【モラハラ対処方法】心理的な脱出、被害者の心理推移

モラルハラスメント加害者はまず治ることはないと私は思います。厳密に言うと、ターゲットになっている人間がいる限り治りません。自分のモラハラがうまく機能していれば止める必要はないのですから、当然です。

そこで、物理的な距離を置くことをお勧めしています。そして、健全な精神を取り戻し、被害者体質から脱出
することです。

しかしながら、諸事情でそうはいかない場合も多いです。 
そんな時、当面の目標は、「無関心」まで自分を誘導することが最も有効、かつ合理的だと思います。

第一ステップ：被害者は加害者に対し、恐怖を抱いています。

第二ステップ：余りの理不尽、勝手な振る舞いに怒りを感じます。

第三ステップ：相手の言動、自分の置かれた状態に失望、絶望します。

第四ステップ：絶望が、見下しに変わっていきます。

第五ステップ：関わりたくない、という気持ちが強まり、嫌悪感を感じ始めます。

第六ステップ：無関心に到達します。

物理的に離れられない場合は、心理的脱出を試みることだけでも行いましょう。
自分ひとりでは難しくても、カウンセラーにより客観的な判断とともに行えば
可能になります。 

恐怖、怒りを感じたら、それを次のステップに持っていくことです。そして無関心をめざしましょう。 

体も心も解放され、あなたの意志によって行動するのです。
加害者に対して無関心になり、加害者以外のものに、興味を移し、幸せに
なることに注力するのです。 

「死のうが生きようが関係ない」というところまで行きつきましょう。
そうしなければ、ずっと奴隷として利用されるだけです。 

【自己防衛】モラルハラスメントの被害者になってしまったら

2013年頃から、モラルハラスメントについての相談が沢山寄せられています。
皆、大変良い人で責任感があり、今の生活をどうにか良いものにしたいと、頑張っている方ばかりです。
でも、一歩は慣れてみると、痛々しく、『そんなに自分を責めないで、頑張らなくていいのよ』
と感じずにはいられない方が多いのです。カウンセリングに　よって、自身が自己愛性人格障害者によるモラルハラスメント
の被害者であることを認識してしまった方は、絶望的な心理状態に陥ります。


一生治らない、追い詰められた生活が一生続く。。。。
子供にも被害が及んだらどうしよう、子供も同じような人格障害を持つモラルハラスメント加害者になってしまうの？
いつまで自分が正気でいられるのだろうか。。
やっぱり私が我慢すべきなのかしら。。

こんな不安が頭の中を駆け巡り、どうすればよいのか解らず八方塞な気持ちになってしまっていることと思います。

ここ数年、モラルハラスメントが認識され始め、自己愛性人格障害と同様いろいろな分析がなされています。
それに伴って、自分が被害者だと認識し、相談に訪れる人の数は年々増えるばかりです。

離婚、別居に関わらず、兎に角物理的に離れることをお勧めします。
健康な心身を保つためには、それがベストです。


しかしながら、諸事情でそうはいかない方は多いことと思います。
自己愛性人格障害者は、痛めつけるターゲットとして獲得して貴方をまず離すことはないでしょう。
口では、『出て行け』『離婚する』等連発するでしょうが、実際に行動に移すことはしません。
貴方が同意するような事を言い始めると、どうにか丸め込んで、そうさせないような言動に出ます。
お得意の涙で歩み寄ってくるかもしれません。

では、どうしたらよいのでしょうか？

貴方自身を守ることに徹するのみです。
どうやって守るか。。。。？

　
数多くのモラルハラスメント被害者の相談者さんとの面談を通して見えてきたものがあります。
それらをを貴方のケースに当てはめてアドバイスしていきます。
繰り返しますが、自己愛性人格障害者は、本人が自覚し、治したいと思わなければ治りません。
被害者である貴方が、どうにかしてあげたいなんて思うことは全く無意味です。
そうやって歩み寄れば歩み寄るほど、加害者は得意げにコントロールを強めます。


ですから他の方法で自身を守らなければいけません。
冷静に加害者の行動をよく観察し、その言動の裏にある心理に気づくことが大切です。
そして、ご自身がターゲットになっていることを自覚した後、ではいったいどうすれば良いのでしょうか？

当然個々のケースで異なります。
また、対処方法が、加害者の目に触れ、役に立たなくなってしまうことを懸念し、
ここで記載することは避けます。

是非、個別にご連絡ください。
全ては貴方の認識の仕方、対処の仕方によって、変えていくことができます。
それを正しく理解し、誤った行動に出る前に。