<大好きな花ハイビスカスへの挑戦記>
子供の頃から大好きな花のベストテン入りする「南国の花・ハイビスカス」毎年お店から何度も買っては寒い冬を超えさせられずに、春の若葉を待ち望んでは枯れ鉢の底をたたく年が続いていた…毎年シーズンになったらお店から買いさえすればと諦めているときに新聞の園芸欄の「ハイビスカスの冬の手入法」に出会って3年前から挑戦を開始することに、その方法とは
①東京では11月中旬頃から12月中頃(最後の花が終わるころ)幹を残して大半の枝を短く剪定 する。冬の温度は3度ぐらいを限度と考え適度に水を与える。さらに、出来るだけ室内に取り込むようにする。
②剪定した枝は挿し木をすると運が良ければ春に花を咲かせることができる。
最初の年は上記注意を守りましたが、以前と同様に枯れ木の鉢が残っただけで終わりました。
2年目の秋に再挑戦、 失敗した腹いせに園芸店に文句を言うと「家のどこに鉢を置いたか?」と聞かれ「玄関の土間に置いた」と言うと「確かに土間は家の中だが冬、家の中で一番寒いところです」居間でも床と箪笥の上では温度差は大幅に違うものだと…言われてみればその通りである。反省して2年目再度のトライをする。
その結果は親木の2鉢と挿し木した10本中2本が開花に成功、手ごたえを感じました。そして昨年3年目を勝負の年にしました。室温の管理に重点を置き、私の屋根裏部屋に1坪程のサンルーム風のスペースを作りました。家族からは虫の巣窟になるからと、やんやのブーイングの中、すべてを無視して親鉢2鉢秋口に剪定して小枝20本を挿し木にしました。そして動物の私が植物にできる限りの努力をしてみました。
その結果は、春を迎えて親木2本が元気いっぱい、20本挿した枝木は16本が元気に根付きました。まださまよっている枝が1本、残り3本は枯れました。全体としては大成功でした。今年の最盛期を迎えたハイビスカスは1鉢2輪ずつ咲けば30輪以上がそろいます。
いよいよこれから総仕上げにかかります。
東京都杉並区
OB会幹事 三橋 鴻 (記)