「ヒトコブラクダ層ぜっと(上)(下)」 万城目 学！

21年6月発刊の万城目 学氏の「ヒトコブラクダ層ぜっと(上)(下)」だ。

何はともあれ上下巻で940ページの大作・・・ってボリュームありすぎで重くて思いっきり読みにく〜い。更に第1印象はこのタイトル何？ヒトコブラクダ？Ｚ？ふざけてるの？
っとめちゃくちゃファーストインプレッション悪かったのに、いざっ読み始めてみると意外な展開？謎多きメソポタミアをここまで描いたもの読むのって初めてかも？それもかなり突っ込んでのストーリー展開にびっくり。メソポタミアは奥深いし難しすぎるので、こんな娯楽作には思いっきり不向きのはず？そういう意味では意欲作と言える。
更に、思いっきり作り話なのが、見え見えなのにダイナミック感で補っていく。うん、ふざけた作ではあるが、正直面白い。

っとは言え、万城目作は少なかれふざけたところあるからね。その突拍子なさが売りとも言える。そういう意味ではこれぞっ万城目作だ。ちょっと考えれば3/4くらいには短くできたと思うけど・・・。次回作はいよいよ舞台は京都の青春ものと聞く。ホルモー・シリーズ以来16年ぶりらしいね・・・・楽しみだ。