紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

筋交い&軒

2016年10月07日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

昨日も今日もすかっと晴れて気持ち良いですね!「秋晴れ」というのでしょうか、秋の気持ちよさが感じられます。

朝礼前の静かな中(うちの朝礼は7時前ですからね)窓をあけて机の前に座っていると仕事をしていると、涼しい風、青い空、鳥のさえずりなど、なんだか幸せだな〜と感じます。(ばっちりおっさんになってきたという事でしょうか(笑))

さて、現場。

今日も紀の川市のK様家。

棟上げ後、屋根下地もできて(屋根を形作れたということ)、今は間柱(まばしら)や筋交い(すじかい》を入れている段階です。

間柱というのは柱と柱の間に壁をつくるために入れている薄い柱みたいなもの。構造的にはこれを特段考慮に入れて設計はしておりませんが、きちんと入れれば構造的にプラスに働いてくれるもの。(このきちんとした施工方法をやってるか?やってないか?で結構その「工務店」の家づくりに対する全体的な姿勢が現れたりするんだけど、悪口みたいになるから、それはまたいつか?)

この間柱も筋交いも材料は吉野桧。外回りや雨のかかる畏れのある部分は下地もきっちりと気を遣わなきゃですね。

そして、筋交いは、

こんな感じでナナメに入る斜材(ここでは☓の字にはいっていますね)。この筋交いが入っている壁が地震や風に耐える壁となります。(この筋交いの代わりにベニヤを張ったり、色々なボードを張ったりするやり方もあって、この筋交い方法は手間がかかるから、今はあまりやられませんね。弊社は色々考えてこの方法でやっております。)

そして、当たり前中の当たり前ですが、筋交いと間柱なら、間柱を欠いて筋交いをいれます。

後はこれに所定の構造金物を取り付けて終了です。

それから、K様家はこちらに注目。

なんだかナナメの壁が出来てきそうなのがわかりますか?

大きく張り出た屋根(軒)、そしてこのナナメの袖壁、長いデッキ、板壁と木製窓。これが大きな特徴になるお家ですから、どうぞ出来上がりをお楽しみに!

この間もお伝えしましたが作業場では和歌山市O様家の墨付け作業中。

坂本君が奮闘中でありますが、

作業場に搬入されているのは、弊社の倉庫で2・3年寝かされた米ヒバの柱

平仮名と漢数字までは分かりますが、何だか暗号チックなものも書き込まれておりますね。決して怪しいものではございませんが……

種明かしはまた後日。。

ということで。

それでは良い週末をお過ごしくださいませ。

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

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