春一番の吹き荒れた翌日。
「梅を見に行こう」
と、突然思い立って湯河原へ~
しかし。
思いついたのがあまりにも「突然」すぎたため、出発できたのはすでに9時すぎ…
到着した湯河原駅前幕山行きバス亭にゃ、
これから梅を見ながら
飲む気まんまんグループの大集団。
パス。
ちゅーわけで、幕山の手前の城山へ行先変更。
さ、登山口目指して、いざ!
いざ…
いざ…?
まだーっっ?!
あんまり口惜しくて、切なくてシャッター切ったけど、臨場感イマイチ。
なので解説しますと、
体感的には
延々と続く直登45度バンク。
しかも、
延々と延々と続く舗装道。なんだよこれが。↓
あの麓の町からこの高みまで。
何が悲しゅうて
舗装道。。。。
で。
で?
どっちーっっ?!
よくよく見れば釘でひっかいたかのような矢印が指すのは左…
でも、これって、「どんだけ舗装道だよ国土交通省!」とブチ切れた先人が、
腹いせにひっかいたかどわかしの矢印かもしれんな!
と、凶暴になりつつも左へ。
道はまだまだ舗装道。
一度なぞ、
ビジネススーツ(ネクタイ有り!)にビジネスシューズ(!)
なる装いで下ってきた三人連れとすれ違う始末。
キブン、萎えるんですけど!
林野庁のヒトたちでしょうか。
湯河原町議会城山視察団のヒトたちでしょうか。
少なくとも運動靴くらいは履いて下さい、お願いしますよ。シクシク。
で。
「城山山頂 900m」で、やっと登場したのさ、「土」が~
お弁当食べて、昼寝して、さて。
「来た道を帰るんじゃないよね?」
「大丈夫、今度は山道」
で。
えーと。
確かに周囲は山だけど。
箱根ターンパイクか、これ?
ってくらい走り屋びゅんびゅんの
車道に出ちゃったんですけどっ!
あたしゃね、思い返せばこの時ですら、まだ
相方を信じてたわけで。けなげだよな、アタシ。つーか、アンタ、表情が変わらなすぎだってば!今にして思えば、この時点ですでに迷ってたんだよね、、、お願い、
表情変えてっ!(あー、リアル知り合いはここ笑うとこじゃないですからね)
「このまま行くと、奥湯河原まで行っちゃうな…」
排気ガス吸いながら奥湯河原まで?
………
「あっ、こっちに山道がある!」
方角的には、、、、ま、湯河原温泉場に出そう、かな。
で、着いた先は。
源泉の汲み上げ口?
「シューッ!シュシューッ!」と蒸気音もおどろおどろしいよなでっかいタンクの登場。
タンクから出ているのは、おそらく麓まで源泉を通しているとおぼしきパイプ…
「パイプぞいに“道”がある…」
つーか、崖?
一応、ロープがわたっているのでそれをたどって降りて行こう、と、まあそりゃアタシも賛同しましたがね。
きゃーっ ザザザザザザザッ
きゃーっ きゃーっっ
うそーっ
ロープはここまで?
道、ないね。
遭難って、こういうとこからするんだろうな、とつくづく。
だって、こんなスゴイとこを、ここまで降りたのに、、、いま流行りのもったいない精神がこんなところで頭をもたげてしまいます。
しょーがない、車道を行こうと戻りかけたらむこうから人が…
あーあ、行き止まりだとも知らないで…
のわりには、えらくフツーにこっちに向かってくるね…
「あのー、この先は道がありませんよね?」
「? ありますよ」
救世主登場。
うう。後光が射しておりまする。
ロープ崖道の真反対に、ほとんどけもの道状態だけど、道が…
「いやーしかし、結果的にはすごい山登りになったなっ!」
結果的にはね。
それにしても、梅を見にきたハズなのにさー。
「あっ、ほら、梅だよ梅!」
下の道から生えている梅、ガードレール越しにちょうど鼻の位置…
芳香なり。
胸一杯の梅の香をおすそ分け。
そして本日の教訓は。
次回、家内安全のためにも家内がナビします!