紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

隠された照明

2018年07月02日 | 家づくり。デザインの話(色・照明・設備・

さて前回の続き。

かつらぎ町のM様家では、広間の吉野杉の天井板が張られたのは前回ご紹介したとおり。(上の写真)

注目していただきたいのは、写真の右側天井の高い部分にポケットのような空間ができそうな所です。

もう少し寄ってみますと

ここ。低い天井が高い天井部分に少しのびて、ちょっと空間ができているのが分かりますでしょうか?

まだ天井下地でボード張っていないから分かり難いですかね?

仕上がると、

こういう風になるわけです。

低い天井と高い天井の間にポケットを造って、そこに照明器具(普通の直管)を仕込み、照明器具は見せず灯りだけを室内に導く手法です。

いろんなやり方がありますが、これがいわゆる【間接照明】です。(一般的にはよく間違われた使い方をされていますね)

よく似たやり方では

こんなのもありますね。

要は灯りが欲しいわけであって、照明器具が欲しいわけではないから、間接照明は理想。

ただ、部屋の広さや空間の大きさもあるし、直接的に灯りがほしい所などの用途もあるし、器具の交換や掃除の問題もあるから、総合的に考え合わせるべきで、どこもかしこも、常に、間接照明が良い!なんてわけではないので誤解なく。

はい。ということで、こちらもまた完成をお楽しみになさっていてください。

ではまた次回。

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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