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No219) 『 変化のタイミング 』
---------------------------------------------------
■ こんにちわ~。
島田です。
もう1週間ぶりのブログに
成ってしまいました!
出張に行って、
バタバタしていたら、
ブログを書く時間を取らないまま
過ごしていました。
時間が無かったと言いたいところですが、
時間は平等にあるので、別の事に使った
だけなのです。
時間が無かったと言う言葉は、
「言い訳」に成るので使用禁止です!
■ さて、今日は、最近クライアント様と
お会いして、感じている事に関して
お話しします。
___________________________________________________
■目次
【1】家業から企業へ
【2】変わるタイミング
【3】ビジョンと体制
____________________________________________________
-----------------------------------------------
【1】家業から企業へ
-----------------------------------------------
■ 何と無く感じる事なのですが、
会社を作って、最初は自分の生活の為に
何かのビジネスをしています。
就職しても良いでしょうが、
自分が大将でやりたいと言う事で、
会社を設立します。
まあ、こんな感じが、会社を最初に
作る時だと思います。
■ そして、何年か経って、社員も増えて来た
時に、今までは「自分」の為に会社を運営
していたものが、「公」の為に変わる時が
来るように感じます。
つまり自分の為の「家業」から
公の為の「企業」への脱皮です。
本来は、会社は全て「企業」であるべき
だと思います。
でも世の中の多くの会社が、
「家業」としてやられているのも
事実です。
■ 八百屋さん、魚屋さん、町の文具屋さん
などなど沢山の会社は、「家業」でしょう。
別に世の為人の為と言うより、
商売して生活をしている。
そんなイメージが強い筈です。
そのイメージのまま経営をされていても良いでしょう。
その場合は、小規模で、食って行ければ良いと言う
自己イメージでの運営に成りますので、
会社の規模も小さいままで、
それほど大きく拡大することも無いです。
■ でも、最初はそのつもりでやっていても、
徐々に会社が大きく成った時に、
「どうしよう?」と思う筈です。
経営者は、会社を永続させたいと言う事と、
より大きくしていきたいと言う欲を持っています。
最初は、生活の為だったのが、
生活が出来るように成って来ると、
この永続性と、拡大を思い始めます。
■ 勿論、簡単に大きくは出来ませんが、
大きくしたいと思い始めると、
徐々に社員を増員したりして、
大きく成って来るものです。
特に営業会社は、短期間で
一気に大きく成るケースが、
良く見受けられます。
-----------------------------------------------
【2】変わるタイミング
-----------------------------------------------
■ 自然発生的に大きく成って、
売上規模も拡大して、雇用人員も増えた時に、
社長の考えと、会社の現状が、
ミスマッチし始めます。
大きく成って嬉しいけど、
自分の思いとのズレを感じ、
困惑する感じです。
でも、大きくしたかったので、
このまま大きくしていこうと、
思うのです。
■ ところが、自己概念が「家業」のまま、
大きくしようとすると、
いろんな面で問題が出始めます!
・一番頼りにしていた社員の退社!
・集団での退社!
・私生活での問題!
・社員の病気!
なぜかこんな事が起き始めます。
非常に不思議ですが、
そうなります。
■ 「家業」と「企業」では、
社長の自己概念を変えないと運営が出来ない
ので、無理をして歪みが出て来るのです。
つまり、第三者を雇用した時点から、
「企業」としての自己概念を形成できていれば
それほど大きな問題には成りませんが、
社員は自分の手足だ!
この会社は俺のものだ!
と言うような感覚で、増員をしてしまった場合に、
上記のような問題が発生します。
■ なぜそのような問題が起きるのか?
・一番頼りにしていた社員の退社!
その社員は右腕です。
でも、人数は増えて来た時に、
今まで通りの接し方が出来なくなって、
自分では、彼なら解ってくれると思い、
逆に余り話もしないで、拡大して行った時に、
彼は、「ここまで大きくしたのは俺の力だ!
それを自分一人でやったみたいに。」と
思うかも知れません。
そして、一番彼の力が欲しい時に、
彼は退社するのです。
・集団での退社!
営業会社で、社長が家業的な考えが強い場合、
「俺の為に働け!」に成っている場合が多いです。
何かあると怒ったり、怒鳴ったり!
しかも会社はドンドン大きく成った時に、
社員達は、あんな社長の下で居るより、
自分達で理想の会社を作ろう!とか、
俺達で十分稼げるから自分達でやって儲けよう!とか、
そんな事を考えて、去って行くのです。
・私生活での問題!
会社を始めたばかりの時には、
稼げなかった訳で、家族と一致団結して頑張って
いた筈です。
それが大きくなると、家のことは嫁さんに任せて、
自分は会社にかかりっきり、しかも余裕も出来て、
接待で飲み歩いたり、ゴルフ三昧!
一番大切な家族との時間を蔑ろにして、
でも、稼いでいるんだからと自己正当化!!
気が付いたら、家庭崩壊して、子供はグレテ、
奥さんも金を使い放題!!…
・社員の病気!
急成長する会社は、必要な社員を揃えていない
ケースが非常に多いです。
少ない人数で、やっている時はそれでも良かったけど、
人数が増えた時に、管理系の社員補充はどうしても最後に
成ります。
今までの数倍の処理が発生しているにも拘らず、
少ない人数で負担がかかって、精神的にも
肉体的にも極限の状態に!…ついには倒れる。
■ こんな感じに成ってしまうのです!
でも、みんなこんな話をしても信じません。
なぜなら自分のところは大丈夫と、
理由の無い安心をしています。
この全ての原因は、社長の考え方が
変わらない為に起こるのです。
■ 「家業」=自分の為
「企業」=公の為
これは根本が違います。
根本が違うので、家業のまま企業を運営しようと
すると、上記弊害が起きます。
ですから、かなり早い段階で、
「企業」にして行くために、
社長が変わる必要があるのです!!
-----------------------------------------------
【3】ビジョンと体制
-----------------------------------------------
■ 私のクライアント様は、
丁度この変わるタイミングで、私に出会って、
私を活用して頂けているように感じます。
私は、仲間と立ち上げて、0から100億までの
経験をして来ました。
ですから、会社さんを見て「ビックリ」するのは、
私に取って当たり前が、その会社にとっては、
当たり前では無く、非常に高レベルの要求だったり
している事です。
■ 企業理念も無ければ、ビジョンも中期経営計画も
何も無い会社が非常に多いのに「!」
「ビックリ」です。
でもたぶん、そんな会社の方が、
多いのでしょう。
ですから、社員はその会社の将来が見えない訳です。
だって社長が作って無いので、
将来の展望なんて無いです。
>「俺の頭の中にある!」<
って言われてもそんなもの分からないよ~~~!
って感じだと思います。
■ そんな社長に、理念やビジョンの作成を
依頼します。
でも、みんなが素直に作成する訳では無いです。
それはそれで仕方が無いです。
他人は変えれませんから、
私は、行く度に、重要性や他での出来事を例にあげて、
影響を与えて、自ら作成して将来を見て貰うようにします。
■ 将来の展望が出来て来て、
価値基準が、「個人」から「公」に
変わって来ると、
社内のいろいろな所にメスを入れる事が出来ます。
就業規則、社内規定、稟議規定、会議運営規定、
人事制度、昇進規定、歩合制度などなど、
形にして、社員に周知して、
徐々に企業らしく成って行くのです。
■ 変に堅苦しくするのが目的では無く、
会社の中でのルールをみんなが分かり合って、
そのルールの中で、
より生産性を高められる活動をやり易い、
そんな環境整備のお手伝いをするのが目的です。
また、上司と部下の個人面談を必ず
行うように指導します。
ノミニケーションでは無く、
酒無しで、真面目に会議室で、
計画、実行の反省や問題点の共有、
その他個人的な悩みなど聞くようにします。
結構、会社内で個別に時間を取っている
そんな会社は珍しいです。
■ 日々の打ち合わせをしているから
個人面談は要らないでしょうと良く言われますが、
非常に重要です。
社長が効く耳を持っていることは、
社員にとっては救いに成ります。
1ヶ月に1時間で良いです。
簡単に時間は取れる筈です。
でも、社員が10名いたら10時間です。
30名なら30時間!それだけで4日ぐらいかかります。
■ 簡単に出来そうで、
ナカナカ出来ない!
それが、個人面談です。
個人面談をして、自分の夢や理想を語る!
徐々に、家業から企業に変わり、
社員も定着して、急拡大します。
人を使って会社を運営する場合、逸早く
「公」の為に、と言う自己概念を形成し、
理念やビジョンの作成を通して視覚化する。
そして社員に浸透させていく事は、
非常に重要な事です。
■ 今日は、「家業」から「企業」への
変わるタイミングの話をしました。
それではまた!
***********************************
プロ指導専門ティーチィングプロ
島田 安浩 より
***********************************
アクト株式会社
電話049-256-9421 FAX049-256-9431
URL:http://www.cotucotu.com
mail:info@cotucotu.com
メールマガジン http://www.mag2.com/m/0000246022.html
【 営業編:売れる営業マンの常識非常識 】
メールマガジン http://www.mag2.com/m/0000257207.html
【 経営編:こんな時代だから経営理念を 】
No219) 『 変化のタイミング 』
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■ こんにちわ~。
島田です。
もう1週間ぶりのブログに
成ってしまいました!
出張に行って、
バタバタしていたら、
ブログを書く時間を取らないまま
過ごしていました。
時間が無かったと言いたいところですが、
時間は平等にあるので、別の事に使った
だけなのです。
時間が無かったと言う言葉は、
「言い訳」に成るので使用禁止です!
■ さて、今日は、最近クライアント様と
お会いして、感じている事に関して
お話しします。
___________________________________________________
■目次
【1】家業から企業へ
【2】変わるタイミング
【3】ビジョンと体制
____________________________________________________
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【1】家業から企業へ
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■ 何と無く感じる事なのですが、
会社を作って、最初は自分の生活の為に
何かのビジネスをしています。
就職しても良いでしょうが、
自分が大将でやりたいと言う事で、
会社を設立します。
まあ、こんな感じが、会社を最初に
作る時だと思います。
■ そして、何年か経って、社員も増えて来た
時に、今までは「自分」の為に会社を運営
していたものが、「公」の為に変わる時が
来るように感じます。
つまり自分の為の「家業」から
公の為の「企業」への脱皮です。
本来は、会社は全て「企業」であるべき
だと思います。
でも世の中の多くの会社が、
「家業」としてやられているのも
事実です。
■ 八百屋さん、魚屋さん、町の文具屋さん
などなど沢山の会社は、「家業」でしょう。
別に世の為人の為と言うより、
商売して生活をしている。
そんなイメージが強い筈です。
そのイメージのまま経営をされていても良いでしょう。
その場合は、小規模で、食って行ければ良いと言う
自己イメージでの運営に成りますので、
会社の規模も小さいままで、
それほど大きく拡大することも無いです。
■ でも、最初はそのつもりでやっていても、
徐々に会社が大きく成った時に、
「どうしよう?」と思う筈です。
経営者は、会社を永続させたいと言う事と、
より大きくしていきたいと言う欲を持っています。
最初は、生活の為だったのが、
生活が出来るように成って来ると、
この永続性と、拡大を思い始めます。
■ 勿論、簡単に大きくは出来ませんが、
大きくしたいと思い始めると、
徐々に社員を増員したりして、
大きく成って来るものです。
特に営業会社は、短期間で
一気に大きく成るケースが、
良く見受けられます。
-----------------------------------------------
【2】変わるタイミング
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■ 自然発生的に大きく成って、
売上規模も拡大して、雇用人員も増えた時に、
社長の考えと、会社の現状が、
ミスマッチし始めます。
大きく成って嬉しいけど、
自分の思いとのズレを感じ、
困惑する感じです。
でも、大きくしたかったので、
このまま大きくしていこうと、
思うのです。
■ ところが、自己概念が「家業」のまま、
大きくしようとすると、
いろんな面で問題が出始めます!
・一番頼りにしていた社員の退社!
・集団での退社!
・私生活での問題!
・社員の病気!
なぜかこんな事が起き始めます。
非常に不思議ですが、
そうなります。
■ 「家業」と「企業」では、
社長の自己概念を変えないと運営が出来ない
ので、無理をして歪みが出て来るのです。
つまり、第三者を雇用した時点から、
「企業」としての自己概念を形成できていれば
それほど大きな問題には成りませんが、
社員は自分の手足だ!
この会社は俺のものだ!
と言うような感覚で、増員をしてしまった場合に、
上記のような問題が発生します。
■ なぜそのような問題が起きるのか?
・一番頼りにしていた社員の退社!
その社員は右腕です。
でも、人数は増えて来た時に、
今まで通りの接し方が出来なくなって、
自分では、彼なら解ってくれると思い、
逆に余り話もしないで、拡大して行った時に、
彼は、「ここまで大きくしたのは俺の力だ!
それを自分一人でやったみたいに。」と
思うかも知れません。
そして、一番彼の力が欲しい時に、
彼は退社するのです。
・集団での退社!
営業会社で、社長が家業的な考えが強い場合、
「俺の為に働け!」に成っている場合が多いです。
何かあると怒ったり、怒鳴ったり!
しかも会社はドンドン大きく成った時に、
社員達は、あんな社長の下で居るより、
自分達で理想の会社を作ろう!とか、
俺達で十分稼げるから自分達でやって儲けよう!とか、
そんな事を考えて、去って行くのです。
・私生活での問題!
会社を始めたばかりの時には、
稼げなかった訳で、家族と一致団結して頑張って
いた筈です。
それが大きくなると、家のことは嫁さんに任せて、
自分は会社にかかりっきり、しかも余裕も出来て、
接待で飲み歩いたり、ゴルフ三昧!
一番大切な家族との時間を蔑ろにして、
でも、稼いでいるんだからと自己正当化!!
気が付いたら、家庭崩壊して、子供はグレテ、
奥さんも金を使い放題!!…
・社員の病気!
急成長する会社は、必要な社員を揃えていない
ケースが非常に多いです。
少ない人数で、やっている時はそれでも良かったけど、
人数が増えた時に、管理系の社員補充はどうしても最後に
成ります。
今までの数倍の処理が発生しているにも拘らず、
少ない人数で負担がかかって、精神的にも
肉体的にも極限の状態に!…ついには倒れる。
■ こんな感じに成ってしまうのです!
でも、みんなこんな話をしても信じません。
なぜなら自分のところは大丈夫と、
理由の無い安心をしています。
この全ての原因は、社長の考え方が
変わらない為に起こるのです。
■ 「家業」=自分の為
「企業」=公の為
これは根本が違います。
根本が違うので、家業のまま企業を運営しようと
すると、上記弊害が起きます。
ですから、かなり早い段階で、
「企業」にして行くために、
社長が変わる必要があるのです!!
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【3】ビジョンと体制
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■ 私のクライアント様は、
丁度この変わるタイミングで、私に出会って、
私を活用して頂けているように感じます。
私は、仲間と立ち上げて、0から100億までの
経験をして来ました。
ですから、会社さんを見て「ビックリ」するのは、
私に取って当たり前が、その会社にとっては、
当たり前では無く、非常に高レベルの要求だったり
している事です。
■ 企業理念も無ければ、ビジョンも中期経営計画も
何も無い会社が非常に多いのに「!」
「ビックリ」です。
でもたぶん、そんな会社の方が、
多いのでしょう。
ですから、社員はその会社の将来が見えない訳です。
だって社長が作って無いので、
将来の展望なんて無いです。
>「俺の頭の中にある!」<
って言われてもそんなもの分からないよ~~~!
って感じだと思います。
■ そんな社長に、理念やビジョンの作成を
依頼します。
でも、みんなが素直に作成する訳では無いです。
それはそれで仕方が無いです。
他人は変えれませんから、
私は、行く度に、重要性や他での出来事を例にあげて、
影響を与えて、自ら作成して将来を見て貰うようにします。
■ 将来の展望が出来て来て、
価値基準が、「個人」から「公」に
変わって来ると、
社内のいろいろな所にメスを入れる事が出来ます。
就業規則、社内規定、稟議規定、会議運営規定、
人事制度、昇進規定、歩合制度などなど、
形にして、社員に周知して、
徐々に企業らしく成って行くのです。
■ 変に堅苦しくするのが目的では無く、
会社の中でのルールをみんなが分かり合って、
そのルールの中で、
より生産性を高められる活動をやり易い、
そんな環境整備のお手伝いをするのが目的です。
また、上司と部下の個人面談を必ず
行うように指導します。
ノミニケーションでは無く、
酒無しで、真面目に会議室で、
計画、実行の反省や問題点の共有、
その他個人的な悩みなど聞くようにします。
結構、会社内で個別に時間を取っている
そんな会社は珍しいです。
■ 日々の打ち合わせをしているから
個人面談は要らないでしょうと良く言われますが、
非常に重要です。
社長が効く耳を持っていることは、
社員にとっては救いに成ります。
1ヶ月に1時間で良いです。
簡単に時間は取れる筈です。
でも、社員が10名いたら10時間です。
30名なら30時間!それだけで4日ぐらいかかります。
■ 簡単に出来そうで、
ナカナカ出来ない!
それが、個人面談です。
個人面談をして、自分の夢や理想を語る!
徐々に、家業から企業に変わり、
社員も定着して、急拡大します。
人を使って会社を運営する場合、逸早く
「公」の為に、と言う自己概念を形成し、
理念やビジョンの作成を通して視覚化する。
そして社員に浸透させていく事は、
非常に重要な事です。
■ 今日は、「家業」から「企業」への
変わるタイミングの話をしました。
それではまた!
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プロ指導専門ティーチィングプロ
島田 安浩 より
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【 営業編:売れる営業マンの常識非常識 】
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【 経営編:こんな時代だから経営理念を 】
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