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4400年前の墓発見!

2019-01-03 07:20:31 | 日記

エジプト 4400年前の墓発見!地下の隠し部屋も「手付かずの状態」

エジプト
4400年前の古代エジプトの神官の墓が見つかった

 エジプトの首都カイロ近郊の古代都市サッカラで、約4400年前の高位の神官の家族が眠る墓が見つかった。同国考古省は「古代エジプト第5王朝のネフェリルカラー王に仕えたワフティーという神官のもので、ほとんど手付かずの状態だ」と発表した。

 

 サッカラは古代エジプトの首都メンフィスの巨大墓地(ネクロポリス)として知られ、ジュセル王のピラミッドなど多数の王が存在する遺跡群で、今年11月には100体近くのネコや、コブラやワニなど動物たちのミイラが見つかっている。

母や妻の名前を刻んだヒエログリフも…

夫婦
色鮮やかな装飾がはっきりと残る

 

 付近で発掘調査を続けていたエジプト考古省は今月14日、「ワフティー(Wahtye)」という名を持つ王家に近い高位の神官の墓を発見した。墓は2層構造になっていて、上層階にはワフティーとその妻子ら24体の立像が壁のくぼみに収められていて、その下の階からは31の像が見つかっている。

 

 いずれの像も人間や古代の神々の姿を模していて、等身大のものもあれば、高さ1メートル未満のものもあり、色鮮やかな装飾が残っていて非常に保存状態がいい。

 

 また、地下には「シャフト」と呼ばれる5つの隠し部屋も見つかっており、そのひとつは「ワフティー」本人のミイラが納められた石棺や副葬品がある可能性が高く、現在も慎重に発掘が進められている。

 

 墓の内部の壁面には、ワフティーの母親で豊穣の神の名前を意味する「メリット・ミーン(Merit Meen)」や、妻の「ニン・ウィニット・プター(Nin Winit Ptah)」の名前を刻んだヒエログリフも見つかっているという。

 

墓へ
墓への入り口(Ministry of Antiquities وزارة الآثار)
墓

 

 


「隠された地震」の怖さ

2019-01-03 06:21:26 | 日記

次は南海トラフではない? 「隠された地震」の怖さ 2019年に危ないのはのはどこか

 

北海道胆振東部地震の影響であちこちで山肌が崩れた=2018年9月6日、北海道厚真町 (c)朝日新聞社

北海道胆振東部地震の影響であちこちで山肌が崩れた=2018年9月6日、北海道厚真町 

 

政府の地震本部が発表した地震動予測地図。今後30年間に震度6弱以上の揺れが予想されている(作成/地震本部)

政府の地震本部が発表した地震動予測地図。今後30年間に震度6弱以上の揺れが予想されている(作成/地震本部)

 2018年の世相を表す漢字は「災」。大阪北部地震や北海道胆振東部地震のほか、西日本の広い範囲を襲った西日本豪雨など、日本中で災害が相次いだ1年だった。

【政府が発表した地震予測地図】

 近年は自然災害が相次いでいて、その範囲も日本各地に広がっている。では、2019年以降はどのような災害が予想されているのか。

 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)によると、今後30年以内にマグニチュード(M)8~9クラスの巨大地震が起こる確率は、静岡県から九州沖合にかけての南海トラフ沿いが70~80%と予測されている。

 さらに、北海道東部の千島海溝沿いを震源とする巨大地震も警戒されている。地震本部が昨年6月に発表した「全国地震動予測地図」の最新版によると、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は、釧路市で約70%、根室市で約80%となっている。

 だが、「次の巨大地震はどこか」となると、警戒すべきは南海トラフや千島海溝沿いだけではない。東京大学地震研究所の古村孝志教授は、こう話す。

「南海トラフ地震はおおむね100~200年の間隔で繰り返し発生していて、前回は1944年の昭和東南海地震と46年の昭和南海地震が該当します。一方、その前後では43年の鳥取地震や長野地震、45年の三河地震など、内陸部を含む複数の地域でM7クラスの地震が頻発しています。南海トラフや千島海溝沿いの地震の確率が高まっている今の日本は、日本海側や内陸部であっても、いつM7クラスの地震が起きてもおかしくありません」

 鳥取地震の死者・行方不明者は1083人、三河地震は2306人。ところが、戦争中の地震は情報統制で十分な調査が行われず、これらの地震は現在でもわかっていないことが多い。昭和東南海地震と同様に「隠された地震」と呼ばれているが、海溝型の巨大地震の前後に直下型の地震が頻発していたことは、歴史の教訓として知っておく必要がある。

 さらに、昨年発生した2つの地震にも学ばなければならない。大阪北部地震では、高槻市の小学校に設置されていたブロック塀が倒れ、小学4年生の女児が死亡した。ブロック塀についてはかねてから専門家から危険性が指摘されていたものだ。78年の宮城県沖地震では、死者28人のうち18人がブロック塀などの倒壊で犠牲になり、子供が多かった。その後に法改正があり、宮城県では生け垣に変更するなど対策が進んだが、全国には広まっていなかった。

 北海道胆振東部地震では41人の死者が出たが、大半が大規模な土砂崩れの犠牲となった。被害の多かった北海道厚真町では、住宅近くの「土砂災害危険箇所」の43カ所で土砂崩れが発生し、うち22カ所が「土砂災害警戒区域」に指定されていたなかった。指定が進んでいれば、被害が軽減されている可能性もあった。自分が住んでいる地域で、きちんと対策が取られているかをまず知ることが必要だ。

 では、いつ起こるかわからない地震に対して、どのような対策をすべきか。

「まずは震度6強程度の強い揺れでも建物が倒壊しないように建物を強くすること。震度7で建物が倒壊したとしても、完全に潰れず空間があれば命は助かります。耐震基準が高まっているので揺れに強い建物は増えていますが、室内の家具の転倒防止策を取っていない人は今でも多い。
そのための対策もしておかなければなりません」(古村教授)

 家具の壁固定や転倒防止のストッパーを付けることは地震対策の基本中の基本だ。だが、現在でも地震のケガの原因は約30~50%が家具類の転倒や落下によるものだ。すべての家具に対策できなくとも、居間や寝室など生活の中心となる場所だけでも効果は大きい。地震によるケガがなくても、家具の転倒で出口がふさがれたら避難できない可能性もある。火事が発生すれば逃げ場もない。耐震性が高い建物に住んでいても、家具が固定されていなければ意味がないのだ。

「地震対策というと水や食料の確保を重視する人がいますが、家を強くすること、家具の固定で身の安全と逃げ道を確保できるようにしておくことの方がより大切です。都市部で大きな地震が起きれば、救急車や消防車は圧倒的に足りない。まずは自助努力でできることを確実に対策しておきましょう」

 地震大国の日本では、どこで大地震が起きてもおかしくない。新しい年のスタートに、まずは災害への備えを十分にしておきたい。