ちょうど(って言うたらアカンか。)お天気が悪く、思っていたクエを出せないのでと宿から断りがあったため、急遽行先を変更。
瑞穂蕎麦の名店、『咲家つる丸』この前来た時は雪が屋根に積もっていたっけ。その時の様子はこちらに。
私は、最近凝っている瑞穂蕎麦定食+かき揚げ

相方は、以前私がいつも注文していた、マクロビ定食。

お腹いっぱいになって、さてこの後は道の駅にでも寄って帰るのかと思いきや、車をどんどん走らせる。舞鶴まで〇〇キロ、という標識が出たのを見て、おお~ここから家に帰るより近いやん、と思ったり。
綾部市はグンゼ発祥の地らしい。ここにはグンゼスクエアという博物館的な施設。蔵づくりのとてもすてきな建物だった。

あいにくの雨で、来館者はほぼゼロ。密にならないよう配慮されている建物も、もちろん貸し切り状態だった。

三つ並んだ展示蔵、過去・現在・未来のグンゼについての展示。

中に係員もいない。ついあちこち撮っちゃったのだが、実は撮影禁止だった・・・。一枚だけ、ごめんなさい。いただいたパンフによると、グンゼの創業は養蚕、製糸業からはじまったらしい。

今昔館で、金曜だけ開館している記念館を紹介していただく。

元々は本社事務所の社屋として大正6年に建てられた洋風建築だが、中に和室も備えられていた。係員の方の丁寧な説明でより一層展示物を楽しむことができた。

グンゼは元々『郡是製絲株式会社』という名前で創業したそうだ。そう、店是、とか社是とかいう、あの是である。この地の繭、生糸は品質粗悪と酷評され、何とか精良優美な糸を作りたい、という思いで創業者の波多野鶴吉は奮闘されたそうだ。
いわゆる女工さん、劣悪な労働条件で働いていた人たちについて、ぼんやりとした知識しかなかったが、ここではどうだったのだろう、と資料を読むと、こちらで働く人は『工女』と呼ばれ大切にされたそうだ。工場内に学校を作り裁縫や行儀作法の先生がいたらしい。平均勤続年数が2年ほど、と短かったので、6年勤めたら記念品として箪笥が貰えたそうだ。
なんか色々勉強した一日だったなあ。
帰宅後しばらくしたら、上の娘が帰ってきた。ひらひら、フリフリが好きな子だったけど、さすがに新しい職場に挨拶に行くからか、モノクロで地味な格好だった。
寛ぐ長女
