京王の2022年3月ダイヤ改正、平日夕方は、調布での特急と相模原線各駅停車の接続時間を短縮させることになった。また、相模原線特急は調布での停車時間を短縮して、時間短縮させた。
17時台~19時台までは、毎時4~6本ある特急八王子行の停車駅に笹塚、千歳烏山を追加する。停車駅が増えたものの、元々密集したダイヤなので、調布発着は改正前と同じ、府中での停車時間を見直し、その先の時刻は繰り上げている。準特急橋本行と特急八王子行が続行している場合、準特急でないと千歳烏山で各停に乗り継げなかったのが、後続の特急でも各停に乗り継げるようになる。新線新宿発は17時01分発の区間急行が03分発の快速になるくらいで、時刻修正に留まっている。
新宿発20時12分、32分、52分、21時12分の特急八王子行は急行に格下げとする。それに伴い、4分繰上げとなり、相模原線特急のすぐ前を先行するようになる。相模原特急は急行に詰まり遅くなるが、調布で後続の特急八王子行との待ち合わせによる3分停車が解消し、相模原線内は1分ほど時刻が繰上げとなる。都営線から相模原線への20分毎の急行は区間急行に格下げ、新線新宿発の最終急行が21時51分だったのが19時52分に繰上げとなる。
新宿発21時台後半の優等は40準八 49準橋 52化特山 だったのが、46化急八 49特橋だけになる。40分発の準特急が廃止となり、52分の高幡不動で各停に化ける特急が6分繰上げて、高幡不動で各停に化ける急行に格下げとなった形だ。新宿発は6分繰上げだが、笹塚、桜上水、千歳烏山、つつじヶ丘に停車するようになったので、調布から先は2分繰上げとなる。
22時台は、28分と39分の化け急行橋本行を区間急行橋本行に格下げさせて、相模原線内を各駅に停車させる。23時台の変化はあまりなく、24時台は11分の区間急行多摩センダー行は快速に格下げとなる。このことで下高井戸、八幡山へは新線新宿発24時16分の各停若葉台行を使う必要がなくなる。都営新宿線からの直通は、本八幡発21時31分、新宿発22時13分を廃止する。それに伴い前2本は3分繰下げ、22時21分発は18分発に繰り上げる。つまり58区 06笹 13笹 21笹だったのを01区 09笹 18笹に変更する。笹塚での接続を見ると、区急は特急への接続が消滅、09は急行への接続が微妙になる。
相模原線の調布発は、改正前は18時台から22時台前半まで01急 06区 10準 15各となっていたのが、改正後は18時台から20時台前半までが00各 07特 10区 17急に、20時台後半から21時台前半までが08区 11特 19区となる。急行と(準)特急は、特急八王子行からの接続を止めて、調布発を4~5分繰上げる。逆に、区間急行と各停は4~5分繰下げて、各停高尾山口行からの接続を特急八王子行からの接続にする。リリースでは、新宿から特急通過駅への時間短縮を謳っているが、本当の狙いは、20分サイクルに特橋、急橋、特八+各橋×2を設定することで、新宿~多摩センター間の有効本数を増やすことではないかと思う。新宿発の特急、09分の橋本行は勿論、01分、12分の八王子行に乗っても多摩センダーには先着する形で。欲を言えば、笹塚で急行橋本行から特急八王子行に接続すれば、都営方面から相模原線の急行通過駅へ便利になると思うのだけど。
20時台後半から21時台前半までの優等は、改正前は準特急と急行合わせて毎時6本だったのが、改正後は特急だけの毎時3本となる。各駅停車がなくなった分、急行が区間急行に格下げすることでフォローする形だ。20時台前半と比べると、特急が4分繰下げになったため、区間急行は特急橋本行を待たずに3分繰上げという改正前のような状況に、急行繰下げの区間急行も2分繰上げとなる。特急橋本行は3分前の区間急行を多摩センターまで後追いするため、調布から多摩センターまで15分と20時台までに比べて3分ほど遅い。調布発31分の特急は、多摩センターで各停に化けて、新宿を11分後に出た京王ライナーに追い抜かれる。51分発は橋本まで特急で走るので京王ライナーから逃げ切る。
土休日夕方は毎時38分発の特急八王子行の停車駅に笹塚、千歳烏山を追加する。所要時間はほぼ変わらない。また、新宿発で21時30分前後から23時過ぎにかけての快速橋本行7本を区間急行に格上げする。このことで、八幡山での待避をなくす。その後の区間急行4本は逆に快速に格下げする。4本とも八幡山での待避はないので、所要時間は変わらない。
相模原線上り夕方は、京王多摩センター発17時31分の急行本八幡行を廃止して、橋本発17時03分の快速新宿行を新設する。夜間時間帯は、橋本発20時10分の快速つつじヶ丘行を廃止に、それに伴い、20時13分発の急行本八幡行を、20時09分発の区間急行本八幡行へと、時刻繰上げと格下げを行なう。多摩センター発で21時台は、急行6本、快速6本の計12本(うち2本始発)あったのを、急行1本、区急2本、快速2本、各停4本の計9本に減らす。全体的に本数は減るが、急行通過駅での停車本数は6本から8本に増える。22時台は、急行3本、区急1本、快速4本の計8本あったのを区急2本、快速3本、各停若葉台行1本の計6本とする。若葉台から先は快速つつじヶ丘行が純減、急行3本が相模原線内格下げになったような形だ。橋本発23時00分の各駅停若葉台行は多摩センター発23時10分の各停新宿行と統合した上で、桜上水行に短縮変更する。また、橋本発23時24分の新線新宿行も桜上水行に短縮変更する。23時00分は2分後に急行、23時24分は10分後に新線新宿行最終があるから、削減しても構わないということなのだろう。この区間廃止で、井の頭線の24時13分の渋谷行最終に接続する各停が明大前着24時09分から24時00分に繰り上がる。但し、下北沢や渋谷は新線新宿行最終で小田急、JRに乗り継げば行くことはできる。
都営新宿線では、東行が笹塚発19時04分の本八幡行を廃止する。このことで5分間隔の時間帯が、新宿発18時21分から19時26分までだったのが、19時01分までと縮小、19時台前半も6~7分の運転間隔になる。笹塚発21時56分の本八幡行も廃止に、6分間隔だったのが7分間隔に拡大するところが出てくる。京王線からの直通は、22時台急行3本、23時台急行2本あったが、改正後は、急行は22時06分だけ、後は区急2本、快速1本となり、22時16分発は笹塚始発となっている。
笹塚発23時40分の本八幡行最終は39分の瑞江行に短縮変更、篠﨑、本八幡への最終は笹塚発23時31分へと8分繰り上げとなる。ただ本八幡へは、笹塚発24時04分の岩本町行最終から、新宿で中央線快速最終に乗り継げば、御茶ノ水で津田沼行最終は追いつく。岩本町からの秋葉原発総武線への5分乗換は厳しいけど。
動物園線については、土休日ダイヤにおいて、高幡不動発で10時台及び14時台~15時半過ぎまでだった12分間隔を、9時44分から17時44分に拡大する。本数が増えるのはいいけど、20分サイクルベースとの京王特急からの接続が悪いケースが出てくる。新宿からの特急を見ると、33分着は高幡不動に着く前に動物園線発車、43分着は1分乗換でホーム別で無理、54分着はも2分乗換で家族連れには厳しいところだ。よって、多摩動物公園エリア「キッズパークたまどう」へのお出かけには、新宿発30分、40分、50分の特急がお勧めだ。
12分間隔が終わった後も、21時台まで15分前後、35分、55分となっていた発車時刻を18時40分から23時20分までの20分ヘッドで揃える。このことで、京王ライナーに抜かれて高幡不動着が33分になった特急から接続させる。
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