JR九州は7/14にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●荒尾発2105の快速鳥栖行を普通に格下げる。これに伴い荒尾と大牟田の発車時刻を5分繰り上げる。
●添田発717の快速小倉行を添田から香春まで各駅に停車させる。
●久留米発1632の八代行を2分繰下げ、久大本線への接続を確保する。また、久留米発1557のうきは行を7分繰下げ、鹿児島本線からの接続を確保する。
●博多発1603(鳥栖始発)の小倉行と小倉発1743の大牟田行を6両から9両に増結する。
●鳥栖発718の肥前山口行を佐賀までで停車時間に余裕を持たせ、佐賀以西で4分繰り下げる。これに伴い、その折返し列車などの時刻を繰り下げる。
●大分発1048の幸崎行を1055発に繰り下げ、中津発普通列車から接続させる。
●大分発2055の佐伯行を23分、2113の幸崎行を6分繰上げ、運転間隔を平準化させる。
●大分発1945の日田行を向之原行、2015の向之原行を日田行にすることで由布院方面への運転間隔を平準化させる。また、日田発1905の大分行を14分繰り下げる。
●久大本線、光岡~日田間の運転再開に伴い、『ゆふいんの森』『ゆふ』の久留米経由での運転を再開する。
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久大本線の全線開通に伴うダイヤ改正、3月改正で減便になった部分の復活もあると思われたが、列車の増発はなく、鹿児島本線1往復の増結にとどまった。
まず、荒尾発21時台の上り快速は普通に格下げ、このことで快速通過駅における1時間半のブランクをなくし、21時台から22時台の1時間ブランクとする。ちなみに快速鳥栖行となっているのは、荒尾始発でデータイムの熊本発区間快速のような各駅停車区間がないからだ。博多側からの設定もないレアな『快速鳥栖行』だが、4か月足らずで姿を消すこととなる。荒尾発時刻は5分繰り上げるものの、熊本方面からの接続時間は12分から7分になるだけだ。
日田彦山線の快速は、西添田、池尻、一本松に停まるように、これで通過駅は採銅所と呼野だけという区間快速に近い状態になった。設定当初は田川伊田を香春と石原町しか停車せず、南小倉すら通過していた朝上りの快速、去年の改正で石原町から先が各駅停車に、今回の改正では田川の方も各駅停車となった。新たに停車する駅のうち、一本松は田川高校への通学需要があるのか香春、石田町以上に利用客がいるからな。通過するのは峠を挟んだ2駅、呼野はともかく採銅所の利用客数が、池尻や西添田を上回ることを考えると、次回の改正では各駅停車になりそうだ。
鹿児島本線の小倉口では1743発の区間快速大牟田行(福間~久留米間快速)を9両化させることで混雑緩和。12分前に快速荒木行が出たのに、そんなに混雑するのかなという印象。それとも博多発1905で混雑緩和を図るのだろうか。長崎本線普通については、神崎などでの学生利用が多いから乗降時間を確保したもの、折り返しのスジも変更するって余裕がないのだな。
久大本線については、庄内以西の運転間隔の平準化、と同時に由布院から先への終電を2015発へと30分繰り下げる。まぁ日田へは21時過ぎまでバスがあるからな。そのバスに乗っても高速日田到着は、終電が日田に着くのと同じだし。高速日田と日田駅では数キロ離れているけど。
『ゆふ5号』は、豪雨災害前は博多発1730だったが、復旧後は1836と1時間強繰り下がっている。これに伴い久留米で接続する新幹線も『つばめ』から新大阪発1608の『さくら』に変わって、本州からうきは、日田方面への利便性が向上している。上りについても、『ゆふ6号』がおよそ40分繰り下がっている。それに伴い、最終『みずほ』への乗り継ぎができなくなっている。関西への最終は、日田1826の普通ということになるけど、それなら1804の『ゆふいんの森』に乗って博多で『みずほ』などに乗り継いだ方がいいだろう。
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