今年の漢字は「災」 清水寺で漢検が発表
1年の世相を表す「今年の漢字」に「災」が選ばれた。京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。応募総数19万3214票のうち、2万858票を集めた。
「今年の漢字」23年の歴史
今年の漢字は1995年に始まり、24回目。森清範貫主が奥の院の舞台で、大型和紙に力強く揮毫(きごう)した。
「災」が選ばれたのは2004年以来14年ぶり2回目。応募者が選んだ理由としては、北海道や大阪府北部の地震、西日本豪雨や台風、記録的猛暑などが挙げられた。来年に新元号を迎えることから、災害の被害減少を願う声も多かったという。
2位は「平」で1万6117票、3位は「終」で1万1013票だった。
昨年は、度重なる北朝鮮のミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨などを反映し、「北」が選ばれた。金融機関の経営破綻が続出した1997年は「倒」、東日本大震災があった2011年は「絆」だった。
来年はどうなるのか?猪突猛進