本日のロック

酸性雨ってまだ降ってるの?って聞かれたんだ。

本日の滋養

2007-05-30 20:16:51 | Weblog

黒幕 昭和闇の支配者 一巻』 大下英治

日本を代表するフィクサー・児玉誉士夫。この右翼の大立物を中心に、戦前・戦後の日本政界について書かれています。驚いたのは、日韓国交回復にも一役買っていた児玉と、当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領との会談内容です。本作によれば、朴大統領は児玉に対して「今後、両国の争いの種になることを避けるため『竹島』を爆破してはどうか」と提案し、児玉はそれを引き受けたといいます。結局、行動には移されなかったものの、この時点(おそらく60年代)で、竹島問題が想定されていたとすれば非常に興味深いことです。そして、本作のもう一人の主役は渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長です。大野伴睦に近かった児玉は、大野の番記者だった渡辺とも親しくしていたようで、本作では二人に纏わるエピソードがいくつも語られています。


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