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【ダイジェスト】稲垣久和氏:なぜ東京都心の真上を大型旅客機が飛ぶことになったか知っていますか

2020年02月24日 21時21分29秒 | 日記

今回のルートが3.45度という、世界でも類を見ないほど難しいアプローチになった背景には、在日米軍との間で取り決められた「横田空域」の問題がある。今回の北回りの新ルートは米軍の管制下にある横田空域を一部通過することになるため、政府は米軍との間で交渉を続けてきた。最終的に横田空域を一部通過することの了承は得られたが、ただし米軍側が3,800フィート(約1,100メートル)以上の高度を通過することを条件として提示してきたため、羽田へのアプローチはどうしても3.45度という急角度にならざるを得なくなってしまった。3,800フィート以下の空域は米軍が占有で使うからだという。

 いまさら言うまでもないことだが、横田空域などというものが日米地位協定や日米安保条約に明記されているわけではない。これは日本政府と在日米軍の間で地位協定の運用を協議する日米合同委員会の場で在日米軍と日本政府の間で合意されているというだけの、何の法的根拠もないものだ。しかも、日米合同委員会は議事録すら公表されていない。しかし、それがこういう場合も旅客機の安全性よりも優先して、日本の前に立ちはだかるのだ。「中略」 いずれにしても、この3月29日から、安全上も多くの問題を抱え、民主プロセス上も無理があることに加え、経済効果の観点からも必要性が疑わしいにもかかわらず、東京の都心上空を多くの飛行機が飛ぶことになる。当面は墜落はもちろんのこと、落下物による事故などが起きないことを祈るばかりだが、ここでこの問題が大きな政治問題にならなければ、恐らく政府はこの先、都心上空を通過する航空機の便数をさらに増やしてくるだろう。既に水面下では羽田に新たな滑走路を建設する案まで検討されているという。今回の都心ルートはそのための露払いだったのかもしれない。

 

【ダイジェスト】稲垣久和氏:なぜ東京都心の真上を大型旅客機が飛ぶことになったか知っていますか 先に結論だけを言おう、日米地位協定は悪なのだ!それだけは覚えておこう。クリックすると新しいウィンドウで開きますクリックすると新しいウィンドウで開きます