昨日一昨日と和歌山市加納にて築160年古民家リノベーションの完成見学会を開催させていただきました。
まず、快く大切なお家をお貸しいただきましたK様、誠にありがとうございます。
そして、ご参加いただきました多くの皆様ありがとうございました。このような見学会はなかなかないですから、皆様にも大変喜んでいただきました。本当に楽しい見学会でした。
さて、実はまだ外構工事の一部は残っているのですが、ひとまず完成としてご紹介させていただきます。
まずは外観。
上の写真にもありますが、縦の板張りが美しい吉野杉板塀。昨年の西浜のコハウチワカエデのお家で久々に採用させていただきました縦張りですが、綺麗ですよね。特に和には凄く合うように思います。
そして木の門。最近木の門を造っている所はまずお見かけしませんが、やっぱり良い風情です。この小さな門に、皆様が想像する以上に色々な大工・職人さんの技術が詰まっています。技を守っていくためにも、こういうお仕事をさせていただくのは非常にありがたいことでございます。
門をくぐって、
お家が見えてきました。
伝統的な日本家屋のプロポーションは美しいですね。今回やり替えた木製窓と杉板戸袋も違和感なく納まっているのではと思います。古いお家を直して、何かそこだけ浮いてしまうような事はさけたいといつも思っておりますです。はい。
そうして、
玄関です。
栗の式台、シオジの上がり框、畳のスッキリした玄関。上の梁はもちろん160年前の建てられた当初の梁。この天井の形は、現場で相談している際のうちの大工さんの提案。上手く美しく納まりましたね。
玄関に上がって振り返るとこう。左手にちらっと広間が見えていますね。
そちらは次回に。
お楽しみに〜。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます