しーさるの鉄日記

埼京線ATACS導入


JR東日本では、2017年秋を目途に無線式列車制御システム(ATACS)を埼京線(池袋~大宮間)に導入することを発表した。ATACSは、列車が軌道回路を使わずに地上子と速度計から位置を把握、その位置を地上装置経由で他列車に伝え、ブレーキ制御を行なうシステムで、仙石線では2年間運用されている。

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一部列車だが比較的遅延の多い路線のATACS導入、ATACSの導入で遅延が減るといいのだけど、遅延の要因となっているところが、池袋以南の湘南新宿ライン供用区間とか大宮以西の単線区間といったATACSと関係ないところで。

でも、少しはダイヤ回復には役立つかもしれない。戸田公園での制限によるタイムロスがなくなったり、遅延した快速を待避してから普通が発車するまでの時間を短縮するとか。現状の信号システムだと、どんなに遅延しても快速通過後の1分後に普通発車だが、快速が1キロ以上先を走っているなら40秒で発車してほしいところだ。当然ながら、それは遅延している時の話で、定時ダイヤだったら1分でいいのだけど。赤羽などで時々見られる列車渋滞はどうなるのだろうか。遅延時の列車同士間隔が現状よりどれくらい短縮するか気になるところだ。

ATACS導入と同時に、駅の発車票はフルカラーLEDのものに更新されるかもしれない。今のLEDでは在線状況を把握するのは限界だろうし。一番理想的なのは愛知環状鉄道のように駅に行かずに在線状況を把握できること。埼京線は、数分遅れて運転したり、定時で運転したりマチマチだからな。

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