阪神、阪急、京阪では10/1に一部駅の駅名を改称することを発表した。
★阪神
梅田→大阪梅田 鳴尾→鳴尾・武庫川女子大前
★阪急
梅田→大阪梅田 石橋→石橋阪大前 河原町→京都河原町
★京阪
深草→龍谷大学前深草 八幡市→石清水八幡宮
★京阪男山ケーブル→石清水八幡宮参道ケーブル
八幡市→ケーブル八幡宮口 男山山上→ケーブル八幡宮山上
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会社関係なく駅名を改称することになった関西民鉄3社、10月1日ということから、消費税率アップに伴う運賃表更新に合わせたと思われる。改称する9駅のうち、3駅はターミナル駅をわかりやすくしたもの、3駅は大学名を付けたもの、3駅は石清水八幡宮関係となっている。
大阪梅田、京都河原町はターミナルをわかりやすくしたもので、2013年(阪神は2014年)に三宮を神戸三宮に改称したのに次いでということになる。昔から一貫してきた梅田も、インバウンド客に対応するため、折れて改称したという感じがする。外国人を含め他所からの観光客が増えたといえば、1970年の万国博があったのだけど、その時は改称の話はなかったのだろうか。大阪梅田はJRとの乗換えを考えるとわかりやすいが、京都河原町で同じことを考えるとえらい目に遭う。その辺も考慮した方が良かったのではないかと思う。地下鉄については、梅田の駅名を維持することに。2025の万博の時はどうなるか気になるところだ。
末端駅の駅名改称ということで、方向幕の対応が大変そう。阪急も阪神もLEDリニューアル車がそんなに多くないというのに。山陽も他社の改称で5000系の幕を対応させることになるのだな。改称発表のタイミングが早ければ、幕をLED改造する手もあっただろうに。
大学のための改称が今回が初めてというのは意外だった。関大前は開設当初から関大前だし、近鉄大阪線の長瀬(近畿大学前)は副駅名だし。鳴尾・武庫川女子大前駅と武庫川駅が間違われないかちょっと心配。石橋駅は大阪大学豊中キャンパスが近いことからの改称、石橋阪大前駅に改称することで、吹田キャンパス(最寄り:大阪モノレール阪大病院前駅)、箕面キャンパス(最寄り:北大阪急行箕面船場阪大前)とともに大阪大学の3キャンパス最寄り駅が阪大と付くことになる。会社を跨いで学校の名前が付くケースは珍しい。龍谷大学前深草は名前の通り、龍谷大学の深草キャンパスに近いための改称、京都市内で学校の名前が付くには叡山電鉄の京都精華大前に次いで2駅目、京都は学校が多いイメージがあるのだけに2駅しかないのは意外な気がする。
石清水八幡宮関連についてはケーブルも含めて改称となる。現状だと京阪本線もケーブルも同じ八幡市を使っているが、改称後は別々の駅名となる。それぞれの駅舎は別々だから、近鉄の生駒駅と鳥居前駅のような感じになるのだろう。八幡宮が強調される一方、長く使われた男山の名前は路線名からも駅名からも消えることになる。男山は、南側にある団地としての知名度の方が高くて、八幡宮のある山としての認識はそれほどでないということなのだろうか。
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