市の広報で初めて知った博物館活動センター、行った事が無いのでどんな所かとyahooで地図を出し、行けばわかるはず…と澄川駅から行ってみるとこれが…
地図をいい加減に判断した自分が悪いのだが、道は分かりにくい上に坂もあり、なかなか歩数増量(?)になってしまったが何とか到着。私の家からは澄川ではなく、南平岸方面から来た方がわかり易かったなぁ…はさておき。
入るとすぐにアンモナイトの化石。手前には異常巻きアンモナイト。螺旋状をしたユーポストリコセラス(右奥)や、U字型を規則正しく繰り返すニッポニテス(手前)等がありました。
年代はチューロニアン=9000万年前の白亜紀後期、異常巻きアンモナイトが出現した時期だそう。そして後者のニッポニテスは主に北海道から出土し世界的に知られるそうです。また、学名にNIPPONを冠するため、日本古生物学会のシンボルマークなのだとか。
出土はされたのは小平町が多いようで、有名なのは天売島に焼尻島、オロロン鳥にラム、花田家のニシン番屋ばかりでは無かったのですね。小平町の認識が改まりました。
ここの大型展示物がサッポロカイギュウ。初めて見ましたが大きいです。これでも右の写真の通り全体の1/3位だそうです。その頃の札幌は当然海の中、その時代に生まれなくて良かった、私は泳ぎが苦手だから…
2003年に発見され、発見者は当時小学校5年生だった棚橋さん。豊平川を遊び場にしていた彼女がこれを見たとき、今まで見た化石とは何か違うと父親に伝え、そこから博物館活動センターによる発掘がされたそうです。
お嬢さんえらい!!! すごい観察力。博物館活動センターを把握していたお父様もえらい!
展示パネルでは、おおよそ1000万年前の札幌は、深い海が広がり、サッポロカイギュウは一部顔を出していた「定山渓島」の周りの浅瀬で海藻を食べて暮らしていたとあります。
こうした太古の想像図や、先のアンモナイトを見ると太古のロマンを感じますね。
ここには札幌の絶滅危惧植物=ノハナショウブやエゾノハナシノブ、エゾルリムラサキ、ホテイアツモリソウなどの写真が展示され、何といまやスズランも絶滅危惧で、学芸員の山崎さんの話※では、札幌市内には数カ所しか育成していないそうです。※広報さっぽろより
スズランなんてそこらの庭に… はドイツスズランで、花の丈と葉の高さが同じ位に揃い、日本のスズランは花が葉よりも低い、言われると故郷の山に咲いていたスズランは、そうして奥ゆかしく咲いていた気がしますが、あの丘は今どうなっているのかな?
地学も化石も無知な私に化石の発見は到底無理ですが、花なら良く観察して歩けばもしかして、「ここに咲いていましたよ」と、報告出来る事があるかも?知れない。
最近は熊が怖くて山にも登っていないけれど、どこかの山岳会に参加して皆で登ろうか?きちんと花が見分けられるよう、老眼がこれ以上進まないうちに … ですかね?