いよいよ梅雨に入ってしまいました。雨が続くと現場は外回り工事が止まるから困るんだけれど、例年の感覚でいうと、そう毎日毎日雨というわけでもございませんし、そこまで現場も困ったという印象もなく。
特に基礎の現場などはコンクリートを打った後の現場などは、丁度雨も降ってコンクリートを冷やしてくれますから、真夏の現場などよりは手間がかからないんですね。けれどまあ連日雨になるとそりゃ一番困りますが、、、普通が一番ですね。
さて、そんな梅雨となると困る工事の代表格、屋根!
和歌山市西浜のH様家では、着々と屋根工事も進んでおります。
H様家は日本瓦のお家ですので、いつもと少し違う納まり。
こんな屋根先の納まりは、結構設計者でも知ってる方は少ないものです。学生や木の家の仕事を初めた若い方のための写真見たくなっていますが、これ瓦だけの納まりですから、結構貴重な写真かもですよ。
同じく屋根の先と外から見える屋根の裏(軒裏)の写真。今回も吉野杉の赤身の板とタルキですが、やっぱり美しく満足。自画自賛ですが(笑)もうこの時点で現場は涼しい。やっぱり「軒の深いお家」(=屋根の出の大きい家)は最高です
よく聞くのが「瓦にしたら重くて地震に危ないよ」なんて所。今の瓦は土を乗せませんし(ゼロではないですが)それに対応する梁組などにすれば、何ら問題ございません。要は屋根が重いのに、梁が細いとか、柱が足りないというお家が危ないのでありますので、どうぞ誤解のないように。
先日ちょっとご紹介した「ひかった」柱もきちんと納まっています。石に合せて柱を削るのが「ひかる」でしたね。
はい。それでは、今日はこの辺で。
ではではまた次回。お楽しみに〜。
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