滋賀県は、愛東町にある、『すこやかの森』キャンプ場で、0回目のフェスが開催されてから10数年。私がスタッフになってから、さて8年か9年か。そんなフェスで今年も働いてきました。
金曜の午後の事前準備にはいつも間に合わないのですが、とりあえず前夜から会場入りをします。今年は、先に来ているスタッフに、夕食用のテイクアウトを頼んで、現地でご飯。
明日が本番なのだから、そこそこにしとかないとマズイのはわかっているのですが、ついついご飯が宴会になって、翌朝見たらびっくりする位の空き缶が転がってました。
集合時間の8時半までに、既に遠方から到着しているお客さまを表敬訪問。今年もいつもの場所に、いつものお仲間が揃っています。これも嬉しい瞬間です。
さて、気持ちを切り替えてお仕事、お仕事。まずはスタッフミーティングです。滋賀県立大アコースティッククラブの学生さん、今年は18名お手伝いをしてくれるそうです。うちのスタッフたちの、ヘタすると子供より年下の彼、彼女たち、がんばってね!
ざっと打ち合わせを終えたら作業開始です。
天気予報どおりいいお天気です。受付で待ち構える私たちの期待も膨らみます。ただ、どうしてもお客さまの到着には波があるので、ヒマだなあ、とぼーっとしてると次の瞬間に怒涛のように車が押し寄せて、しかも料金体系が違ったり、ややこしい問い合わせが入ったりしてパニックになります。だんだん年齢的にも瞬時に判断する力が鈍ってきてるのを感じました。
忙しいけど、エントリーしたからには出演もしなければいけません。(実は自発的にエントリーしたのではなく、最初っからプログラムに入ってたんですけどね。)ついに一度も練習せず、声だしもせずステージに上がってしまいました。準備不足がたたると、こういうことになるのね、という見本のようなステージでした。
曲は、
Forever Upside Down
Can't You Hear Me Calling
Darkest Hour Is Just Before Dawn
True Life Blues
The One I Love Is Gone
Scraps From Your Table
最初の3曲位までは、心臓がばくばくしていました。ようこさんでもそんなことあるの?と聞かれましたが、これがあるんですねえ、しかもしょっちゅう。特に準備不足だったり、歌詞がうろ覚えだったりすると覿面です。
今日の出番はこれで終わり。気持ちをサクッと切り替えて、さあ、お仕事お仕事。
受付は一番最初にお客さまと会える場所。毎年、しんどいながらも続けていけるのは、その嬉しさ故かもしれません。この日は、久々に揃って登場のご夫婦です。ハーベストのナンシーと、元ブルーグラスボーイのI井さん。
受付の前を、出番を終えた人も通っていきます。レモン・スライスのUちゃん。
後ろから見ると、ベースに手足、のようでした。
ここ数年、毎年お世話になっている、福岡フェスの主催者の一人、U田さんが、とうとう滋賀フェスを訪ねて下さいました。これまでも、参加する人に、差し入れだけ言付けてくださったりしてたのですが、ようやく滋賀を体感していただけることになり、みんなはりきってます。
そんな私たちに、今回も嬉しいお土産がありました。ピーカンパイ(ぺカンパイとも言う。pecan pie)です。話には聞いたことあるけど、そして色んなお菓子の本やアメリカの本で読んだことはあるけど、実物を見るのも食べるのもはじめてでした。U田さんは、前日に焼いて持ってきて下さったのです。(アメリカ南部、クリオール料理のお店のオーナーです。ここのお料理、めっちゃくちゃ美味しい。だからお菓子も当然クオリティ高くて当然かな。)
うーーん、甘さはくどすぎず、ナッツはかなり濃厚で、ダイエットには向かなそう。頭の中で想像してたとおりの味でした。美味しかった!!
さて、受付の仕事は続きます。あまりにいいお天気過ぎて、そして暑すぎる夏の名残もあって、テントから外に出て仕事をしていたO茄子は、こんな可哀想な姿になっちゃいました。
大丈夫かい?無理すんなよ。
私はずっとテントの中だったので無事でした。でも、日陰がどんどん移動するので、来年は日よけのすだれを要望しようと思います。
売店でがんばっている、ハイロンサム酒場のおやじから、差し入れの出し巻き卵。おーし、もうひと頑張りだ。
ここまで読んでいて、お気づきの方はお気づきでしょうが、フェスのプログラムについて、全く触れていませんね。去年までは、どうにかこうにか見えていたステージ(それでもずっと遠くの、しかも端っこだけですけど。)が、今年は全く見えません。音はかろうじて聞こえるものの、MCのくすぐりとかは全然わからないし、お客さまが到着されたらそれどころではありません。なので、どんなバンドがどんなパフォーマンスをしたか、それは私には聞かないで下さいな。
コンテストは、音だけは聴くことができました。6バンド、それぞれが違った持ち味でしたが、どのバンドも、すばらしいPAを目一杯楽しんで演奏できたのなら良かったなあ、と思います。個人的には、ずっと応援していて、見るたびにうまくなっていた学生さんのバンドが優勝したことは嬉しいことでしたが、それ以外のバンドも、見ごたえ(あ、これは別れへんか・・・。)聴き応え充分な、すばらしい演奏でした。
来年のグランドチャンピオンシップで、若い彼等が、どれだけ脱皮してくれてるか、それも楽しみのひとつです。
ゲスト2バンドについては、また別の機会にちゃんと書ければいいなあ、と思います。まだフェスぼけの残る頭では、うまく文章がまとまりません。いずれにしろ、会場全体の熱気が伝わってきたので、皆さんも私と同じように感じておられたことは間違いないと思います。
夜更けに全てのプログラムが終わり、あちこちでジャムが始まりましたが、私はようやく仕事から解放されたので、久しぶりに会った友達と深夜のお喋りタイム。
お隣のサイトで繰り広げられるジャムを聞きながら、ガールズトーク?です。とうとう眠くなったUちゃんが、バンガローに帰ってみると、確かに場所取りをしたはずのベッドには別の人が寝ていて、ベッドはおろか、地べた(板張りの床)まで人がぎっしりで、彼女が寝るスペースが残されていなかったそうです。
車で寝る、という彼女を強引にバンドのバンガローまで引っ張っていきました。私と相方は、とりあえず寝る場所を他に確保できるので、最後にひとつ残っているベッドを使ってもらうことにしました。(あっちのバンガローの段取りをしたON田くんは、翌朝、私から「ぐーで殴ってもいいよ」という権利を渡されたUちゃんにお仕置きされたそうです。)
眠いのに、「寝る前に僕のために1曲歌って。」というじょにーのワガママに付き合っているUちゃん。
困った顔をしながら2曲目も歌うUちゃん。お休み。
スタッフ用の小屋に戻ると、ベッドに寝てもよかったはずの相方は、既にシュラフに包まってお休みでした。
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