本校は、このたびキャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績が
認められた教育委員会等を表彰する「キャリア教育優良教育委員会、
学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞いたしました。
本校が表彰を受けた理由は次の4つです。
1 インターンシップ・デュアルシステムなど体験的な学習の充実
地元企業を中心に40社以上の協力を得て,生徒全員が2年生次に3日間の
インターンシップを行っている。また、その内の電子機械科18人、情報ビジネス
科10人(H25年度実績)が10日間のデュアルシステムを実施している。こうした
取組により、知識とスキルの一体化を図るとともに、コミュニケーション能力や
望ましい職業観・進路選択能力の育成に努めている。
2 ものづくりによる地域貢献の取組
小中学生を対象にしたロボット教室を開催している。講師を当該校生徒が務め、
教材研究も含め参加者が楽しくもっと学びたくなるにはどうしたらよいかを考え
ながら、講義内容を決めている。日頃自分たちが学んでいる、ものづくりの
楽しさやだいご味を小中学生に味わってもらう取組を行っている。
3 高大連携を通してより高度な知識と本物を体験する取組
3年生次を対象に高大連携事業に取り組んでいる。電子機械科では、「自動車
工学」の授業で、大学の先生から指導を受けて自動車エンジンを使った分解・組
み立て実習を行っている。また、情報ビジネス科では3D-CADと3Dプリンターを
組み合わせた造形方法について体験的な学習に取り組んでいる。
4 地元企業や関係団体との積極的な連携
地元企業や関係団体から講師を招いて、就職試験に向けた模擬面接会を実施し
ている。緊張感ある状況の中で、生徒の対人関係能力や状況対応能力などの育成
が図られている。また、社会人としての基本的マナーやモラール訓練、実際の職場
見学を通じて実社会を身近に感じ自らの将来を展望する取組が行われている。
これらのことから、本県教育委員会は大聖寺実業高校をキャリア教育優良校
として推薦したのです。