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しーさるの鉄日記

JRグループ2018春改正(中国編)


JR西日本、中国エリアの改正概要は以下の通り。

★福山発642の快速『サンライナー』岡山行を7分繰上げ、635発に変更、中庄、庭瀬、北長瀬に停車させるとともに、4両編成から6両編成に変更する。
★岡山着746の『マリンライナー8号』を備前西市に停車させる。
★岡山着815の『マリンライナー10号』を5両から7両に増結する。
★データイムの福塩線において、万能倉折返し3往復のうち、2往復を廃止、代わりに府中までの直通列車1往復を新設し、運転間隔を概ね44分で揃える。

★岡山方面と広島方面を直通する列車のうち一部を、糸崎乗換に変更する。
★平日朝ラッシュ時の可部線広島方面の運転間隔を見直し、下祗園での16分ブランクを13分に短縮させる。

★新山口発17時10分の岩国行を4分繰下げ、山口発16時48分の山口線から接続させる。

★鳥取発1025の『とっとりライナー』を湖山と末垣に停車させる。
★土休日の山陰本線において、10時台の浜坂~鳥取間列車1往復を廃止する。また、米子発1008の倉吉行と倉吉発1140の米子行を廃止する。

★三江線において、三次発1411の口羽行と浜原発1708の江津行を1本化させ、三次発江津行の全線通しとする。また、江津発1234の浜原行と口羽発1517の三次行も一本化させ、江津発三次行の全線通しとする。

★浜田発1906の出雲市行を31分繰り上げて、浜田発1835に変更する。それに伴い仁万発1937の列車は42分繰下げの2019に変更して、順序を入れ替える。
★浜田発1928の江津行を新設する。
★浜田発2020の快速『アクアライナー』米子行を下府に停車させる。
★浜田発1923の益田行を新設する。それに伴い、浜田発2138の益田行は廃止する。

★山陰本線において、下関発727長門市行の小串での長時間停車をとりやめ、滝部の到着時間を20分繰上げ、通学の利便性を図る。

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JR西日本の中国エリアは、快速の停車駅追加や、普通列車の設定時間見直しがメインとなった。

まず、朝の『サンライナー』は倉敷~岡山間で各駅停車となる。現状の7時台倉敷発岡山方面を見ると、08山普、16伯普、23サン、29やく、32山普といった具合、16分ブランク後の32分の山陽線普通が混んでいると思われる。今回の改正では15分に各駅停車サンライナーを突っ込むから、16分の伯備線普通を繰り下げて、16分ブランクをなくすのではないかと。中庄の倉敷高校、川崎医大、清心女子高、庭瀬の中国学園大と通学需要があるから、快速の各駅停車化は妥当な判断だ。

備前西市には『マリンライナー2号』と『マリンライナー10号』が停車しているが、『マリンライナー8号』を新たに停車させる。739発の『マリンライナー』を停車させることで、732発の普通から756発の普通までの24分ブランクを17分に短縮、7時台の備前西市発は、22、32、39、56といった具合になる。備前西市はホーム有効長が6両分しかないので、7両の『マリンライナー8号』を停めることができなかったが、1番線ホームを児島寄りに延伸して停車が可能になった。また、備前西市に停車する『マリンライナー10号』を5両から7両に増結することも可能となった。岡山に8時15分に到着する列車の自由席が4両から6両になったのは大きい。備前西市駅周辺は市街地化が進んでおり、2015年度の乗車人員は1500人で2001年の倍以上、前年度と比較しても1割以上増加している。早島を上回り、大元に近づいているものの、山陽本線の駅や妹尾や茶屋町と比べると半分以下である。

福塩南線は、データイム1往復削減しながらも、万能倉から府中で1時間近くあった待ち時間をなくすことに。パターン化して、交換駅を神辺、新市に固定したせいなのだろうか、福山から府中までの所要時間が41分と1分短縮している列車も結構ある。福塩線は交換駅のバランス的に40分サイクルにすることができないのね。105系を227系に置き換えれば、加速度も減速度も高くなるからできそうな気がするのだけど。11時台の府中行は福山発を15分から26分に繰下げ、このことで現行より27分遅い『さくら551号』からの乗換が可能に、三次行の時刻を変更しなければ、府中での接続時間も35分から25分へと短縮される。

広島都市圏については、朝の可部線の運転間隔見直しのみ。227系限定運用で可能になったのだろうか。糸崎分断も227系の運用の兼ね合いでなったのだろう。リリースでは広島での遅れを岡山まで持ち込みたくない感じで書いてあるけど。

10時台の鳥取発『とっとりライナー』は、青谷まで各駅停車に変更する。34分の普通を吸収廃止すると思ったら、廃止するのはその接続相手の米子行だった。土休日のみだけど。米子発1008の倉吉方面普通は土休日のみ廃止に、1047に『とっとりライナー』があるが、東山公園、名和、中山口、八橋、下北条は2時間空きになる。11時台の倉吉発米子方面を見ると、1107に『とっとりライナー』があるが先述の鳥取行より停車駅が少ないので、中山口~淀江の間全駅で2時間近いブランクになる。停車駅を追加する可能性もなくはないが。10時台の鳥取~浜坂間列車廃止は、香住・豊岡方面との接続がないから利用率が低いのか。浜坂行は鳥取で『スーパーはくと1号』からの接続を受けるのにね。

三江線は、廃止を2週間後に控えての全線通し運転列車の増発となる。このことで昼間の一部列車に集中している混雑を分散させる。おととし一部区間が廃止になった留萌本線は廃止12日前から臨時快速を運転したが、今回の三江線は改正に合わせての定期列車の増発となる。三江線の廃止日は日曜日、それも18きっぷシーズンである。そのことから3両つなげても乗り切れない可能性が大きい。春休みだけでも臨時が欲しいところだが、交換設備を考えると、さらなる臨時の設定は難しい。今改正で全線通しとなる江津行は口羽で16分、浜原で1時間以上停車することになる。三次行は石見川本での停車時間を17分から12分に削るくらいだから、長時間停車はない。よって多客で時間通りに三次には着かないのではないかと思う。

山陰本線の浜田口は夜時間帯を中心に見直しをすることに。まず仁万始発1934の出雲市行を浜田始発1835に変更、代わりに浜田発1906を仁万始発に変更する。これでは浜田発19時台の列車がなくなるので1928の江津行を増発する。江津行を10分繰上げるか仁万始発を10分繰り下げれば、浜田発江津行と仁万発出雲市行を浜田発出雲市行にできるのだけど、そこまで浜田圏域と大田圏域の流動がないということなのだろう。江津市と邑智郡を結ぶ三江線の利用客は少ないし。浜田発から仁万始発に変更となる列車は、益田からの直通列車だけど、改正後は江津行になって直通するのだろうか。20時代の上り『アクアライナー』は下府に停車するように、2時間近いブランクをなくすことになる。下府ってこの辺の特急通過駅の中でも比較的利用者が多いのね。乗車人員は温泉津を少し上回っているし。駅近くにコンビニとパン屋がある時点で、それなりに利用者はあると思っていたけど。
浜田発益田行は19時台に新設され、21時台が廃止されることになった。21時台は出雲市からの普通の接続を受けているが利用率が低かったのだろう。でも、新設の19時台は出雲市方面からの接続が1時間待ちの特急のみだけど。浜田~益田間での通学流動があるのだろう。新設列車の益田着は2010、津和野行最終までは49分あるが、次の益田行でも間に合う。浜田以西の駅降りは済んでいないから、この列車は使えそうだけど、6月~8月ぐらいでないと暗い中での駅降りになってしまう。
三江線が廃止になる4月以降はキハ120が余るのだけど、キハ40・47の運用を置き換えるか気になるところだ。

山陰本線の下関口は、小串駅最寄の響高校が滝部駅最寄の豊北高校に合併して下関北高校になるのに伴う時刻変更、響高校の1年生、2年生は引き続き小串駅を使うわけだが、2年後には小串駅への通学需要はなくなることになる。

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