ひな菊の丘から

鶏鍋の部屋@D ber

共通の知人がたくさんいるミュージシャンの富安秀行さんから、ライブのお誘いが届いた。大阪で3日間、だが日曜は自分のライブ、土曜は既に予約を入れているライブ鑑賞、という訳で金曜の夜に茨木市駅そばのD berへ行くことにした。

この駅は私にとっても馴染みのある駅で、前々職の時は月イチで通っていた。それ以外にもセールの手伝いに行ったりしてたので、久しぶりに降りてもやはり懐かしかった。(もう今はその店はないのだが)

富安さん自身も、実はライブを聴くのは初めて。そして彼を招いたスチールパン奏者の村治進さんを聴くのも初めて、ちょっと緊張しつつ店に入る。まだ早かったので村治さんに友人の話をしていたら、なんと彼女もライブに来ると言うではないか。もう一人、多分来るだろうと思う人はいたので、なんだか急にアウェイ感がなくなった。

ライブが始まった。最初にシステムの説明をする村治さん。間の休憩時間に、鍋が出てくるのでお客さまも出演者も一緒にそれを囲むのだそうだ。45回目のこの日まで、鶏鍋という縛りがあるのに、一度も同じ鍋が出てきたことはない、とそれはそれは楽しみな一言も聞いた。

スチールパンという楽器の説明から。もちろん見るのも聴くのも初めてじゃないけど、近くでじっくり見たことはなかったかもしれない。思ったより大きい、そして凸凹が前面を覆っていて、穴も開いてる。

村治さんはこのスチールパンを叩いてメロディを奏でながら歌も歌われる。

皆と乾杯!の写真を撮り損ねた。

最初は彼がひとりで演奏。Bobby McFerrin のDon't Worry,Be,Happy、懐かしい曲。トリニダード人がやるとこんな風になる、と言いながらコーヒールンバ、うちの庭に変な人がおるよお母ちゃん、という意味のタイトルの曲など、カリプソってこんなんなんや、と気持ちよく聴いていた。

富安さんが登場してふたりでしゃべり始めた時、え!?という単語を聞く。「二人であちこちへ行ったよなあ、山口県はむかつく半島」むかつく、はあのムカつく、ではない。地名で向津具と書く。相方の故郷の同じ町内にある半島、山の上に上がると日本海が一望できる(その代わり風も強い)キャンプ場もある。ようもまあ、そんなマイナーな場所に行かれたもんだ、と驚いたのだ。

コーヒーボサ、おばあちゃんが一マイル半歩いてフラフラになりましたという曲(村治さんの説明による)、などの後、

夢の寄せ鍋という曲で1セット目は終了。

おしゃれな靴についつい目が行った。

村治さんは歌もすてきだ。富安さんとのハーモニーはもちろん、ソロでもすごいスピードでメロディを叩きながら歌われるのだ。

休憩時間になり、初対面のお客さまとも一緒に鍋を囲む。この日の鍋は手羽元のチゲ。富安さんのお土産の、豊橋名産ヤマサ蒲鉾の練り物(揚げはんぺん、って言われたような。)がたっぷり入っている。

この鍋、本当に美味しかった。

そして二部は富安さんソロでMr. Bojanglesから。旅愁、この歌の元歌がアメリカの曲だとは知らなかった。日本人の琴線に触れる歌だなあ。一番はとりあえず完璧に歌えた、と思っていたら、ステージから富安さんが「この歌が歌えたひとはだいたい僕ぐらいか、より上の年齢の人ですね」確かに客席も歌える人と歌えない人、二分されていたような。いい歌がいっぱいあるのに、今は学校でも教えないのかなあ。

ふたりで出会った頃の話も色々聞かせてもらった。浜名湖の水音がスチールパンの音に聞こえたので、富安さんのレコーディングに入ってもらったのだとか。その後も何度もアルバムには村治さんの音が入っているそうだ。

出会った場所は伊良湖岬(唱歌『椰子の実』のモデルになったところ)だったそう。

アンコールは『Last Summer Song』浜名湖畔で開催される音もダチを集めたフェスのテーマソングだそうだ。そんな話を聞いてて、客席から「浜名湖へ行きたくなりました。」って言った音もダチがいた。

ライブ終了とともに、シメのうどんが運ばれてきた。これも美味しかった~!

浜名湖へ行きたくなったひと、『持ってる』Uこりん。スチールパンに興味津々で、村治さんを離さなかったのはO﨑さんだった。アフターライブも全員でガッツリお喋りして、まだ喋り足りなかったけど3人一緒に阪急に乗る。

うさこちゃんの電車に当たったLUCKY!

いや~、やっぱり聴いてみるもんだ。ええライブ、ええ夜やった。

コメント一覧

daisyhill1862
ahmasakiさん、ご存知でしたか。そうそう、赤べえとも一緒にやってるよ、と言われてました。私は大好きな女性シンガーと回ってるツアーに行きたくて、でも行けなかったので、今回、日程が合ったこちらに行ってきました。一番新しいアルバムもゲット。
スチールパンの村治さんも本当にすてきで、なんだかどんどん音楽の世界が広がるなあ、と思ってます。
ahmasaki
富安さん、素敵な声とパフォーマンスだったでしょう?
私も10年くらい前からかな?北村謙さんのライブで初めて聴いてからのフアンです、何時も年末は京都で〆のライブをされていて(最近はSAM(あかべぇ、松崎君)とのライブです)
単独ライブも、バンド編成(あらいなおこ、黒田かなで他)も素敵でした(最近はしてくれないけど・・)話もおもしろい2こ先輩です。
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