ひな菊の丘から

新婚家庭訪問記

3月にすてきな結婚式を挙げ、6月に入籍して大阪の由緒ある町に新居を構えたカップル。何故かお式に呼んでいただき、幸せをたくさんもらった私は、お祝いキルトを久しぶりに作りました。友達の結婚祝いや出産祝い、もう何枚作ったかわからない位だけど、さすがに年齢的にあまりおめでたいチャンスには遠ざかっていたので。(あ、お孫ちゃんができた、っていうおめでたの話題はけっこうありますね。)バタバタの日々の中での制作なので、(それと色を選ぶのに随分時間がかかりました。)入籍からでも半年も経ってしまったんで、すごく申し訳ない気持ちでメールしたのですが、なんと!このご夫妻はちょうど海外旅行の予定が入っていて、師走に入ってからの訪問となりました。

最寄駅を間違えて、『天満に着いたよ~』って電話したら、『そこからやとだいぶ遠いので、地下鉄に乗ってください』と言われました。でも、もともと歩くのは好きなので、(それに地下鉄ひと駅分天神橋筋を歩くほうが楽しいですし)てくてくと歩いて行きました。途中まで、ダーリンのS田くんが迎えに来てくれて、周りの建物の説明なんかを聞きながらお宅へ到着。




相方の予想に大きく反した、とっても昭和なお住まいでした。(私は案外そんな感じかも、って思ってました。)玄関は電動シャッター、全般的に襖も畳も彼らビッグカップルにはちょっと小さめ、でも堀ごたつのリビングは過ごしやすそう。大通りから少し入ったところなので、とても静かです。お隣は空家でその向こうは工場なので、音も出し放題、とか。(あ、こんなん書いたらS田ギターファンの皆さんが押しかけてジャムしそう、ヤバイかも。)



Mゆっきの手料理をご馳走になりました。大根が味しみしみで美味しかった~。



サラダにはレーズンがいいアクセントです。



しゃぶしゃぶでもお刺身でも、と。どっちもいただきました。



いい写真でしょ?この後、お刺身にわさびたっぷり付けて、Mゆっきが食べるのかな、と思ったら、S田くんの口に持って行きました。彼も「あーん」って口を開けてとてもスムーズな動き。いっつもやってるんやろなあ。



キルトが遅くなったのと、何かひとつふたりで使ってもらうものを、と悩んで箸置きを選びました。本当は音符とト音記号のすてきなのがあったのですが、お値段もとってもよろしくて、それは諦め、ご夫婦の和、ってことで輪っかの形の錫製をチョイス。



お酒も自分たちの好みのを持参しました。日本酒、ってメールに書いたからこのメニュー(お刺身とお鍋)になったのだそうです。



Mゆっきは箸置きコレクターなんですって。この日は輪島塗。輪っかもコレクションに加えてもらえて嬉しそうです。



S田くんのごく初期の作品、まだシリアルナンバーも付いてない頃のものだそうです。マニアにはたまらんやろなあ。



辺りはとても静かなところで、あちこちに昭和が残っていました。少し歩けば天神橋筋、天満宮もすぐそばです。古いものの良さと新しい感性が、きっとまたすてきな楽器を、音楽を育ててくれるんだろうな、と思いました。

キルトの写真はこちら。




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