちに西口さんの料理を食べに「ヴォーロ・コズィ」にも行ってみようかと思います。