紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

石・石・石!

2016年07月08日 | 家づくり。素材の話(木・左官・工法など)

さて梅雨もあけたかなと思えば、今日からしばらく少し天気も悪いもようですね。

九州は引き続き豪雨被害も心配されます。また台風1号も発生してますからこれから台風も心配。しかし、日本って本当に災害の多い国ですね〜。だからこそ色々な(もちろん建築も)技術が発展しているのかもしれませんね。

さて、今日の出来事。

弊社の会社と削り場の間、駐車場になっているスペースですが、そこに置いている灯籠やつくばいや、靴脱石、つまり石達。これは、曽祖父の時代から可愛がってくださっているお得意様のお庭にあったもの。敷地利用の関係で不要になったものを弊社が引き取らせていただいたものです。(上の写真の弊社社屋の中庭の灯籠などもそう。)

実は、以前から考えていた、このスペースを上手く利用するための工事を計画中でありまして、そのためにこの灯籠達を移動する必要があります。

だけど、一つ位はこの場所に感じ良く「石」を置いておきたいと思うわけでして、そこで何を残そうか?と考え中なのであります。

(これは東京青山の根津美術館のアプローチ。カッコいいでしょ)

また移動する石置き場(少し前にお伝えしましたかね)にも、

ゴロゴロっと風情のある石がたくさんありますから、こちらのどれかでもええのですが。考えこんでしまいますね。

 

今はこの灯籠の奥のとても大きな蹲(「つくばい」と読みます。なかなかこの位のものはないんですよ。でもこれ重くて4㌧ありますが。。)を第一候補に考えておりますが、初めの写真にあった雪見灯籠も良いし、、さてどれがええでしょね。

こういう石や緑の造園は、どこに何を置くか?そしてどこをどう向けるか?と、図面などではない、まさしくセンスとその場での空間的反射神経が問われるので、とても緊張いたしますが、とても面白くて楽しいんですね。

図面を考えている最中にパンパンになった頭を散歩がてらほぐすためにのぞいております。

出来上がりはもう少し先ですが、また楽しみになさってくださいね。

ではではまた来週。皆様よい週末を!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

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