曲目:「ボレロ」「幻想交響曲」、演奏:佐渡裕指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団、2005年.
何かとメディア、マスコミ出演の多い佐渡さんのライブDVDです.
「熱狂ライブ!」というには盛り上がっているのは指揮台で踊っている佐渡さんだけで、楽団員・聴衆の表情が今ひとつ.
指揮者である佐渡さんの足踏みが異音として録音されており、耳障りです.
オーバーなジェスチャーは、私には歌舞伎で言う「ケレン」にしか見えない.
楽団員と一体化した炎のような演奏を期待していたが、期待し過ぎたようです.
ベルリオーズの幻想交響曲の第二楽章「舞踏会」は私の大好きな楽曲ですが、弦楽器のつややかさと広がりが感じられません.
録音の問題なのか、演奏者のテクニックなのか、素人の私には判断ができませんが.
私にとってのこの曲のベストはやはりアンドレ・クリュイタンス指揮、パリ管弦楽団の演奏です.
そこには「狂おしい美しさとエレガンス」が感じられます.
佐渡さんにはパフォーマンスで魅せる指揮で終わること無く、指揮者とオーケストラが一体化した魂を揺さぶる演奏を期待したいところです.
昔はLPレコードで実際の演奏に思いを馳せる時代でしたが、今はコンサートへ行かなくても手軽に映像が楽しめる時代になり、その点が感慨深いですね.
※このDVDを鑑賞する前にトスカニーニのDVDを観て感動したばかりなので、タイミングが悪かったかもしれません.
トスカニーニと比較するのはかわいそう.
時代を背負い、信念を貫いたトスカニーニの人生には凄みがありましたから.
何かとメディア、マスコミ出演の多い佐渡さんのライブDVDです.
「熱狂ライブ!」というには盛り上がっているのは指揮台で踊っている佐渡さんだけで、楽団員・聴衆の表情が今ひとつ.
指揮者である佐渡さんの足踏みが異音として録音されており、耳障りです.
オーバーなジェスチャーは、私には歌舞伎で言う「ケレン」にしか見えない.
楽団員と一体化した炎のような演奏を期待していたが、期待し過ぎたようです.
ベルリオーズの幻想交響曲の第二楽章「舞踏会」は私の大好きな楽曲ですが、弦楽器のつややかさと広がりが感じられません.
録音の問題なのか、演奏者のテクニックなのか、素人の私には判断ができませんが.
私にとってのこの曲のベストはやはりアンドレ・クリュイタンス指揮、パリ管弦楽団の演奏です.
そこには「狂おしい美しさとエレガンス」が感じられます.
佐渡さんにはパフォーマンスで魅せる指揮で終わること無く、指揮者とオーケストラが一体化した魂を揺さぶる演奏を期待したいところです.
昔はLPレコードで実際の演奏に思いを馳せる時代でしたが、今はコンサートへ行かなくても手軽に映像が楽しめる時代になり、その点が感慨深いですね.
※このDVDを鑑賞する前にトスカニーニのDVDを観て感動したばかりなので、タイミングが悪かったかもしれません.
トスカニーニと比較するのはかわいそう.
時代を背負い、信念を貫いたトスカニーニの人生には凄みがありましたから.