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cottontailの時事

や、やあ!元気かい!

92歳

2008年12月10日 | 
前回記事で「ターシャテューダのクリスマス」に影響を受け、クリスマスリースを作った・・・と書きました。
ターシャテューダは、今年92歳で他界されましたが、その生き方はビジュアル的には美しい桃源郷のような、しかし、一貫した哲学とバイタリティーがなくてはその生き方を貫き通す事はできない圧倒的な人生だったように思います。

今年の初め、私の父方の祖母も92歳で他界しました。
祖母は、夫も結婚する前初めて会った時に、「あんなに迫力のある年寄りにあったことはない」という感じの威圧感のある人でした。
祖父との結婚と仕事の都合により、熊本→福岡→東京へ移住し、戦争による混乱の中、4人の男の子を出産し育て、食糧難の時代には、荒川の河川敷を開墾し、米や野菜を作ったり、祖父が体を壊すと、保険セールスで一家を養ってきました。

そんな二人の92歳の生き方を重ねてみると、ゆっくりと穏やかだった時代から、戦争を経て今日に至るまで世の中が大きく変化した激動の時代を生き抜いた女性の覚悟の強さを感じずにはいられません。

チリとチリリ

2008年03月17日 | 
もういっちょ、本のご紹介 

「チリとチリリ」/どいかや 

ネット散策中に出会った一冊で、読者コメントも大絶賛ばかりだったので、思わず、注文しちゃいました。

どこかノスタルジックな、温かく綺麗な色彩の絵柄で、女の子の「大好きなもの」を集めたストーリーの絵本なので、娘もとても気に入ってくれたようです。

他のシリーズも気になるわ~。



リバティノート

2008年03月17日 | 
ホワイトデーに、パパに本を買ってもらいました。

「雅姫のリバティ ノート」・・・やっぱりとっても素敵な本で、うっとり

他の雅姫さん関連ムックに比べ、リバティ社の起源や変遷・布テキスタイルの作り方なども書かれていて、読み応えもある内容でした。

心なごむ一冊です。




世田谷一家殺人事件~侵入者たちの告白~

2006年06月27日 | 
2000年12月30日、世の中を震撼させた世田谷一家殺人事件。
その残忍さと異常さは他に類をみない事件で、今もなお人々の心に深く刻まれている事件だと思う。
この本は、ジャーナリスト斉藤氏が、遺族の言葉を胸に、あらゆるコネクションを使って取材し、導き出した答えが書かれてあった。

日本は、経済大国でありながら危機管理は脆弱だ。
そんな日本へ、アジア各国から、表向き留学生などの名目で、毎年多くの外国人が流入してくる。その中のごく一部は、アンダーグラウンドな世界へ誘われていく。
多国籍の人間で構成されたクリミナルグループの存在、そのグループの徹底した拝金主義・日本への歪んだ憎悪、それらが様々な凶悪事件の引き金になっている。

どうかこれがフィクションであってほしい・・・そう思いながら読んだけれど、これが真実であるならば、世田谷一家殺人事件の犯人グループ特定は既に警察でも把握されているという事。早急な犯人の身柄拘束を願うばかりです。


これからこのような形態の犯罪が増えるであろうとの不気味な提唱・・・期せずして、昨日から今日未明に起きた有名美容外科医の娘誘拐未遂事件、この犯行グループの構成員も多国籍でした。日本人も入っていたというから、更にクリミナルグループはより複雑に変容しているのかもしれない。

善良な市民こそ、無防備であってはいけない。これからは自衛の手段を模索する時代に入っているのかもしれません。

君といたとき、いないとき

2005年11月25日 | 
「君といたとき、いないとき」
作・絵:ジミー<幾米> 訳:宝迫典子

先日図書館で借りてきた絵本です。

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月が空から消え、人々が大騒ぎをしているころ、彼らは出会った。

さみしかった少年と孤独だった月。

人工の月があふれる街で、偶然の出会いは、互いの心に温かな灯りをともす。

やがて、にせものの月は捨てられる時がきて、少年と月にも別れが近づいていたけれど・・・

孤独は孤独のままではなく、悲しみは悲しみのままではない、きっと・・・・

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世の中全体が悪い方向へ向かい、人々の心もすさんでゆく中、月と少年はお互いに心を通わせて、悲しみを払拭しようとします。

台湾に一大絵本ブームを巻き起こし、その人気は香港、韓国、シンガポールなどのアジアからヨーロッパ、アメリカへと拡大しているそうです。

国境を越えた時代の絵本なのでしょうね。

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見えなかったものも、見えるようになることがある。

忘れていたことも、思い出すことがある。

風は、ときに心をゆらすけれど、黒い雲を吹きはらってもいく。

そして月は空から いつも優しく君を見守る。






サンタクロースっているんでしょうか?

2005年11月11日 | 
あなたはサンタクロースの存在を信じていますか?

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1897年、8歳の少女バージニアが、「サンタって本当にいるの?」とパパに尋ねました。
パパはこう答えました。「サン新聞社に聞いてごらん。サン新聞社がいるって言ったらいるんだよ」(ずるい・・・。)

そう言われて、バージニアはサン新聞社へ手紙を送りました。
友達がサンタはいないって言うけど、サンタは本当にいるんでしょうか?・・・と。

サン新聞社の編集者フランシス=P=チャーチが、バージニアの質問への誠実な回答を9月21日のサン新聞の社説へ載せました。

その回答は、愛と希望と夢に満ちた文章で、サンタクロースが存在する意味や目に見えないかけがえのないものを育む心の大切さを改めて考えさせてくれます。
人間って素晴らしい!と素直に思える逸話です。こんな大人になりたい。


漫画「嫌韓流」

2005年10月18日 | 
夫が、この前、この漫画を買ってきました。
ただ単に、韓流ブームの対極にある嫌韓煽りの本だと思っていましたが、(いちいち大げさなリアクションは鼻につくけれど)
この本で言おうとしている、お互いもっと歴史を理解して、真の交友関係を築こうという考えに至る点は、共感できました。

今までの私が受けてきた歴史教育は、近代の日本のアジア外交はグレーな部分が多く、ある種のタブー領域的なニュアンスを感じ、結果として、私は潜在的な罪悪感を抱いてきたように思います。・・・と同時に、一体いつまで、日本はアジアにおける悪者として謝罪と誠意の代償をを求められ続けなければならないのか・・・という想いも抱いています。
今回、この漫画を読んで、今まで知らなかった事(今まで悪事ばかりが取り上げられていたアジアにおける日本が歩んだ歴史の側面)を知る事ができて良かったです。

歴史の歪曲というのは、今まで様々な国で幾度となく行われてきた行為だと思います。
様々な歴史の断片だけを拾って、それで全てを語ってはいけないのだと思う。
色々なことを知り、対極論の中にも、真実はあるかもしれないので、耳をふさがず、聞いてみる。
嫌韓流に書かれている事も、事実だとは限りません。
自分の考えに近いものでも、対極にあるものでも、果たしてそれが真実か、疑ってみる事は大切だと思います。

朝鮮・中国の反日感情と日本人の潜在的罪悪感、この感情を抱いたままでは、真の友好は築けません。

毎年、教科書の記述で紛糾する日本の歴史教育もまた、様々な角度からの歴史的事実を載せ、肯定も否定もせず、それについてどう思うかは、個人の思想に委ねるべきではないでしょうか・・・。

そんなことを思いながら、小泉首相の靖国神社参拝の報道を眺めていました。

追記:tabitoさんの記事が、非常に的を得た内容だったので、ご紹介させて頂きます。

安房直子さんの世界

2005年06月13日 | 
安房直子さんは、私の好きな児童文学作家ですが、残念な事にもうすでに他界されていて、その作品は絶版になっているものも多いです。

作品は幻想的で美しい世界でありながら、人間の性を示唆する物語ばかり。

ある日突然迷い込んだ世界。でもそれは、主人公が必然的に招いた世界なのです。その不思議な世界から戻った時に、主人公達は自分の中の変化に気づく。その主人公の変化は、誰もがチクリと心に刺さる共感できるものだったりします。

ハグオーワーの雅姫さんの世界が好きな人には、物語の美しさや物語上で出てくる料理や菓子やハンドメイドの物達へのイメージにワクワクして、はまる本だと思います。

将来子供が成長したら、読んで欲しいな~と思って、現在、少しずつ入手できる本を買い集めています。
ネット書籍店の安房直子さんの本のレビューにも数件私のコメントを載せていただきました。

このまま全ての本が廃版・絶版になってしまうのは、あまりにも惜しいファンタジーの世界。
安房直子さんの作品に興味をもたれたら、読んでみてください。

ダヴィンチコード(下)

2005年05月30日 | 
下巻も読み終えました。下巻の評価も

ネタばれしたい気持ちを抑えつつの感想ですが、
大きなテーマ故に作者が行き詰まってしまう事なく、スケール感を維持したまま美しいエンディングを迎え、爽快感・満足感を得られました。
世界各国の読者が、この本を片手に、ルーブル美術館や関連施設を訪れる気持ちがよ~く分かります。

トム・ハンクス主演で映画化されるようですが、こちらの方はどうなるのかな?
恐ろしいほどの情報量とそれぞれの過去の追憶を、どうやって2時間くらいの映画の中に織り込むのか、
こちらも見所かもしれませんね。

ダヴィンチコード(上)

2005年05月27日 | 
私はあまのじゃくなので、ベストセラーとして名高いものは、あまり読みません・・・。
「ダヴィンチコード」もまた然りと思っていたけれど、姉・両親ともに大絶賛し、実家から本を送ってくれたので、読んでみました。

まだ上巻しか読んでいませんが、面白い!!

史述に基づいた底知れぬ闇の部分を感じる壮大なミステリーです。下巻で、果たしてどんな結果が導き出され、どういった結末を迎えるのか、非常にワクワクします。
(フィクション物は、前半良くても、後半作者の独りよがりで終わる事もあるので、その点でどうなるか心配。)・・でも、概ね、身内も世間一般の感想も、上下通して面白かったという意見が多いので、下巻も楽しみ~。


下巻を読む前に、レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯や作品について、少しだけも知識をつけようと、
図書館で関連本を探しましたが、大人向けは全部貸し出し中だったので、集英社の学習漫画「世界の伝記 レオナルド・ダ・ヴィンチ」を借りちゃいました。
わかりやすくて面白かったです。子供諸君、おばちゃんが借りちゃってごめんね