チャイナMBAマネジメント協会

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長江商学院 MBAプログラム(その4:カリキュラム詳細 )

2012-06-21 | 長江商学院MBA
こんにちは、長江商学院の石井です。前回の更新から、かなり時間が経ってしまいました。


4月以降、来年度のMBA入学予定の日本人情報をちらほら耳にする時期になりました。中国MBAに関しても「Offer/Conditional Offerをもらった」「両方からOfferをもらったけど、こっちに決めた」等のお話を伺います。何はともあれ、中国MBA留学の仲間が増えることは、非常にうれしいですね。

私自身は、約1年間の留学生活の後半戦に入り、現在は、留学後の仕事に何が役に立つかを常にイメージしつつ、残りの時間を過ごしています。


さて、ここまで当校MBAプログラムの概要説明をしてきましたが、今回を最終回として、次回からは別のネタにします。今回は、具体的な科目内容や日々の過ごし方について触れます。もし、当校のMBAプログラムに関して、掲載内容以外にご質問等がありましたら、個別にお受けする形で対応したいと思います。


長江商学院MBAの科目構成

今年度のMBAコースは、以下の構成となっています。

○ Core Course=必修科目(全14 科目、各3単位 = 36 時間)
○ Elective Course=選択科目(全21科目、各1~2単位)
○ Special Elective Course=特別選択科目(全15科目、各0.25~1単位)
○ 別途、外国人学生には語学(中国語)のグループレッスンが提供される

1単位が12時間分なので、必修科目は計36時間の講義となります。具体的には、当校は、午前中(9時~12時15分)、午後(14時~17時15分)の各3時間(+15分の休憩)の枠に講義が設定されているので、36時間だと、3時間の枠が12回分となります。仮に1週間に3枠分の講義があるとすると、4週間(+期末試験)で完結する形となります。

カリキュラム上の全科目を選択して全単位を取得すると81単位になりますが、卒業必要単位数は52単位になりますので、就職活動やインターン、語学等を重視する学生は、取得単位を必要最低限にすることも可能です。


次に、具体的なCourse構成については、以下の7つのConcentrations(主要テーマ群)を核として構成されています。

○ Management (経営)
○ Strategy (戦略)
○ Marketing (マーケティング)
○ Corporate Finance (企業財務)
○ Investment (投資・資産運用)
○ Economics (経済)
○ Operations (オペレーション)

そして、各主要テーマに「1~2の必修科目」と「複数の選択・特別選択科目」が提供されています。例えば、Strategyのテーマであれば、以下の8 Coursesが提供されています。

○ (必修) Strategic Management
○ (選択) Competitive Strategy
○ (選択) Operations Strategy
○ (選択) Strategic Human Resource Management
○ (特別選択) Strategy for Korean companies
○ (特別選択) Strategy for Japanese Companies
○ (特別選択) Globalization of Chinese Firms
○ (特別選択) Alliances and Joint Ventures

より詳細なコース内容に関心をお持ちであれば、別途質問いただければ、説明いたします。

尚、前述した必修科目を例に挙げると、当校では1科目を4~6週間(1カ月半)で履修することになりますが、欧米校の2年制MBAでは1 Semester = 12週間で1科目を履修することを考慮すると、2~3倍のスピードで授業が進む事になります。

この点、授業と授業の間隔が短いことで、予習や、スタディグループでの課題提出やプレゼン発表の準備などで、相対的に時間に追われる生活なのかもしれません。必修科目が設定される前半期(11月~4月)は、常に2~3の必修科目を並行して受講しますので、忙しさに拍車がかかるといえます。といっても、他校の2年制プログラムも、同時並行の科目数や他の活動で結局忙しいので、どこまで違うかはケースバイケースと言えそうです。



カリキュラムの内容面に話を戻しますと、多くの科目はケーススタディ+レクチャー(+スタディグループ単位での課題提出やプレゼン)という一般的な構成ですが、一部の科目は、体験型の形式もあります。

たとえば、米国で開発されたシミュレーションソフトを利用して、チーム対抗で成績を争う形の科目もあります。今年度は、PharmaSim(製薬メーカのマーケティングマネジャーの意思決定を体験)、バブソン大学で開発されたTechMark(部品メーカの経営の総合的な投資意思決定を体験)などを使用しました。また、科目によっては、実務家の講演、学外でのインタビュー、工場見学等の活動が盛り込まれたものもあります。

また、当校には「China Focus」と題する、各専門分野について、中国市場に特化して掘り下げる特別選択科目を提供しています。留学生には魅力的な科目といえます。具体的な科目名を申し上げると、

○ Confucian Humanism
○ Power & Influence
○ Globalization of Chinese Firms
○ Alternative Investment in China
○ Emerging Market Finance
○ Corporate Finance Issues in China
○ Alliance and Joint Ventures
○ The Rise of China in the World Economy
○ China’s Economic Reform and Its Impact
○ China’s PE/VC – A Legal Perspective
○ Investment and Financing in China’s Capital Market
○ Corporate Social Responsibility in China
○ Search Marketing and Channel Management in China

など社会・文化論からファイナンス・インベストメント、マーケティング、戦略論など多岐に渡ります。


Internship & DCP (Diversified Consulting Project)

さらに、最近、当校が力を入れている分野に、インターンシップ及びDCPがあります。

DCPとは、教授とMBA生3~5人で構成するチームで、実際の企業にコンサルを経験させてもらう実習プログラムです。クライアントは、当校のEMBA alumniが経営・所属する企業や、教授が別途アドバイザーを務める企業などで、各企業のニーズに合わせてコンサルティングテーマを選定し、約1カ月間の期間中、学生はほぼ専従の形でコンサルティングに挑戦します。クライアント企業や対象市場が、北京外に所在する場合は出張もあります。一方、インターンに関しては、学生が自力で探してくるものの他に、学校側でも、インターンの機会を学生に与えてくれる提携先企業を増やす努力をしています。

通常、中国語が話せない留学生が中国本土でインターンを経験するのは非常に困難ですが、当校のプログラムで提供されるインターンやDCPには、英語のみで参加可能なものもいくつかあります。インターン・DCPともに、当校のEMBAが在籍する企業から貴重な機会が提供される例も多く、それが当校のMBAプログラムの魅力の一つになっているといえます。


欧米MBA校への交換留学・北京での交流

その他、欧米アジア提携校への数ヶ月間のエクスチェンジもあります。一部の中国人学生には魅力的な機会の様ですが、主な提携校を申し上げると、

○ US: Colombia, Cornell, Carlson, Darden, Queen’s(Canada)
○ EU: Em Lyon(France), IE(Spain)
○ ASIA: Waseda(Japan), ISB(India), NTU(Taipei), SNU(South Korea)

といった所になります。他校と比べて魅力的なラインナップか否かは定かではありませんが、希望すれば、高確率で参加可能となります。逆に、提携校から当校に来る学生もいるので、彼らと交流すれば刺激になります。

また、カリキュラムの選択科目の一つに、2週間程度の期間で、海外校のMBA生と一緒にチームを組んで、実際の企業を題材に、調査研究・提案を行う共同プロジェクトがあります。今年度は、交換留学提携校の一つであるCarlson校の学生とチームを組成し、当地の某米国企業のケースを扱っています。

最後に、近年の中国への高い関心を受けて、欧米MBA校がカリキュラムの一つとして実施しているAsia Trip/China Tripにおいて、いくつかの学校で、当校が訪問地の一つとなっていいます。その際には、訪問団の学生とmingleする、一緒に講義に参加する、ケース討議・プレゼンをする機会もあります。


1年間の生活イメージ

最後に、1年間の生活のイメージを簡単に書いておきます。

まず、10月中旬から2週間のPre-MBAを経て、11月から翌年4月までのModule.1~4 の4つの学期は、全学生が必修科目で全員が毎日同じ教室で朝から夕方まで顔を合わせ、日々、次の講義で扱うケースの予習に終われ、スタディグループ単位で昼や夜に議論する、といった感じになります。

その後、4月下旬から2週間程度のインターナショナルトリップを経て、5月から10月までのModule.5~8は、学生によって選択科目数を調整して、インターン・就職活動や語学等の自主活動に時間を割ける様になります。その中には、インターンシップやDCPのコンサル実習に参加する学生や、海外提携校にエクスチェンジに出かける学生もいます。また、中国市場に特化した科目が提供されるチャイナフォーカスという集中期間もあります。

そして、10月で全てのカリキュラムが終わり、必要単位数を満たしていれば、当校MBAの修了資格が授与されます。尚、中国国務院学位委員会承認の学位(the State Issued Master Degree)取得を希望する場合は、その後、卒業論文を作成し、所定の審査をパスする必要があります。この場合、1年間+αの期間を要することになりますのでご留意ください。


以上で、当校MBAプログラムの紹介ネタは終了です。次回からは、時事ネタや日々の学生生活での関心事などから、良さ気なネタを拾っていきたいと思います。


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第7回 清華大学MBAコース Leon(男性)26歳 ビジネス界の「太子党」、人脈をフル活用して起業準備中

2012-06-06 | 清華大学MBA

こんにちは、清華大学MBAの河野仁です。

第7回目の今回は、父親が中国石油化工(時価総額中国5位)の役員(将来の社長候補らしい)、母親が北京市某区の副区長という中国人なら誰もが羨む家系に生まれ育ったLeon。
中国では何をするにしても人脈や家系というのが非常に大切なので、彼は中国人クラスメートからは羨望と嫉妬の的でもあります。
彼はそれをよく分かっているようで、それでも「せっかくある人脈なんだから、これを活かしてビジネスをやるんだ!」と言っていたのが印象的でした。

<プロフィール>
1985年北京市生まれの一人っ子。父親は時価総額中国No.5(2012年5月22日現在)の中国石油化工(シノペック)の華北地区(中国北部)副社長、母親は北京市某区の副区長。中国No.1高校との呼び声が高い北京师范大学附属实验中学(高校に相当)卒業後、北京邮电大学、中国电信(チャイナ・テレコム)を経て・・・

続きはこちらのリンク先から、ご覧下さい。
ということで第7回

河野仁


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