先日、グアムで飛行機に乗った。Trend Vector Aviationだかいう会社で「キッズ体験コース」というなかなか無鉄砲なプランがあって、20分の操縦体験の後部に同席。大人の一時間コースよりはるかに安くお世話をしてくれる。
先日、グアムで飛行機に乗った。Trend Vector Aviationだかいう会社で「キッズ体験コース」というなかなか無鉄砲なプランがあって、20分の操縦体験の後部に同席。大人の一時間コースよりはるかに安くお世話をしてくれる。
懸念された北朝鮮ミサイルもなくただ楽しかっただけのグアム旅行は、緑もきれいだったなあ。一面の芝生が短く整っていたところが多く、さすが手入れが行き届いているかと思いきや、街と観光地を結ぶ何もない道路脇まで揃っていたのは、あれはもともと長くならない種類なのかもしらん。TM-9とか聞くけど、野芝にもそういうのがあるのかと。
それから、よく見たら雑草だった、という写真。勢力を持っているのは、日本で見るカヤツリグサや、コニシキソウとどうも同じ系統のものである。感覚的に、離れたところで別々に発達したわけはないと思うのが普通でしょうから、昔はつながっていたか、鳥が運んだか、せいぜい数百年内の侵襲か、ともかく非常に近いものであることは疑ってやまない。
実際、歴史のどこかで枝分かれしていて、元をたどれば日光をエネルギー源として生育する緑色のものは系譜が一緒であると教わっている。いや、それすらも分類上の都合であって、動物とか植物とかの「界」と分けられる区分すら、一つの生命のうごめきから誕生したと習う。それを思ったとき、日本で見るコニシキソウとグアムのそっくりさんとの違いなんて、どうでもいいよなあ、と思う。平凡の域を出ることができない者と学者さんとの違いである。
本当に一瞬だけ、地上生物の悠久の歴史に思いを馳せたようにも思うが、これは後からの脚色かもしれない。そのときには、「ちゃんと手入れしとけよー」「なんなら草むしりしようか」とか、そんなことを考えていたことは覚えている。
THE WESTIN RESORT GUAM 20年。奇跡の立地を誇るリッチホテル。
北朝鮮によるミサイル発射懸念の下、アンダーセン空軍基地方面(日本から見ての方面)に視察に行ってきました。
よいすね。実によい。庶民の店「ABC Store」での買い物は、「あのとき買っておけばよかった」と後で悔やむことしばしば。それを踏まえ、今回は慎重にハードルを下げて商品を吟味したつもりが、その場ではことごとく「でもこんなものいらないよなー」と判断してしまって結局やっぱり買いもらしがあった。店のカレンダーであります。年も三分の二が過ぎて今更なー、と見送ったんだけど、別に実用のために買うのではなかった。もともと2ドル99セントのところ、この時期は99セントで投げ売りされていることを、日本に帰ってからホームページで知った。全然かさばらないのに、ああ、買っておけばよかった。2016年版を持っているのに、なぜ続きを買わなかった。近く行く人がいたら買ってきてくださいお願いしますお願いします。
ついに先日、気候温暖な番田で栽培されたユーカリがコアラの餌用に出荷されていることで知られる、神戸市の王子動物園に行った。中でも、ふれあい体験コーナーは人気で長蛇の列。通り道を挟んでなお続く行列に、我々は並んでいた。
「ここは通路なので開けておいてください」と行列を整理する警備員が、通路越し先頭に並んでいた若奥様との話に夢中で、通路の向こうで一旦途切れている行列を最後尾だと思ってひょいと割り入って並ぶ人に気がついていない。
話の中身は、その混雑ぶりについてだった。朝9時開園をわずかに過ぎて到着した我々ですら、駐車場の混雑の片鱗を感ずるところである。この「王子動物園」は、「王子スタジアム」(陸上競技場)などの施設を総称し「王子公園」と呼ばれる場所にある。自動車は「王子公園」の駐車場に停めるのだけれども、警備員の話によれば、その日は王子スタジアムでラグビーの試合があるため昼からさらなる混雑が予想されているのだそうだ。サントリー対赤城乳業という、まあ強豪チーム同士の試合ということで、観客も割合に多いであろう、とのこと。
実に無駄話である。仕事そっちのけで浮かれきっているんである。我々も大人であるから少々のことに目くじらは立てませんけれども、幾人かの割り込みを座視する間、まあ渋い顔にもなりますわな。
その無駄話ぶりがさらに際立ったのは、翌日の新聞記事を読んだときである。その日は、パナソニック対アサヒ飲料、それに、エレコム神戸と富士ゼロックスの、アメリカンフットボールの試合だったのだそうだ。赤城乳業に関連したスポーツの話題では、ネットで見ても「女子ラグビー選手の強いのがいる」くらいのことしか見つからないし、まったく、その警備員が何の話をしていたのかわからなくなった。どこまでも後味の悪い話である。
東京旅程の最終日、少しの自由時間を充てまして。
歌舞伎座を覗いてきました。残念なことに歌舞伎には造詣が浅いどころか正直なところわずかの興味もないのですが、新しい歌舞伎座は、とにかく「日本を代表する建物にしたい」という明確な目標があって、外観から舞台装置からじゃぶじゃぶとお金をつぎ込んで作り上げたようなことをテレビで見ていたものですから、これは一度見ておこうと思ったのです。公演を鑑賞しようという時間も気持ちもありませんでしたから、地下の土産物店を覗くのが関の山だったのですが、この関の山がひどい難所でした。売店の面白いこと面白いこと。ずいぶんな時間を費やしてしまいました。地下鉄東銀座駅直結。
他の場所を回る余裕はないが帰りの新幹線の乗車までには十分な時間がある。それで、東銀座→銀座→有楽町→東京、と歩いて戻ることにしました。途中、木村家であんぱんを買いつつ、無印良品有楽町店内に建設された「木の家」モデルハウスを冷やかしつつ、その道のりは1.7kmほどであったようなのですが、退屈することはありませんでした。田舎者ですけん。その途中、これまたテレビでよく見る「西銀座チャンスセンター」があったので、いわく「億の細道」という行列を撮影してきました。見てごらんなさい、この欲の皮の突っ張った人々を。
そして、日本を代表する山、富士山。新幹線の車窓から。富士山が見えると、みなさん一斉に写真撮影するもんすな。まったく、素晴らしい山です。
そのような東京でした。
散髪屋で、支払いの段になって財布を忘れていることに気がついた。しかしあわてず騒がず、常時携帯している運転免許証入れの中に、こんなこともあろうかと忍ばせていた五千円札がついに役に立つときが訪れた。ああびっくりした。
点数表
店 | 価格 | 芸術点 | 速度点 |
ホテル内サロン(ベトナム) | 22ドル(2012年夏・約1760円) | ◎ | △ |
亞特男士造型(台湾) | 400元(2012年冬・約1200円) | ◎ | × |
CHOICE(日本) | 2100円 | ○ | ○ |
謎の理髪店(日本) | 2415円 | △ | △ |
謎の理髪店(フランス) | 26ユーロ(2009年冬・約3400円) | × | ○ |
【三日目】
市内地下鉄利用にはこのカードの使用が推奨されていまして、普通でも距離に応じ20元~60元のところ、カードを使うと破格の2割引。最後の補充から2年間しか使えませんが、観光旅行者でもまずは一枚入手しておくのがよいでしょう。地下鉄の中には、上り路線と下り路線が明確に区別されているところも中にはあります。しかしご安心ください。台湾は、改札を通ってからゆっくり考えればよい、いわば「普通」の地下鉄なのです。路線自体はわかりやすい色分けがなされているので、あとはどちらの方向に向かうかさえわかれば迷わず乗れます。とりあえず、今立っている場所がどちらの行先に向かうのかを知るため、表示板に書いてある「月台」(漢字で書いてあるのがまたわかりやすい)を頼りに路線図を見るもその「月台」駅が一向に見つかりませんでしたが、何のことはない「月台」はプラットフォームのことだった。
「台北101」89階展望台へ上るエレベーターに乗りました。ビルのマスコットキャラクターはダンパーくん。夜の年末カウントダウンイベントには、ビルから放つ花火の見物に70万人が訪れると聞きます。
地下鉄茶色線の南終着駅「動物園」から、さらに4kmにわたって猫空ロープウェーが伸びています。この片道50元はカードでも割引なしですが、それにしても安すぎやしないか。左の山の向こうに台北101ビル、右はごみ焼却場の煙突のよう。ロープウェーの最高到達点は十禅寺山と同じくらい。
西門駅前の人波。
士林市場。
台北101ビルの花火は、翌朝のテレビで見ました。日本との時差は1時間で、1時間前には日本のカウントダウンイベントの模様も見ることができたのですが、そうしてみるとその時刻とか暦とかは社会が便宜上定めた仕組みにすぎないことがわかります。そして台湾での年越しです。いわく「跨年」。