
音羽蒲郡インターをオーバークロスし、東名高速と並行するようになると相対式の名電長沢に到着する。名古屋寄りにホーム別の駅舎、上りホームのすぐ裏側は東名高速の橋脚になっている。駅前を交差する通りは国道1号の方へ向かって緩い下り坂になっている。周辺は山に挟まれたところで閑散としている。
谷は狭くなり、国道1号線と並行しながらカーブを蛇行する。谷が広がり高架に上がると、2面4線の本宿に到着する。ここで普通は急行と緩急結合する。下り普通においては10分停車し、急行2本と接続する。出口は国道1号線が走る西側のみ、国道と高架に挟まれた所にバスやタクシののりばが整備されている。国道の西側の街に行くには地下道で国道をアンダークロスしなければならない。また東側へも少し遠回りする必要がある。駅周辺は整備されており、宿場町らしさを残すのは地下道の古地図だけである。
本宿を出るとすぐに東名高速と分かれ、高架から降りる。R400の右カーブを過ぎると相対式の名電山中に到着する。ホーム別駅舎は名古屋寄り、下りホーム駅舎の前はそれなりに広く、自転車が数十台駐輪してあった。上りホームの裏側は山になっているが、周辺は住宅街である。
右手に舞木検査場を見ながら勾配を下りると、国道1号線をアンダークロス。周辺が開けると相対式の藤川に到着する。駅舎はほぼ名古屋寄り、下りホームの裏側に駐輪場が整備されている。駅の南の岡崎東高校、駅の北の山の上にある愛知産業大学と駅周辺は学校が多く、学生の姿が結構見られる。駅の名古屋寄りにある踏切は小さく、車1台通るのがやっとである。
国道1号線と離れ、新興住宅街の中を走るようになると2面4線の橋上駅、美合に到着する。データイムはここで豊橋行急行と普通が緩急結合する。橋上駅だが出口は東側のみ、100円ショップなどが入居する2階建ての小さい駅ビルと直結している。駅ビルの両脇は駐車場やバスのりば、岡崎のベッドタウンのためか周辺はマンションが目立つ。駅はバリアフリー工事中で、ホームや駅舎には仮囲いが建っていた。
男川は緩いカーブ上にある相対式、ホーム別の駅舎は名古屋寄りにある。名古屋寄りには線路をまたぐ踏切がなく、代わりに地下道が整備されている。ここも岡崎のベッドタウンのためか、下りホームの裏側には大きめのマンションが数棟建っている。そのため、ラッシュ時には急行が数本停車するようになった。また岡崎商業高校が近いため、学生の姿を結構みかける。東岡崎返しの普通を美合まで延長してほしいところである。