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チャイナMBAマネジメント協会

「CMMA: China MBA & Management Association)」

ジャック・マーを育てたビジネススクール、長江商学院の秘密

2015-05-26 | 長江商学院MBA
講談社「現代ビジネスオンライン」に長江商学院の記事が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

ジャック・マーを育てたビジネススクール、長江商学院の秘密
【第1回】学院長インタビュー「これからのMBAは北京で取るべきです!」

【第2回】中国若手起業家たちのビジネスモデルは「安さ」から「品質」へ

【第3回】二人の名物教授、そして日本人OBが勧める「日本人だからこそ長江へ!」




日経新聞:中国の経営者、学ぶ意欲旺盛

2014-05-12 | 長江商学院MBA
こんにちは。
長江商学院MBA2010の大内です。

2014/5/6の日経朝刊に長江商学院の記事が出ていましたので、シェアさせて頂きます。

ここの項兵学長が日本好きで、日本企業からもっと学ぶべきと中国の経営者を促し、来日させ、毎年日本と中国の経営者を集めた「日中経営者ラウンドテーブル」を開催しています(計5回)。

また、最近はスイスのIMDビジネススクールと包括提携し、デュアル・EMBAを開設するなど積極的に海外有力ビジネススクールと提携し、学生となる中国の経営者にグローバル化の必要性を説くプラットフォームの役割を果たしています。

ご興味ある方はぜひ!


中国の経営者、学ぶ意欲旺盛

トップクラス、長江商学院に集う 「人脈作りの場」強い魅力
2014/5/6付 日本経済新聞 朝刊

 北京にトップクラスの経営者が中国全土から集まるビジネススクールがある。長江商学院が提供する経営者向けMBAコースだ。米国の有名大学から招いた教授陣に最新のビジネス理論を教わるほか、「同級生」として学ぶ経営者同士の人脈作りも魅力だ。企業トップに上り詰めても学ぶ中国人経営者の姿勢は、日本のビジネスパーソンにも参考になりそうだ。

 4月9日、都内で日中の経営者が議論を戦わせた。日中関係が冷え込むなか、「日本企業の人材育成や低コストの生産管理を学ぶべきだ」(鉄鋼業などを手がける浙江建龍控股集団の張偉祥・董事長)、「両国の協力が新たな成長につながる」(丹羽宇一郎・前中国大使)といった日中双方から企業間の連携を説く議論が相次いだ。

 張氏ら中国側の参加者は、売上高5億元(約80億円)以上の企業経営者を対象にした「CEO(最高経営責任者)クラス」に在籍する長江商学院の学生だ。商学院では「世界のトップ経営者と意見交換して知見を深め、人脈を広げてほしい」(周立・次席学院長)と、世界各地で同様の催しを定期開催。米国では宝飾品大手のティファニー幹部らと交流した。

 同商学院は経営者向けに「E(エグゼクティブ)MBAコース」、CEOクラスを開設。ともに1カ月に4日間の授業を2年間受けて修了となる。仕事と授業を両立させるのは簡単ではないが、授業を休む人はほとんどいない。経営者らは「授業を最優先してスケジュールを組む」(長江商学院)ためだ。

 入学時には2年間の授業日程を開示、経営者らが予定を立てやすいよう配慮する。授業料は2年間で1千万円超。それでも現役の経営者がジェット機を飛ばしてでも集まるのはなぜか。

 一つは「企業事例を基に実践的なことを学べる」(機械製造などを手がける重慶東銀控股集団の羅韶穎総裁)ことだ。米ハーバード大などで教えた中国人教授らが、米欧の最新理論を用いて中国企業の課題を中国語で議論する「中洋折衷」型の授業だ。

 例えば、米IBMのパソコン事業を買収したレノボ・グループ(聯想集団)の事例など、先端的なケースをすでに数百は蓄積しているという。

 同商学院は2002年に香港の富豪、李嘉誠氏が資金支援した私立校で「政府から独立している」(周次席学院長)ことも国立大に比べ研究の幅を広げやすいようだ。

 経営者が長江商学院に通う最大の動機は「何と言っても人脈作り」(羅氏)。中国電子商取引(EC)最大手、アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏など卒業生には中国大手企業の有名経営者が名を連ねる。

 同コースで学ぶセキュリティーソフト大手の奇虎360科技の周鴻●(しめすへんに韋)董事長は「同級生の多くが創業者で、異なる業界の知識や経験を共有できる」と語る。

 ただ、中国語での授業が大半とあって、外国人の参加は少ない。日本人では30代を対象にしたMBAコースなどで卒業生がいるが、現在は在校生はいない。今後は「日本の経営手法は学ぶべきことが多い」(周次席学院長)との考えから日本進出も検討している。

 中国の若い経営者たちは最新の知識を学び、人脈を広げるのに余念がない。一方、日本の経営者で大学院に学ぶ人は少ない。60~70代の社長では経営と勉強を両立するのは体力的にも難しいだろう。ただ、最近は日本でも40~50代の若い企業トップが増えている。今後、企業のグローバル化が進むなかで、日本でも経営層がビジネススクールで学ぶ例は増えそうだ。

長江商学院、日経CNBCで特集番組!

2014-03-09 | 長江商学院MBA
こんにちは。
長江商学院MBA2010の大内です。

長江商学院を経済ニュース専門チャネルの日経CNBCの特集で取り上げて頂きました!
ユニクロや野村総研に勤める卒業生と共に私もインタビューを受け、ちょこっと出ております。

日本とは違った進化を遂げる、中国版ビジネススクールの挑戦をお楽しみくださいー

「育て!世界で闘う企業家たち~中国版ビジネススクールの挑戦~」


中国からは「優酷」で見れます。
http://v.youku.com/v_show/id_XNjc3MjU1Njgw.html
Password: cnnikkei

The Alibaba Group-Yahoo! Partnership After Five Years_長江商学院

2013-10-16 | 長江商学院MBA
こんにちは、長江商学院の石川です。

本校のMBAイベント@東京の告知です。
アリババ&ヤフーのケーススタディです。日本人にも馴染みのあるテーマで、教授もなかなかパワフルな人です。ご興味があればどうぞ。MBA志望でなくて気軽に参加できるかと。

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“The Alibaba Group-Yahoo! Partnership After Five Years”  無料特別講義
日付:2013-10-29 - 2013-10-29時刻:07:00PM - 10:00PM会場:Place Canada in Tokyo詳細:


“The Alibaba Group-Yahoo! Partnership After Five Years”  無料特別講義
Cheung Kong Graduate School of Business、略称CKGSB では、近年話題になった“アリババグループとヤフーのパートナーシップ5年”のテーマを取り上げ、無料特別講義を行います。現在、Li Wei 博士は経済と新興国市場の金融学ケースセンターのディレクターとしてCKGSBで教授をしています。

その前までは米国バージニア大学ダーデン経営大学院でも教授をしています。最近ではミシガン大学にて社会学とデューク大学フュークワ・スクール・オブ・ビジネスで研究協力もしています。

参加費無料

この機会にぜひご参加下さい。

お問い合わせ・参加申し込みはinfo@globaldaigaku.com まで

第6回 長江商学院MBAコース Kevin

2013-09-07 | 長江商学院MBA


<プロフィール>
台湾の高雄出身。父親は海運会社の商船船長。母親は中学校の生物学教師。妹が1人。高雄高等学校卒業後、国立交通大学に進学しコンピューターサイエンスを専攻。同大学にて修士号を取得した後、兵役を経てITRI(台湾工業技術院)に就職。2012年にてMBA取得を目指し、長江商学院に入学。2008年に結婚し、現在は2児の父。


Q. 子供時代の生活や教育について教えてもらえる?
A. 母親は教師だったから、厳しかった記憶があるな。よく勉強したし、成績もずっと良かったね。小学校のカリキュラムにBASIC言語を使ったプログラミングの授業があって、それ以来、それがずっと好きになったね。

Q. 中学校や高校時代はどのように過ごしたの?
A. 基本的に勉強ばっかりだね。スポーツにも興味なかった。父親はよく僕に株の話をしていたから、そのせいもあって、中高からビジネスに興味を持つようになった。

Q. 大学生活にして紹介してもらえる?
A. 大学では、コンピューターサイエンスを専攻したんだ。ソフトウェアも勉強したけど、他にも電気工学的なことも学んだ。仲のいい同級生に誘われて手話サークルに入ったりしたね。積極的な興味があった訳じゃなかったから、実質的にはユーレイ部員だったね(笑)
とにかく、たくさん単位を取ったね。成績も良かった。おかげでマスターに進む時は、テスト免除だった。

学生時代に独立して開発案件を受注

Q. バイトとかはしてた?
A. やってたよ。博士課程にいた先輩に誘われて、ベンチャー企業でのバイトを始めた。最初はプログラミングの仕事だったんだけど、あんまり給料がよくなかった。その後、同じ会社のプロジェクトでプログラミングに関しての本を出版することになって、先輩と一緒に共同執筆者としてチームに加わることになった。今思えば、大した金額じゃないけど、当時としてけっこうなお金を稼いでたね。

Q. 学生で本を出すなんですごいね。
A. そんなに大したもんじゃないよ。でも、本を出したお蔭でいろいろな開発案件の相談が持ち込まれるようになったんだ。それで、これはチャンスだと思って、自分でSOHOを構えて案件を直接受注することにした。僕が案件調整をして、それを知り合いの開発者に投げるというビジネスだね。とにかく忙しくて、顧客との折衝も大変だったけど、プロジェクトマネージメントの良い勉強になったね。それから、プログラムの価値っていうのは、それに掛かる工数とか難易度ではなくて、顧客のビジネスにどれだけそれが役立つかっていうことだと気が付いたのが大きいかな。単純な開発案件でも、顧客が儲けられる機能を提供できれば、高く売れることができたね。

兵役がきっかけで出会った会社とは

Q. 修士課程卒業後は兵役があったんだよね?
A. そう。ただ僕の場合は、兵役と言ってもエンジニア枠だったから、ハードな訓練はなかったよ。ITRI(台湾工業技術院)に派遣されて、そこでソフトウェアの開発をやっていた。ITRIというのは、独立行政法人みたいな組織で、最先端の研究を通して台湾企業のイノベーションを支援しているんだ。日本企業とも取引があるから、けっこう知っている人もいると思うよ。兵役終了後は、そのままITRIに残って就職したんだ。

Q. 仕事内容について教えてもらえる?
A. 僕がいた部署では、Wifiを使ったポジショニングシステムを開発していた。位置情報っていうとGPSが有名だけど、Wifiポイントを使って利用端末の位置を特定するこも可能なんだ。特に屋内とか都市部ではWifiを利用した方が精度がよかったりするよ。セールスした顧客は、ソフトウェア開発者やヘルスケア関連の会社だね。例えば、ケアが必要なお年寄りの位置を把握するために利用するとかね。僕はこの開発チームでプロジェクトマネージングやプリ・セールスを担当したよ。

Q. その間に結婚もしているよね?
A. うん。社内恋愛だね。部署は違って、彼女は海外の半導体会社を担当するセールス部門にいたんだけど、友人の紹介がきっかけで付き合うようになったんだ。2008年に結婚して、今は子供が二人いるよ。妻は今でもITRIに勤めているよ。

そして北京へ

Q. 中国に来た理由は?
A. 台湾にとって中国はどんどん重要になってきているから、中国に来てこっちで何が起きているのか自分の目で確かめてみたいと思ったんだ。僕の台湾の友人でも中国で働いている人はいっぱいいるよ。中国に進出している台湾企業も多いし、自分で起業した友人もいる。僕は、将来は中国と台湾の架け橋になるような仕事をしたいと思っているんだ。

<インタビューを終えて>
短いインタビュー記事ではなかなか伝えきれないですが、ケビンはとっても温厚で面倒見のいい友人です。一緒に出掛けると、よく「実はここのレストランは台湾資本」「このモールも台湾系のディベロッパー」「このドリンクブランドも台湾の会社」みたいなことを教えてくれます。日本の商品や文化に対する関心も高く、先日一緒に北京の「さぼてん」に行ってきました。すると得意そうに「北京の「さぼてん」は台湾の会社との合弁。さっき話してきたマネージャーも台湾人だよ」と笑っていました。そんな彼を通して、中国と台湾そして日本の結びつきの強さに気付かされることが多いです。今回のインタビューでは、ケビンの若かりし頃の(今でも若いですが)ベンチャースピリットが垣間見れて、個人的にも興味深かったです。