紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

新しい断熱&暖房!

2018年07月09日 | 家づくり。素材の話(木・左官・工法など)

先週末の大雨は本当に大変でしたね。和歌山市も木曜金曜の大雨で道路が水没したりと色々ありましたが(弊社の廻りはお陰様で何ともなかったです)、その後中国四国でまさかこんな事になるとは思ってもみませんでした。台風が来たわけではないのに、やっぱり自然は怖い。

普通におきて普通に会社に行って働けることは、ほんとに幸せで有り難いことですね。

しかし、もしかして山が弱っているということはないのかなとも思います。。。

さて、現場にまいりましょう。

和歌山市秋葉町のS様家。現場は順調に進んでおりますが、こちらのお家では【パッシブ冷暖】という全館冷暖房システムを採用しています。(このシステムを採用するにあたってお客様と一緒に岡山県に体感しに行きました!)

詳しくは検索いただければと思いますが、石橋を叩いて渡る慎重な弊社が採用する位ですから、性能も使い勝手耐久性交換性など優れたシステムだと思っています。

このシステムを採用するに、基本的にはいつもの弊社の建て方で大丈夫ですが、断熱などが少し考え方を変えなければいけません。

基礎の上に床下地の木を施工してから(この足もいつもと違いますね。いつもは木の柱ですから)、

基礎に断熱材を施工します。これが【床下基礎断熱】という考え方。弊社は白アリとの関係から長らく基礎断熱には否定的ではありましたが、外周部の基礎を打ち継ぎなしで打てるやり方を確立したことによって、また他にも色々な工夫が出来てきたこによって、採用できるようになりました。(何の工夫もなく寒冷地以外では基礎断熱は怖いと思っています)

そしてパッシブ冷暖用に更に断熱材を足してこう。

そしてこの上に特殊な工事を施していくわけですが、それはそのシステムを開発された会社さんの守秘義務もあって公開できませんが、

このくらいピンぼけの写真なら良いでしょう。開発者の方に工事の指導&チェックにお見えいただいた際の写真。弊社の大工さん設計、電気屋さん水道屋さんも加わって皆で肝の部分を打合せ中。

そして、

もう今日は床を張っています。この下に暖房冷房システムの配管が隠れています。

暖気の吹出口も入れられていますね。これでほぼ床下の工事は終わり。あとは冷房用に壁天井の配管工事が残っていますが、そちらはまた後日。(と言ってもほとんど写真紹介できませんが)

S様家では他にも、

リビングや玄関の木製窓の木枠工事もほぼ終わっております。

またまた進捗に合わせてご紹介してきますね。お楽しみに〜!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

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