大相撲錦絵 今場所絵番付

 

先日、父が見ていた大相撲を、渋々付き合って見ていたのです。相撲は正直言って苦手です、興味もありません。でもその時は図らずも魅入ってしまいました。

顔見せというのでしょうか、西側と東側の力士が勢ぞろいして土俵であいさつをするのですが、全員が身につけている　”化粧回し”に釘付けです。

 

昔の　”まわし”　は黒一辺倒だったと思います。カラフルな　”まわし”に変貌していったのは、ハワイ出身の高見山の登場からだったのではないでしょうか、以来、オレンジやブルーのまわしであっても興味はありませんでした。

 

しかし、化粧まわしが、こんなに美しいものだとは正に目から鱗です。まわしはスポンサーからのお仕着せもあるのでしょうか、ＣＭがらみのものであったり、出身校の校章であったり、闘志を表す拘りのアイテムであったり、外国人のお国柄そのものだったり、様々です。　

しみじみ見たのは偶然だったわけですが、これほど華やかなパフォーマンスは見ごたえがあります。いわばちょんまげのファッションショーとでも言いましょうか相撲ファンの方には語弊があっても困るのですが、それだけカルチャーショックがあったと言い訳いたします。

 

しかし、日本の国技だというのに、幕内の４２人中１１人がモンゴル人だというのにはびっくりです。グルジア、ブルガリア、ロシア、エストニア・・・国際色豊かになりました。日本人力士、過半数とってるのか？　政党なら危ないところです。

 

前置きが長くなりましたが、なぜこの絵番付を買ったのか？　

それは全力士の　”化粧まわし”を見てみたい。そんな雑誌はないだろうか、その一心で検索したら、国技館のお土産コーナーに様々なグッズがあるということでした。

行けません、行くこともないです。しかしこの欲求を抑えることができなくて、仕事も手につかない。

 

そしてみつけたのが、この錦絵作家さんのサイトでした。桧の額に入ったものだけは購入できるというので即買いでした。翌日届き、写真に収めたのです。

化粧まわしを忠実に描写している錦絵、番付が錦絵で描かれた絵番付、一度で二度おいしい買い物でした。

 

 

錦絵に興味がおありの方は、ぜひ見てください。

大相撲錦絵　大門　ＨＰ

 

 

まず一番目についたのが、白馬の　”化粧まわし”

 

 

琴欧州は嫌味がなく、ハンサムだから許せます。

ひときわ目をひく　ピンクの薔薇の”まわし”

新聞記事にもなったようです。

 

 

婚約を発表したばかりの大相撲の大関・琴欧洲が、新化粧まわしで綱取りを目指す。大阪の有力な後援者で、天皇賞馬ヘヴンリーロマンスなどの馬主で有名な前田幸治氏（ノースヒルズマネジメント代表）から豪華な化粧まわしを贈られた。デザインを担当したのは日本画家の今井珠泉（しゅせん）さん。薔薇（ばら）が咲き誇る「旭日薔薇図」には「旭日のように昇天し、頂点（横綱）に達する」という思いが込められているという。数ある化粧まわしの中でも薔薇のデザインは珍しく、大関も「素晴らしい。夏場所頑張ります」と感激していた。

 [ 2009年05月09日 ] 　スポニチニュースより

　　

以前の琴欧州は　こちら　↓　

ブルガリア出身だから牛乳屋さんがスポンサー？　

 

 本日も長々とありがとうございました。

 

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