しーさるの鉄日記

東急池上線(長原-蒲田)

長原は相対式ホームの地下駅、新玉川線開業の5年前に地下化された古くからの地下駅である。ホームの床は改装されておらず古さを否定できないが、壁や柱は新しい地下駅のように改装されている。荏原中延同様、地上にある駅舎は3階建てで系列ストアなどが入居、荏原中延は改札の右手1階がスーパーの入り口だったが、長原のスーパーは2階にある。

洗足池は築堤の上にある相対式、五反田寄りの上りホーム側に駅舎がある。下りホームからの構内通路に歴史を感じる。駅前は中原街道が通っており、洗足池に向かうには歩道橋を通らなければならない。駅舎はそれら歩道橋にさえぎられている。池上線のガードをくぐった先には商店街があった。

石川台は丘を抜けたところにある相対式、蒲田寄りは高めの築堤、五反田寄りの駅舎付近は地平、踏切の向こうは土地が上がって掘割になている。そのため側道は長い坂になっている。駅前を横切る商店街も緩い坂になっている。

雪が谷大塚は島式で蒲田寄りに大きめの橋上駅舎を持つ構造。橋上駅舎は2層、下層のコンコースにはドトールが入居、上層には系列のカルチャースクールになっている。東口は商店街、西口は中原街道に面しているものの、ロータリーなど乗り入れ設備はない。蒲田寄りの少し離れたところに検車区がある。

御嶽山は相対式、蒲田寄りで東海道新幹線、横須賀線・湘南新宿ラインがアンダークロスしており、ホームの端は渡りきったところにある。五反田寄りにある駅舎は上下別、改札内は結ばれていない。上りの駅舎は線路を横切る商店街に面する大きいものだが、下りの駅舎はホームの延長で側道に面している。時間帯のためか商店街の人通りは激しく、都内の駅前にしては珍しくジャスコがある。

久が原も上下別の改札をもつ相対式、上り駅舎の方が大きいのも御嶽山と同じである。下り改札はそれこそホームの壁の延長線という感じだが、商業施設「サミット」が下りホーム側にある。

千鳥町はカーブ上にある相対式。蒲田寄りに上下別の駅舎があり、ここも上り駅舎の方がメインで、下り駅舎ほホームの延長線である。駅舎の前の通りは斜めに横切っているので下り駅舎の方が蒲田寄りに出っ張っている。

進行方向を東に変えしばらく走ると、相対式の池上に到着。蒲田寄りには東急唯一の構内踏切があり、下りホーム側にある駅舎と上りホームを結んでいる。駅舎は古いコンクリ造り、駅前広場は大森方面などへ向かうバスターミナルになっているが、線と小さな棚で仕切られているだけである。商店街は駅の北側に並行するようにある。

右カーブで進行方向は南に変わる。蓮沼は五反田寄りに上下別の駅舎がある相対式。ここは下りホーム駅舎の方がメインである。駅舎は交通量の激しい車道に面しており、蒲田寄りにはマンションが建ち並んでいる。

蓮沼を出た池上線は左カーブで多摩川線に合流。低い高架に上がると、5面4線の頭端式ターミナル、蒲田に到着する。駅全体は大きな三角屋根で覆われている。改札を出ると、東急百貨店の3階につながっており、さらに進むとJRの橋上駅舎につながっている。

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