ターンアラウンドに必要な解決すべき三つの問題点の
中で、まず最初にスタッフ全員の意識問題について
ですが、この問題は永遠のテーマと思われるほど
難しい問題だと日々案件を通して実感しています。
まず経営理念・社是ありきとおっしゃられる方も
おられますが、あってもそれらが機能していない
ケースが圧倒的に多いと思います。箱があっても魂が
入っていなければ、その理念は根付きません。
経営理念等のある会社ではその理念の根付き方を、
無い会社であれば経営者の方と一緒になって本当に
進みたい道の確認・模索から始めます。
ターンアラウンド業務を通じて、私は常に意識して
緊急性を有してかつ絶対悪と言えること以外お客様の
価値観を最大限尊重することを大切にしています。
「今まで一度も私から叱られたことがないけど、
それが一番効いたし、気づきと反省につながった」
と初めてお客様から言っていただいた時の嬉しさは
今でもはっきり覚えています。
自分を否定されて嫌じゃない人間なんて普通
いないですよね。まして自分なりに必死で
経営されている経営者ほどプライドを持って
おられます。絶望の淵に立って、かつての
プライドも勇気も存在意義も粉々に打ち砕かれた
人の心に希望という灯りが燈るお手伝いをすることが
非常に大切だと考えています。同じ人間であっても、
習得速度や理解できるペースは全員違います。
その人の心の状態を冷静に観察しながら、次の
一歩・二歩程度のアドバイスをいつも心がけています。
資金繰りの緊急止血をしてからが私的再建の本当の
始まりなのです。
その会社にとって最適な姿を試行錯誤しながら、
アドバイスするのは次の一歩・二歩。また「頑張る」
という言葉は案件初期には意識して使いません。
倒産の危機に立たされている方にとっては「頑張って
ください」というのは、絶対に禁句なのです。
自分なりにここまで頑張ってきて、どうにもならないから
相談に来られたのです。「ここまで自分ひとりでよく
頑張ってきたね」と言って救ってくれたわが師匠の言葉の
中に含まれた様々な思いこそが、現職での私の原点なの
です。
経営者の方々に限らず、社員・スタッフの方々の
意識改革を実現するのは並大抵のことではありません。
しかし担当先の皆さんの仕事・職務に対する意識が変わって、
心に笑顔を取り戻していただくために、また担当先の
皆さんと一緒に泥を被って悪戦苦闘しながら、会社にとって
最善のゴールを目指して進むのが私のポリシーです。
その過程でその企業オリジナルの文化が育まれ、
企業という器に魂を入れることとなり、結果的に社内で
強い連帯感と自浄作用が生まれ、厳しくても暖かい魅力ある
人間中心の会社になるのだと思います。

人気blogランキングへ
↑クリックしていただけると大変うれしいです
中で、まず最初にスタッフ全員の意識問題について
ですが、この問題は永遠のテーマと思われるほど
難しい問題だと日々案件を通して実感しています。
まず経営理念・社是ありきとおっしゃられる方も
おられますが、あってもそれらが機能していない
ケースが圧倒的に多いと思います。箱があっても魂が
入っていなければ、その理念は根付きません。
経営理念等のある会社ではその理念の根付き方を、
無い会社であれば経営者の方と一緒になって本当に
進みたい道の確認・模索から始めます。
ターンアラウンド業務を通じて、私は常に意識して
緊急性を有してかつ絶対悪と言えること以外お客様の
価値観を最大限尊重することを大切にしています。
「今まで一度も私から叱られたことがないけど、
それが一番効いたし、気づきと反省につながった」
と初めてお客様から言っていただいた時の嬉しさは
今でもはっきり覚えています。
自分を否定されて嫌じゃない人間なんて普通
いないですよね。まして自分なりに必死で
経営されている経営者ほどプライドを持って
おられます。絶望の淵に立って、かつての
プライドも勇気も存在意義も粉々に打ち砕かれた
人の心に希望という灯りが燈るお手伝いをすることが
非常に大切だと考えています。同じ人間であっても、
習得速度や理解できるペースは全員違います。
その人の心の状態を冷静に観察しながら、次の
一歩・二歩程度のアドバイスをいつも心がけています。
資金繰りの緊急止血をしてからが私的再建の本当の
始まりなのです。
その会社にとって最適な姿を試行錯誤しながら、
アドバイスするのは次の一歩・二歩。また「頑張る」
という言葉は案件初期には意識して使いません。
倒産の危機に立たされている方にとっては「頑張って
ください」というのは、絶対に禁句なのです。
自分なりにここまで頑張ってきて、どうにもならないから
相談に来られたのです。「ここまで自分ひとりでよく
頑張ってきたね」と言って救ってくれたわが師匠の言葉の
中に含まれた様々な思いこそが、現職での私の原点なの
です。
経営者の方々に限らず、社員・スタッフの方々の
意識改革を実現するのは並大抵のことではありません。
しかし担当先の皆さんの仕事・職務に対する意識が変わって、
心に笑顔を取り戻していただくために、また担当先の
皆さんと一緒に泥を被って悪戦苦闘しながら、会社にとって
最善のゴールを目指して進むのが私のポリシーです。
その過程でその企業オリジナルの文化が育まれ、
企業という器に魂を入れることとなり、結果的に社内で
強い連帯感と自浄作用が生まれ、厳しくても暖かい魅力ある
人間中心の会社になるのだと思います。

人気blogランキングへ
↑クリックしていただけると大変うれしいです