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「闘病」の意味

2006-08-29 10:08:21 | 
24日の入院で、イヴは抗がん剤の投与が出来なかった。
血液検査の結果、肝臓値が悪過ぎたのが原因。
25日に、獣医師から電話でこのことを告げられた。

3週間に1度の化学療法を続けて癌を叩く…
この治療に、妨げが入る可能性があることを、
全く考えていなかった私は、脾臓への転移を聞かされた時より
ある意味ショックを受けた。

25日の夜、動物病院へ行き、詳しい話を聞く。
1回目の化学療法の時も、血液検査での肝臓の値は
高めだったのだが、抗がん剤を投与出来ないほどではなかった。
しかし、今回は前回を遥かに上回る値だったのだ。

「このままでは、抗がん剤を入れることが出来ないので、
引続き入院し、肝臓の値を下げる薬を点滴で投与します。
週明けに再度検査をしてみましょう」と先生は言う。
薬で下がれば問題はないそうだが、もし下がらなければ、
今度は肝臓の細胞検査をすることになってしまう…

治療方法があっても、完治するという保証はない。
その上、治療そのものも、なかなか予定通りには進まない。
病と闘うとは、こういうことなのか… 
私は、改めて思い知らされた。

7月上旬に癌が見つかって、脾臓を摘出し、
点滴で抗がん剤を投与し、ステロイドを毎日飲み続ける…
頻尿になったり、皮膚に感染症を起こしたりという
外から見てわかる変化だけじゃなく、
カラダの中でも様々な変化が起こっている…
負担になっていないはずはない。
腰の具合も今ひとつで、相変わらずフラつきながら歩いている。

それなのに、イヴは、見た目は元気にしている。
ゴハンもよく食べているようだし、面会で私の顔を見れば、
ブンブンとしっぽを振る。

そんなイヴだから、私も一緒に闘えるんだと思う。

今日の検査では、肝臓の値がだいぶ下がっていたので
一旦退院。
数日間自宅で療養し、今週末、再び検査をして、
抗がん剤の投与が出来るかどうかを判断することになる。


私に出来ること

2006-08-24 13:52:26 | 
2度目の抗がん剤投与を行うために、今日からイヴは1泊の入院。
椎間板症の方は相変わらずで、後脚に力が入らず、
ふらつきながら歩いている。

犬や猫を飼ったことがある人ならわかると思うが、
基本的に彼らは、動物病院に行くのを嫌がる。
イヴも、例外ではない。
治療の間は、とてもおとなしくしているし、
獣医師にもよく懐いているが、病院自体は好きではないようだ。

イヴを病院に連れて行く時、必ず渡る横断歩道がある。
イヴの頭の中では「ここを渡る=病院」という公式が
出来あがっているため、この横断歩道の前に来ると
必死になって、病院とは反対の方向に行こうとする。
まともに歩けない今でも、この抵抗は続いている。
今の状態のイヴは、私がリードを引いて、強制的に進路を
変えると、転んでしまうことがある。
変な転び方をして、これ以上症状が悪化したら大変なので、
今日は、イヴを抱っこして横断歩道を渡った。

明日には、先日購入した赤外線治療器が届く。
ガンの治療に関しては、病院に任せるしかないが、
椎間板症の方は、温めたり、マッサージしたり、
滑りそうな場所は抱き上げて通ったり…
私が直接してやれることも、多少ある。


病はひとつだけではなく…

2006-08-23 11:23:28 | 
最近のイヴは、椎間板症の症状が酷い。
8/2に1回目の化学療法で入院し、翌日の退院の際に、
病院内で後脚を滑らせたのがきっかけだ。

初めて椎間板症を起こしたのも、マンションのエントランスで
同じように後脚を滑らせた時だった。
イヴは先天性の股関節形成不全なので、普段の歩行も不安定気味。
それが今は、後足に殆ど力が入らないようで、
平坦なところでもふらつくし、何かの拍子にバランスを崩し
倒れてしまうと、自分で起きあがることが出来ないのだ。

レーザー治療をしたり、家でマッサージをしたり、
そういう努力を続けて、地道に良くなるのを待つしかない。
他の病気がなければ、手術という選択肢もあるようだが、
イヴにはそれが出来ない。

温めるのが良いと言われたので、人間用の赤外線治療器を買った。
これは、私の慢性肩凝りにも使えそう。

状態が良くなるまで、あまり歩かせない方が良いとのことなので、
獣医さんに、イヴを抱き上げるコツを教わった。
抗がん剤のせいで体重が落ちたものの、イヴは25キロ近い。
それを「横抱き」にするのだから、うまく抱き上げないと
私が腰を悪くしてしまう。

最近は、マンションのエレベーターに乗る時や、
滑りやすい場所を通る時、私はイヴを抱いて歩いている。

現在通院している動物病院が出来たのは、イヴが1歳を過ぎた頃。
それ以前は、別の病院のお世話になっていた。
そこの院長は、
「自分の飼っている動物は、自分で扱えることが基本」
と言って、診察台の上に乗せるのも、飼い主にやらせていた。

院長のことばの真意が、今はよくわかる。


職業と私生活のアンバランス

2006-08-20 12:08:18 | ノンジャンル
意外なことだけど、昨日初めてUSBメモリーを買った。
バナナのような形をした、くまのプーさんの(笑)
今まで、パソコン間でデータをコピーしたい時には
フロッピーを使っていたので(今どき珍しい)
USBメモリーの容量に驚いた。

お店の人に
「あの~、これはUSBポートに差し込むだけで、
特にソフトをインストールしなくても、
フロッピーみたいな感じで読み書き出来るんですよね?」
と訊くと、
「そうですね。(容量が)巨大なフロッピーみたいな
ものです」と応えてくれた。
この店員さん、私がSEだと言っても信じないだろうな(-_-;)

プーさんのUSBメモリーは、通常3500円のものが、
昨日・今日開催の「横浜カーニバル」記念セールで2080円に。
こんな小さなものに、大量のデータを記憶出来るなんて…
と、今更ながら、ちょっと感動(遅過ぎ)。


イヴが実家にいる理由

2006-08-17 10:23:41 | 
ことの発端は、8/7(月)…
この日は、前週の水曜日に抗がん剤治療を受けたイヴを、
どうしても獣医さんに連れて行かなければならない日
(経過観察のため)。
土日は院長が学会に出席していたため不在だったので、
どうしても月曜日に、と言うことになってしまったのだ。
ところが、8/1から11日まで研修を受けていた私は、
会社を休めない状況…

そこで、実家の母の出番。
イヴを病院に連れて行ってくれるよう、頼んでおいた。
午後、会社から母に電話すると、「特に問題はなかった」
と言う。
良かった…と安心していると、数時間後に母から電話が…
何と、エアコンが壊れた、と言う。

今のイヴは、涼しいところで生活させるようにと、
獣医師に言われている。
息が荒くなるのは、心臓に負担がかかるので、
抗がん剤投与中のカラダには良くないのだ。
私は母に、「ペットタクシーに電話して、イヴを実家に
連れて行って」とお願いした。

この週は、月曜日に講義を受けた後、ずっと演習問題に
取り組むスケジュール。
演習は、私にとってはかなりハイレベル。
到底、定時には終わらない。
"連日遅くまで居残ることになるのは確実なので、
エアコンを買いに行けるのは週末だなぁ。
イヴは実家にいるから良いとして、
その間、私はクーラーなしの生活に耐えられるのだろうか…"
そんなことを考えながら、この日は帰宅。

ドアを空けると、思っていたほど酷くはないにしても、
部屋の空気は"もわぁっ"と生暖かい感じ。
照明を付けて、エアコンの側に行き、
"10年以上使っている訳だし、いつ壊れても不思議じゃ
ないんだよなぁ…でも、よりによって今壊れるなんて…"
などど思いながら、ふと足元を見ると、
差込口に個別のスイッチがついたテーブルタップの1箇所に
異変が。
スイッチはオンになっているのに、明かりは消えたまま…

"もしかして…"と思い、エアコンのコンセントを別の電源に
指し込んでみると、普通に動く…

母に電話し、「壊れたのはテーブルタップの方」と言うと、
電話の向こうで脱力している様子が伝わって来た。

せっかくタクシー使って行ったのだから、暫く滞在すれば?
ってことで、今もイヴは実家にいる。
夏休みに田舎に泊まりに行ってる、孫みたいなものかな(笑)