犬と猫とリウマチと

関節リウマチの記録&日々の徒然を綴っています。出来るだけ明るい話題をお届けしたいと思ってます😄

盲腸で死にかけた話 その4

2021-11-18 22:32:10 | リウマチ以外の病気
病院へ戻り、
入院手続きを済ませ病室へ。

当日すぐ手術出来たのは、
お腹痛くて土曜日の夜から
絶食状態だったからだと思います。

手術前に再度S先生の診察と
術前説明を受けたのですが、
その後病室に戻ったときに
看護師さんから

「あの、どなたかご家族の方は?」

と聞かれたので、

「S先生がひとりで大丈夫と
 おっしゃったので私ひとりです。」

と答えると、
看護師さんの顔色が変わりました。

「えっ!?あの…え?ほんとに!?」
「ハイ。」
「うわ…どうしよう😰」

???なんなのかなぁ???

看護師さんは別の看護師さんに

「あ、ねぇ、
 ご家族来られてないみたい。
 先生がひとりで良いって
 言ったって!」

と慌てて言ってます。

「は!?なんで!?もぉ😠
 仕方ないからこっちで連絡する!」

看護師さんたちがバタバタする中、
私は術衣に着替えて手術室へ。

剃毛されるかと思ってましたが、
それはなかったように記憶してます。
今はしないんだと思った記憶が
あるので😅

脊髄?に麻酔するために
体をくの字に折って注射されました。
局所麻酔だったので、
手術中はずっと意識がありました。

腸を引っ張られる感触がありました。
痛みはもちろんないのですが、
やたら寒かったことを覚えてます。
手術中は、ずっと時計を見てました。
手術時間は40分程だったかな。

手術中のドクターたちの会話は、
手術の話と
世間話が半々くらい(笑)
たぶん盲腸の手術なんて、
外科医にとっては簡単なんでしょう。

手術後に摘出した盲腸を
見せてもらいました。

本来の盲腸は
小指の先くらいの大きさのようですが
私の盲腸は8センチくらいあり、
縦にパックリ割れておりました。
どうやら土曜日の夜に破裂して、
激痛はそのせいだったようです。
あと少し遅れていたら、
確実に腹膜炎を起こしてたらしい😱

それでも少し膿が漏れており、
それをキレイにするため
通常の盲腸による入院よりは
2〜3日長くなってしまいました。

まぁ腹膜炎起こしてたら
もっと入院期間が長引いてたし、
下手したら命に関わってたって
言われてゾッとしました😫

もう少し続きます。


盲腸で死にかけた話 その3

2021-11-18 22:31:24 | リウマチ以外の病気
救急搬送されて「胃炎」の一言で
追い返された病院へと
差し戻されてしまった私。

受付で紹介状を渡し、
外科の待合室に案内され、
名前を呼ばれるのを待ちました。

程なくして名前を呼ばれ診察室へ。
診察券から私のカルテは
S先生の手元にあったようです。

開口一番

「土曜日に来てますね…。
 痛かったでしょう。
 本当に申し訳ない。」

と謝ってきました。
別にS先生に謝ってもらうことでも
ないのだけども😅

そして診察してもらった結果、
虫垂炎に間違いなくて、即入院。

「今日の午後2時、手術します!」

は???いきなり手術て…???

「え?き、切るんですか!?
 え?え?今日???」

戸惑う私にS先生は

「急いだ方が良いので。」

あー…そんなに悪いんスか😰
でもいきなり入院と言われても
用意なんて何一つしてないしなぁ🤔

「あのぉ…一旦帰って良いですか?」

S先生は

「え?帰るの!?」

心底驚いた顔で言いました(笑)

「入院の用意もあるし、
 会社への報告もあるし、
 お昼には帰ってくるので。」

入院の荷物は
家族に持ってきてもらえないかと
言われましたが、
両親とも車の運転は出来ないし、
今のところ自分で動けそうだったので
お昼には必ず帰ってくることを条件に
帰宅を許されました。

戻ってくるときに
誰か家族を連れてきたほうが良いか
聞いてみましたが、

「うーん、別に一人でいいですよ。」

こう言われたので
ひとりで戻ることにしました。

これはこれでまた
一悶着あるのですが😅

とりあえず一旦帰宅して
両親に入院・手術を伝え、
終わったら連絡するね〜と言って
荷物を持って車に乗り込みました。

その足で会社に顔を出し、
ここでも入院・手術を伝え、
しばらく休む許可をもらいました。

でもそのとき社長が

「救急搬送されたときに
 わからんかったとか…。
 盲腸の診断できん医者がおるとか、
 〇〇病院ヤバないか😥」

と呆れておりました。


続きます😅

盲腸で死にかけた?話 その2

2021-11-17 00:25:20 | リウマチ以外の病気
医者に背を向けられた私は
帰る選択肢しかありませんでした。

痛みのため、くの字に体を折り曲げ
壁を伝いながらしか歩けない。
そんな状態なのに胃薬の処方だけで
帰れと言われるとは…。

その日の支払いはCT検査したからか
それとも夜間救急だったからか
確か1万数千円だったと思います。

そして家に帰ったのですが、
痛みで動けないので
2階の自室には戻れず、
1階今のコタツに分厚いダウンを着て
潜り込みました。
ハンパない寒気でガタガタ震えながら
眠れない夜を過ごしました。

翌日の朝、少し痛みがマシになり、
とりあえず手すりに捕まりながら
2階の自室のベッドへ辿り着き、
ようやく布団の中で横になれました。
コタツはやはり身動きできず、
体が痛かったです😅

その日のイベントは当然不参加。
毎年開催していた
チャリティーイベント。
そのときは東日本大震災のすぐ後で、
集まった募金や売上は急遽
協会を通じて東北へ寄付することに
なったようです。

私は屋台の物販担当でしたが、
朝から電話で事情を説明し、
休ませてもらうことになりました。

その日は1日中ベッドの中。
1階へ降りるのはトイレだけ。
食事も痛みで取ることができず、
ひたすら律儀に胃薬を飲むだけ(笑)
胃薬を飲むための水も辛かった😣

そしてそのまた翌日。
痛みと寒気が治まり、
なんとか歩けるまで回復。
歩くとまだ少し痛みがあるけど、
まぁ仕事には行けそうかな?といった
感じでした。

でも、痛みとともに
発熱したことが気になり、
例えばインフルエンザとかだと
やっぱり困るよなぁということで、
近所の診療所に行って
調べてもらうことにしました。

会社に電話して診療所に寄ってから
出社するので少し遅れる、
場合によっては休むかも?と連絡し
診療所へ向かいました。

徒歩で行って、
ドクターに土曜日からの経緯を
説明し、インフルエンザの検査を
お願いしたところ、

「そんなインフルエンザの症状は
 聞いたことない。
 たぶんインフルエンザではない。」

と言われてしまいました。

「それよりお腹痛いんでしょ?
 ちょっとそこに横になって。」

診察台に寝転ぶよう指示され、

「ちょっとお腹触るよ。
 これ痛くない?」

お腹の右側をぐっと押して
ぱっと離されました。

「いっ!痛いっ😫」

何とも言えない鋭い痛みが!!

ドクターはそれだけで
「虫垂炎。間違いないわ。」と
言いました。

「虫垂炎…え?盲腸!?」

「そう。紹介状書くからすぐ行って。
 切るかどうかはそこの医者が
 判断するから。」

は?これからすぐ???
ってか、

切るの!?

いきなりの展開で頭が追いつかない。
でもドクターは
「〇〇病院と市民病院、
 どっちがいい?」
と話を進めていく。

〇〇病院は土曜日に
救急搬送された病院なので、
そこは嫌だ!と思ったものの、
言葉にする前にドクターが

「〇〇病院の外科…今日はS先生
 いてるな。
 この先生ワシの後輩やから、
 〇〇病院に紹介状書くわな。」

勝手に決めてしまった😰

「ほなこれからすぐ行くんやで。」

紹介状を手渡され、
会社に事情を説明する電話を入れ
私は土曜日にけんもほろろに
追い返された病院へと
再び向かうのでした。

to be continue…






盲腸で死にかけた?話 その1

2021-11-16 11:13:04 | リウマチ以外の病気
普段病院とは縁がなかった私ですが、
手術は3回受けてます。

出産時の帝王切開と
虫垂炎(盲腸)と
卵巣嚢腫による摘出手術。

この中で1度ヤバかったのが盲腸。
手術がヤバかったのではなく、
診断がヤバかったのです。

あれは忘れもしない
2011年3月26日土曜日のこと。

なぜここまで
ハッキリ覚えているかと言うと、
翌日に我が業界のイベントを控え、
準備していた日だったからです。

翌日のイベントの準備が終わり
一段落していた夕方、
突然ムカムカした吐き気に
襲われました。

ん?
何か変なものでも食べたかな?

その程度の認識しかなく、
すごく気持ちは悪いものの、
吐くところまではいかないので、
とりあえず様子を見ることに。

しかし、その日の夜に
それはいきなりやって来ました。

猛烈に胃のあたりが痛みだした。
お腹全体が痛いのだけど、
特に胃がキリキリと痛み、
少しばかり嘔吐してしまいました。

そして痛みと共に襲ってくる
強烈な寒気。
歯の根が合わずガチガチ震えます。
たまらず熱を測ると38.3度。

痛みと寒さで意識が朦朧とする中、
あー、人間ってこんな感じで
死ぬのかなぁと薄っすら思いました。

その後、家族が救急車を呼び、
とある救急病院へ搬送されました。

実は、救急車の中で
受け入れ病院が見つからず、
一旦断られた病院に再度お願いして
渋々受け入れてもらったという
経緯があります。
これ、私が大変な目に合うフラグ
だったのかもしれません。

普段病院に縁がないと、
こんな目に合うかもしれないという
恐怖のお話です(笑)

そんなこんなで救急搬送された私。
すごく若くて不機嫌そうな医者に
どこが・いつから・どんなふうに
痛むのか聞かれ、
今日の夜7時位から
胃のあたりが
突然キリキリ痛みだし、
嘔吐と寒気に襲われているし
発熱もしていると、
息も絶え絶えに訴えました。

そこからまず採血、
そして造影剤を入れてのCT検査を
すると言われたのですが…。

さすがにちょっと「え?」と
思ったりもしましたが、

「痛みの原因がわからなければ
 治療ができない。
 あなたもわかった方が安心でしょ」

医者にそう言われたら医療知識のない
私では反論の余地もないです。
言われるままにCT検査しました。

が、
結果的に原因はわからず。

「うーん、多分胃炎でしょう。
 胃薬出しとくからそれで様子見て。
 今日は帰ってもらって結構です。」

え?
えええ?

「あ、あの…こんなに痛いのに
 せめて痛み止めとかは…?」

半泣きで訴えるも、

「原因わからないのに痛み止めは
 出せないよ!」

冷たく言い切られました。
そして言われたこと。

「それとね、
なんで救急車で来たの?

は?え?
これくらいで救急車呼ぶなんて
駄目ってことなん???

「それは…痛すぎて自分で車の運転は
 無理だと思ったので…。」

やっとの思いで答えましたが、
その医者は「ふーん」と言ったきり
背中を向けてしまいました。

長くなったので続きはまた☺️



病院小話

2021-11-13 12:43:11 | リウマチ以外の病気
昨日、金曜ロードショーで
【アナと雪の女王】を
初めて観ました。

良く出来たアニメで面白かった😄
昔読んだ童話の【雪の女王】とは
別物の話のように思うけれど、
それはそれでディズニーの魔法で
とても楽しめました💕

来週の【アナと雪の女王2】を
楽しみにしてます♪

さて、お題の病院小話。

何度目かの膀胱炎で行った
病院でのお話です。
ネタのような本当の話。

膀胱炎は繰り返すほど
悪化スピードが早まります。
その頃には、しょっぱなから
血尿が出るようになってました。

激しい痛みと血尿が
いきなりダブルでやって来る。

いやでしょ?😥

その日も朝、起き抜けのトイレで
そんな状態になった私。
ツーンと染みる痛みで
涙目になりながらも
抗生物質ですぐ治ることは
わかっているので、
慌てることなく朝一で病院へ。

この時にはもう市民病院には
行ってませんでした。
やはり男性患者しかいないところには
行きたくないですもん😅

で、まぁまぁ近所に
内科・泌尿器科の診療所を見つけて、
膀胱炎になったらそこに行くように
なってました。
内科があるので、
患者の男女比はほぼ均等で
安心して診察を受けられるので。

その日も痛みをこらえつつ、
診療時間の少し前に
診療所で受付を済ませました。

その時点で高齢者さんの一個団体が
いらっしゃいましたが、
そんなこと気にする余裕は
その時の私にはありません。

痛みに悶絶しながら採尿するも
少量しか出ず、紙コップの中は
ほぼ血(笑)

採尿した後でもすぐ尿意の嵐。
トイレに行っても痛みを伴う
数滴の血尿しか出ないことは
火を見るより明らかなので、
痛み&尿意と格闘しながら
診察の順番を待っていました。

その当時、
何故か診察室のドアを開けたまま
ドクターが診察してたので、
待合室にいると
自然と診察室の話が耳に入りました。

どうやら今診察室にいるのは、
高齢の女性のようです。

自分の順番が早く回っきてほしい!
と心の底から思っていたので、
申し訳ないけどその高齢女性の診察に
聞き耳を立ててしまいました。

が、

その御婦人のお話は、
全編お嫁さんの悪口!

それがまぁ延々と続くわけです。
ドクターも苦笑いしながら
根気よく話を聞いてます。

やめてー😭
まじヤメテー😭😭😭

ここに痛みに悶絶してる
ほんまもんの患者がいてるねん!
はよ私を診てくれーーーっ😫😫😫

本当に叫びたかった。
でも声も出せないくらい痛い。
ひたすらウググ…と我慢。

そしてやっとその御婦人が出てきて
一個団体の高齢者さんたちに合流。
そこでペチャクチャ
お喋りしてたのですが、
ひとりがふと

「あれ?今日は○○さん来てないな。
 いつもやったらもう来てるのに。」

そう言ったんですね。
私、心の中で

『あんたら毎日来とるんかい😅』

そっとツッコミました。
痛みでツッコミ能力半減してます。

そしたらその返事が

「あら!ほんまやなぁ。
 ○○さん、どっか具合
 悪いんやろか?心配やなぁ。」

………。

ちょっと待てぃ!

ここは病院や!
具合悪い人の来るとこや!
あんたら元気なお年寄りの
社交場やないで!

落語とかの笑い話で
こういう話聞いたことあるけど、
本当に耳にするとは思わなかった。

しかもこの状況では
まったく笑い話にならない。

だけどどんな怒りも痛みには勝てず、
やはりぐぬぬぬ…と唸りつつ
診察を只々待つしか
ありませんでした。

もちろん痛みが取れたときに
病院でこんなことあってさ〜😄と
しっかり笑い話に変えてみんなに
話して昇華させましたけどね(笑)

またこの時は若かったこともあって
笑い話で終わったけれど、
今この年齢になって思うことは、
高齢になり
あまり出歩けなくなったとき、
唯一病院が社交場になる現実。
今やコロナでそれすら叶わない。

私も高齢の母がいます。
仕事でもひとつ高齢者の問題を
抱えているのですが、
せめて身近なところからでも
高齢者の孤独化問題を
考えていけたらなぁと思います。


でも、
痛みで苦しんでいる患者のために
お医者様への世間話は
程々にしていただけると
助かります😅