しーさるの鉄日記

東武のGWの日光臨


東武鉄道は、明日から運転する日光方面への臨時列車を発表した。

浅草発は809、908、東武日光発は1513、1727、途中、とうきょうスカイツリー、北千住、春日部、東武動物公園と南栗橋以北の急行停車駅に停車する。所要時間は約2時間だが、上り一本が2時間20分以上かかる。浅草発809と東武日光発1727には1819Fの6連が、浅草発908と東武日光発1513には6050系の4連が充当される。

また、下今市発1015と1714の鬼怒川公園行、鬼怒川公園発1225と1830の新栃木行も明日からのGWに運転を開始する。新栃木行については、下今市から先、新鹿沼のみ停車する。
これらの臨時列車の運転日は、明日、明後日と5/3~5/7になる。

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改正直後の臨時列車発表、臨時列車を設定することは薄々予感はしていたのだけどね。土休日上り普通で板倉東洋大前で不自然な長時間停車があるし。上りの6050を除いて、所要時間は2時間強の韋駄天っぷり、臨時スジにも関わらず特急待避もない。

停車駅は改正前の快速に南栗橋と栗橋を加えたもの、現行停車駅と比較すると、スカイツリーライン内では特急と停車駅が同じで、日光線内では急行と停車駅が同じとなる。イレギュラーな停車パターンということで、駅などの案内では臨時扱いになるだろうけど、北千住などでのLCD停車駅表示がどうなるか気になるところだ。毎週土日ぐらいの運転頻度だったら、快速急行種別を復活させても良さそうだけどね。

6050系は9日ぶりに南栗橋以南に戻ってくることに。でも、快速時代と違う4連での運用。定期列車との共通運用を考慮しているというのが大きいけど、6050の車両数が足りないのだろうな。1819Fを引っ張り出してきたくらいだし。

浅草発809の1819臨時は、『リバティけごん』の回送が出た後に4番線発に入線する。9分前は『きぬ』なので、東武日光行としては『けごん』から39分開く。北千住では2番線で4分停車している区急と緩急結合、その後も定期優等同様、草加、越谷、せんげん台で通常ダイヤなら空待避の定期列車を追い抜く。ちなみに、北千住を7分後に発車する急行は、南栗橋で急行東武日光行に接続するわけだが、それだと30分も到着が遅くなる。栗橋では下り宇都宮線からの接続を受けるが、新栃木までの客は先行の定期普通に乗る。また、宇都宮行へは2分乗り換えと微妙だ。栃木着は927、両毛線高崎行への接続時間は12分といいので、足利藤まつりへ行くのにも使える。下今市着は1004、臨時の鬼怒川公園行に11分で接続する。

浅草発908の6050臨時は、『リバティけごん・会津』が9時に出た後、4番線に入線する。この時間帯は、東北新幹線の東京駅のように営業列車が回送として引き上げたりするので、ダイヤが錯綜している。東武日光行は8分前にリバティ、22分後にスペーシアがあるので、利用率が気になるところだ。こちらも、草加、越谷、せんげん台で急行や区間準急を追い抜く。栗橋では宇都宮行に4分で接続するが、栃木ではタッチ差で両毛線に接続しない。下今市では新藤原行に12分接続して、会津田島まで乗り継ぐことができる。

東武日光発1513の6050臨時は、1456発と1523発の『けごん』に挟まれての設定、上り一番目の区間急行より18分早い設定となる。下今市では4分停車、新藤原発1436の普通から7分で接続することになるが、夏以降も設定となればSL『大樹』からも接続することになる。新鹿沼では10分停車して『スペーシアきぬ』と『けごん』の2重待避、その後も新栃木までスジが寝ており、数分余計にかかる。栗橋では、上野東京ラインに12分接続、北千住で日比谷線に乗り換えた方が16分も早く上野に着く。板倉東洋大前で定期普通を追い抜き、杉戸高野台でもメトロ車の中目黒行を追い抜く。東武動物公園と新栃木の間のスジを引けば、臨時スジの予想ができたのだな。とうきょうスカイツリーでは数分停車して、新鹿沼で追い抜かれた『けごん』折返しの『スカイツリーライナー』とすれ違い、浅草の4番線に到着する。

東武日光発1727の1819臨時は、『けごん』が出てから3分後の発車、1732発の最終区間急行の混雑を緩和させる。下今市では、会津田島発普通から接続、この普通は会津鉄道トロッコからの接続を受ける列車だ。栃木では、足利方面からの両毛線から5分接続、栗橋では湘南新宿ラインに接続するが乗り換え時間は2分しかない。春日部以南では直前を発車した『けごん』の20分後追い、北千住着は後続の区間急行を乗り継いだ時より26分早く着く。つまり、『けごん』と区間急行乗り継ぎの真ん中ぐらいの所要時間だ。

鬼怒川線臨時のうち、午前下りは先述の1819臨時の他に、『けごん9号』や東武日光発1003の普通からすぐに接続する。夕方下りは東武日光1655発下今市行から接続することで宿泊客需要を見込む。
鬼怒川公園発新栃木行は日光線内で急行と同じ停車駅になるが、鬼怒川線には急行が設定されてないので、臨時案内になるだろう。鬼怒川公園発1225は『リバティ』と『きぬ』の1時間ブランクの間に設定、新栃木で南栗橋行にすぐに接続するので、越谷まで『きぬ』から逃げ切ることができる。また、下今市では東武日光行に15分で接続する。鬼怒川公園発1830は鬼怒川温泉で12分停車して、夜割『きぬ』に接続、下今市では8分停車して先行の定期普通に追いつかないようにする。東武日光行へは16分接続だが時間帯的に需要は少ない。新栃木では南栗橋行に20分待ち、鬼怒川温泉から北千住までは3時間近くかかる。それなら、1,030円出して夜割『きぬ』で帰ってきた方がいい。

今回ギリギリで設定が発表された快速代行の臨時だが、今度の運転は秋の3連休になるのだろうか。6050が4連限定になったことで、改正前より輸送力がダウンしているから、運転頻度をたかめてほしいのだけどね。1819Fが老朽化したら、通勤車で置き換えるのだろうか。スカイツリートレインで置き換えても良さそうだけど、特急料金を取られそうだ。


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