しーさるの鉄日記

駅降り行動(因美線津山口)と新幹線遅延


中国の山の中での駅降り、最終日は因美線の岡山県内の駅を乗り降りすることになった。駅降りした順序は以下の通り。数字は津山からの駅数。

2高野(歩)3美作滝尾-7美作河井(歩)6知和-4三浦(バス)5美作加茂

高野は智頭に向かって右片面、以前は相対式だったが、左線路の本線と繋がる部分が撤去された。駅舎そのものは1928年の開業の時から使われているが、外壁や内装は新しい資材で改修されている。そのため、待合室は昨日巡った駅に比べて殺風景な感じがする。津山の市街地の続きなので、駅周辺は民家が密集している。

美作滝尾は左片面、ここも開業当初からの木造駅舎だが、高野のように手は改修されておらず、昔の面影を残している。そのため、男はつらいよ48作目「寅次郎紅の花」のロケ地に使われ、駅前にはその碑がある。また、木造駅舎にはポスターが貼られ、待合室にはロケの時の写真が展示してある。

三浦は右片面の狭いホーム、この辺では少数派の駅舎のない駅だ。出口はホーム中ほどの待合室近くの他に、津山寄りホーム端にも小さなものがある。駅は山の中腹にあるので、県道よりは高く、集落よりは低い所にある。智頭寄りは築堤になっている。

美作加茂は相対式、両ホームは智頭寄りの構内踏切で結ばれている。また、津山寄りで横取線が分岐しており、貨物ホーム跡に面している。駅舎は2003年に改築されたもの、待合室は黒タイルの上に畳敷きのベンチが置かれ、その周りにはSLなどの写真が飾られている。委託職員による窓口業務は、6時半~9時半、15時~18時まで行なわれるが、日曜日はお休みだ。駅は川向うの町の中心から1キロ以上離れている。もう少し北に作れば良かったのだが、山と加茂川に挟まれてスペースがなかったのだろう。

知和は左片面、駅舎はホームから少し離れた時にあるが、開業当初から棒線構造になっている。ここも開業当初から使われている木造駅舎、無人駅だが事務室の中を見るとまだ誰かが使っている感じがした。木製の改札も撤去されることなく残っている。県道には面しておらず、緩い上り坂を100mくらい上がったところになる。

美作河井は左片面、以前は島式だったが、左側の線路の一部が撤去され使われなくなった。その横には使われてない側線がある。津山寄りには除雪車用の転車台跡があるが、線路を挟んだ先なので近づくことはできない。駅舎は津山寄り左側、構内踏切跡を渡ったところにある。開業当初からの木造駅舎、無人駅だが事務室はまだ使われている感じがする。駅は県道から橋を渡って、200mほど上ったところにある。市営阿波バスは県道沿いの山下バス停に停車するが、列車との接続がいい便はこの道を通って、駅前に直接乗り入れる。

因美線、芸備線の駅を乗り降りすることで岡山県内全駅の駅降りは終了、全駅の駅降りの駅降りが終わってないのは、北海道、青森、秋田、岩手、福島、広島、山口、大分、熊本、宮崎、鹿児島の11道県となった。3月開業した新駅も入れると、静岡、愛媛が加わるわけだが。

美作加茂からは津山に戻らず、鳥取県に入り、智頭へ抜ける。智頭着12時43分、乗り継ぎのスーパーはくとまで40分も時間があるので、駅前でホルモン焼きそばを食べた。智頭急行の窓口で、上郡までの特急券と乗車券を買おうとしたら、特急券と一日乗車券が出てきた。片道だけで元が取れるのか。とはいえ、疲れていたので、智頭急行の途中下車をする気が起きなかった。4連休最終日とあってか「スーパーはくと」自由席の窓側はほとんどが埋まっていた。

上郡着14時00分、ここで6分接続の山陽本線相生行は、中庄~庭瀬での接触事故で13時前まで運転見合わせとなっていたため、15分の遅れが発生していた。そのため、相生での姫路行への接続はなくなり、姫路着は30分遅れの見込みとなった。それにも関わらず、焦りはなかった。というのも、姫路から乗る「のぞみ」も静岡県内での大雨の影響で30分遅れとなっていたのだ。

山陽本線上郡、網干方面普通から新幹線への接続を見ると、姫路着39分は14分接続で東京行「のぞみ」に乗り継げるが、09分は20分接続で新大阪行「こだま」への乗り継ぎとなり、新大阪から先の乗り継ぎ相手は次の姫路停車「のぞみ」となる。つまり有効本数は毎時1本となる。ケチって、隣のホームの新快速に乗ると、新大阪での姫路停車「のぞみ」の乗り換え時間は5分となるが、定時で到着すればできなくはない乗り換えだ。

ともあれ、15時24分、予定より31分遅れで姫路を発車した。その後は順調に走っていたが、静岡の手前で変電所の点検とかで一旦停止、遅延は36分に拡大した。三島を40分遅れで通過、新丹那トンネルを通過後、来宮付近で8分ほど停車して、熱海通過時は53分遅れに拡大した。小田原の手前でも2回停車、熱海から小田原まで所定6分のところを23分かかり、遅れは70分以上に拡大した。小田原を通過したからは15分ほどで新横浜の手前まで来て一旦停止、新横浜着は76分遅れの18時51分となった。新横浜を出た後も順調に走ったが、東京駅満線で西大井の先で10分以上足止め、品川着は90分遅れの19時16分となった。所定だと三島から品川まで35分くらいだが、東京駅の入線待ちで84分と50分以上余計にかかったことになる。20本くらい渋滞していたことを考えると妥当な所要時間か。全てN700系(N700S充当の臨時は運休)であることを考えると、3分毎でのやり繰りはできなくないけど、清掃や乗務員のやり繰りもあるからな。乗っていた「のぞみ」は品川で捨てたが、在線状況から推測して東京駅には94分遅れで到着した。

品川からは上野東京ライン(常磐線)に乗車、東京駅で「サフィール踊り子」に遭遇したので、撮影しまくって帰宅した。


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