歌詞カードがいらない曲ももちろんあるのですが、(全部そうなれよ、って毎回自分に言う私)そこに、その歌の出自とか、誰が歌ってる、とか人から聞いたネタ、とかが書いてあるので、これは忘れる訳にはいかないのです。やぎたこのお二人のように、台本が全部頭の中に入ってるのってスゴイことです、ほんまに。私なんて、大好きで何十年も歌ってる歌でも、ステージに立つと、あれ?誰が作ったんやったっけ?とか突然わからなくなっちゃうことはしょっちゅうです。
この日もそうでした。開店までの1時間ほどの時間に、音合わせ、というかリハーサルをやるのですが、歌詞がバラバラで、セットの流れが全然頭の中に入ってこないまま、とりあえず不安な曲をおさらい。不安じゃない曲も、突然コード忘れたりキー間違ったりするから、一応やっとこ、とちょこっと流します。
お客さまはいつも少数精鋭なのですが、この日、お一人、大好きな方が来てくださることがわかってたので、ちょっとタカをくくってました。ま、何とかなるんではないかい、と。ライブをやってるくせに、人に宣伝するのが下手で、某SNSではイベントページは作るものの、招待なんてようせんわ、と尻込みしてしまいます。メール作戦、電話作戦もせなあかんなあ・・・。
で、開始時間直前になっても客席は空っぽでした。あっちゃー、どないしよ。頼みの綱の相方からは何のメッセージもないし、出がけに声かけした娘は「今日はしんどいからパス」身内作戦も失敗。そこへ、かの方登場です。遅くなってごめんね、と。いえいえ本当にありがとうございます、じゃ準備しますね、と楽屋に引っ込んだら、『いらっしゃいませ』の声。え?どなた?なんと遠方から出張で来られてた、某フェス主催者さんでした。
開始時間は少し遅れましたが、始まりました。お店のお客さまも来てくださって、客席は1.5倍になりました。
セットリストです。
1.Catfish John
Cannon Ball Blues
Crazy
In Tall Buildings
Blueberry Hill
Can't You Hear Me Calling
淀川デルタブルース
Appalachian Lullaby
Last In Love
2.雨降りお月さん
Raining,Raining
Bury Me Under The Weeping Willow
My Town
Won't You Come And Sing For Me
見上げてごらん夜の星を
Across The Great Devide
Allelujah
写真は、お客様のM子さんからいただきました。
毎月、セットリストは本当に悩みながら作ります。曲は、全部自分の好きなもの。これ以外にも本当にたくさん歌いたい曲はありますが、今はちょっと我慢。ひとつひとつの曲の構成をしっかり作ること(毎回違うことがよくあります。意図して違うならいいんですが、形ができてないからふらふらするんですね。)曲を自分で消化すること、どう表現したいかちゃんと考えること。これらの課題をクリアしていくのをまず目標にしたい。(もっと低レベルの課題としては、出だしで躓かないこと、とか音がブツブツ途切れないこと、とかもあるんですが・・・。)
ようやく、目標が見えてきたな、と思った(遅いっちゅうねん)時期のライブで、帰り道途中までご一緒した出張帰りの方から、「選曲と曲順がすばらしい。」と言っていただきました。選曲には自信があります。なんせ自分の好きな曲しかやってませんから。でも、曲順は自信なかってんけどなあ。とても励みになる一言でした。M子さんからは、ブルーグラスだけじゃなくてカントリーも日本語の歌も色々バラエティに富んでて良かった、と言っていただいたし、初めて聴いてくださったかたは、Blueberry Hillを気に入ってくださったそうです。
これからもゆるゆる、のんびり、でもちょっとずつ前に向かっていけるようがんばりたいと思います。これを読んでくださってるあなた、よかったらいっぺん聴きにきてやってください。そして、何か感想をいただけたら嬉しいです。褒められて伸びるタイプだということはお伝えしておきます。
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