Cosmos Consultant【離婚・モラルハラスメントのご相談】@シンガポール

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モラハラ加害者には、虐待を止められない理由がある

2018-08-24 12:32:48 | モラルハラスメントについて

加害者がこのような傾向をもつ原因は、まだ、はっきりとはわかっていません。
ただ、加害者の生育歴や過去の経験が、強く影響しているのは、まず間違えないでしょう。

加害者は以前、何らかの形で虐待を学習したことがあり、しかもそれを、虐待だったと
認識していないことが多いのです。

多くの場合、虐待者の心理状況や生活環境から、それが理不尽のいじめ、虐待であったという
ことに、被害者はどこかの時点で気づくものです。

しかしながら、モラハラ加害者はそれに気づかずに成人となります。それだからこそ、
虐待を切り抜けてきたつらさ、惨めさを、虐待の形でしか表現できないのです。

そして、自分がかつて受けた苦しみに対する復讐であり、そういう人間関係しか知らない
ことの表れともとれる自分の虐待行為にも、
加害者自身はまったく気づいていません。

人間関係における上下を異常に気にし、勝敗にこだわります。加害者において、自分が
上位にいるという意識を持つことは、大変重要なのです。

今までに対等な関係の経験がなく、今も安心して本音を語る場所を持っていない
加害者にとっては、そのように自分の加害行為に無自覚でいないと、生きてはいけないの
かもしれません。

自分が被害を受けないように、見下されないように、いつも身構えているのでしょう。
加害者にとって、社会=戦場ということです。そして、家庭=戦場なのです。


加害者は以前の被害者であり、そしてその被害行為に対して、ほとんど
サポートを受けられない状況にいたのです。

その時、誰かの真剣なサポートが受けられていれば、加害者になることは避けられたはずです。

加害者となった現も、本当は、真摯なサポートが必要なのです。
多くの被害者はどうにかしてサポートしていこうと一度は努力しますが、被害を受けながら
それを行うことは到底できません。

このように、加害者は他社への攻撃を継続していくことになります。

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